【2022年-2023年の戌の日カレンダー】戌の日とは? 安産祈願や腹帯について解説
妊娠5カ月を迎える頃、妊婦にとって大切なイベントの1つが戌の日の安産祈願です。戌の日は聞いたことがあっても、具体的な意味や何をする日なのか分からない人もいるのでは? 今回は、2022年4月から2023年3月の戌の日の日程とともに、戌の日の意味や当日おこなう内容などを解説します。
戌の日とは?
戌の日とは、12日ごとに訪れる日付の干支を指しています。カレンダーによっては、戌の日が記載されているものもあるでしょう。
戌の日は、妊婦にとって大切な日の1つです。妊娠5カ月を迎えた最初の戌の日には、神社や寺を訪れて安産祈願をする習慣が日本にはあります。
これは、動物の犬(戌)のお産が軽く、子沢山であるため、安産の守り神とされているためです。
戌の日の安産祈願でやること
戌の日は、安産祈願ができる神社や寺を訪れ、初穂料をおさめてからお祓いとご祈祷を受けるのが一般的です。その後、お祓いを済ませた腹帯などの授与品をいただきます。
この腹帯は、さらし帯である岩田帯をいただくことが多いです。戌の日には、この腹帯を巻いて安産祈願をするというのが、昔からの風習となっています。腹帯は、安産祈願だけはなく、大きくなってきたお腹を支えたり冷えから守ったりして、サポートすること役割もあります。
パンツタイプや腹巻タイプなど、普段使いしやすい腹帯も出ていますし、そういった帯を持参してご祈祷いただける神社やお寺もあります。事前にチェックしてみてください。
【2023年-2024年】戌の日カレンダー
2022年から2023年はじめにかけての戌の日カレンダーは次のとおりです。
2022年
<1月>9日(日)【赤口】:21日(金)【赤口】
<2月>2日(水)【友引】:14日(月)【友引】:26日(土)【友引】
<3月>10日(木)【先負】:22日(火)【先負】
<4月>3日(日)【大安】:15日(金)【大安】:27日(水)【大安】
<5月>9日(月)【赤口】:21日(土)【赤口】
<6月>2日(木)【友引】:14日(火)【友引】:26日(日)【友引】
<7月>8日(金)【先負】:20日(水)【先負】
<8月>1日(月)【仏滅】:13日(土)【仏滅】:25日(木)【仏滅】
<9月>6日(火)【赤口】:18日(日)【赤口】:30日(金)【先勝】
<10月>12日(水)【先勝】:24日(月)【先勝】
<11月>5日(土)【先負】:17日(木)【先負】:29日(火)【仏滅】
<12月>11日(日)【仏滅】:23日(金)【赤口】
2023年
<1月>4日(水)【赤口】:16日(月)【赤口】:28日(土)【先勝】
<2月>9日(木)【先勝】:21日(火)【先負】
<3月>5日(日)【先負】:17日(金)【先負】:29日(水)【先負】
土日祝日は混雑が予想できるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
戌の日が仏滅でも大丈夫?
日本人の多くが気にする、仏滅のお祝い事。結論から言うと、戌の日が仏滅でも大きな問題ありません。参拝や祭事と、大安や仏滅などを表す六曜は関係がないとされているからです。
そのため、仏滅に安産祈願をしても縁起が悪いことにはなりません。土日祝日しか都合が合わない家庭もあるため、その際は戌の日を優先して大丈夫です。
しかし、六曜を優先する家庭であれば仏滅を避けて大安の日に合わせましょう。
戌の日Q&A
戌の日にまつわる疑問点を、Q&A方式で解説します。詳しく知りたい場合は、参拝に訪れる神社や寺に直接問い合わせをしましょう。
Q.腹帯は事前に用意するの?
A.腹帯をいただける神社や寺が多い
腹帯は、ご祈祷を依頼するといただける神社や寺が多いです。ただ、腹帯をいただけない場合は事前に準備する必要があるため、直接問い合わせして確認しておきましょう。
ちなみに、腹帯は祈祷時に必ず着用しなければいけないものではありません。帰宅後、自宅で落ち着いて巻いてください。「戌の日に腹帯を巻くことが大切」だと認識しておきましょう。
Q.お参りに行く神社の選び方は?
A.安産祈願に人気の神社を選ぶ
都内で有名な安産祈願の神社は「水天宮」「子安神社」が挙げられます。都道府県ごとに、安産祈願に人気のある神社は存在しているので調べてみましょう。
また、交通の便が良く行きやすいところだと妊婦の負担が減ります。さらに、予約制で待ち時間がない神社もおすすめです。人気のある神社や寺は、戌の日は混雑するため体調など崩さないように注意しましょう。
Q. お参りの服装マナーは?
A.フォーマルな服装を選ぶ
戌の日のお参りに正式な服装は決まっていません。しかし、フォーマルな服装を選ぶと無難です。女性はワンピース、男性はスーツやシャツとスラックスなどを選びましょう。
Q. 初穂料の相場は?
A.直接問い合わせをする
一般的に、初穂料は自分の気持ちとしてお渡しするものであり、3,000円~1万円程度が相場となっています。ただ、初穂料が決まっている神社や寺もあるため、事前に確認しておくと安心でしょう。
Q. 安産祈願は誰と一緒に行くべき?
A. 特に決まりはありません
誰と安産祈願に行っても問題ありません。夫婦二人、両家の親、実母と二人など、家族や親族と一緒に参拝するのが一般的です。
Q. 妊婦の体調が優れないときは代理人でもいい?
A. 問題ありません
妊婦の体調は個人差があり、妊娠5カ月を迎えても自由に動けない場合もあります。その場合は、代理人にお参りしてもらっても問題ありません。ただ、祈祷するときには妊婦本人の氏名・生年月日・住所などが必要になる場合があります。代理人に頼むときは、これらを伝え忘れないように注意しましょう。
Q. 戌の日以外でも安産祈願はできる?
A. 戌の日にこだわりすぎなくても大丈夫
正式には、妊娠5カ月目の戌の日におこなうとされています。しかし何が何でも戌の日にというわけではなく、妊婦の体調や仕事の都合などに合わせて別の日に安産祈願をする家庭も多いです。
戌の日の日程は1つの目安として捉え、体調がよく都合のいい日に安産祈願をしましょう。無理して体調を崩さないように気を付けてくださいね。
戌の日は安産祈願に行こう!
妊娠5カ月を迎えた妊婦は流産のリスクも減り、体調も安定してくる時期です。赤ちゃんの成長と安産を願って、戌の日は安産祈願をしましょう。ただ、戌の日にこだわりすぎず、体調や都合に合わせて予定を組んでくださいね。
(マイナビ子育て編集部)