神田うのさんが明かした流産「結局1人しか生めなくてごめんね」。流産を経験する女性は少なくない
タレントで実業家の神田うのさんが、これまでに三度の流産を経験していたことをInstagramで明かしています。父の誕生日を祝いながら、「結局1人しか生めなくてごめんねと思った時もありました」と気持ちを綴りました。
神田うのさん、三度の流産を経験したと投稿
神田うのさんは7月12日にInstagramを更新。父の76歳の誕生日を家族でお祝いしたそうで、10歳になる娘の「こうのちゃん」が描いたイラストや家族写真を投稿しました。
その中で、「『2人の可愛い孫娘に囲まれてグランパ幸せだね』って母が父に言っている姿を見て、こちらも幸せな気持ちになりました」「私は娘の後3度の流産をし結局1人しか産めなくてごめんねと思った時もありました」と、過去の経験を明かしています。
そうした経験も経て、現在は、「多くを望まず、今ある全てに感謝し、幸せを感じられる心を持つ両親の姿を見て、私もそうありたいなと思いました」と考えるようになったそうです。
神田うのさんは2007年に結婚し、2011年に36歳で長女を出産。2019年に出演したテレビ番組でも、「妊娠したんですけど、残念ながら流産しまして。それが二度目の流産」と告白していたことがあります。そのときは3ヶ月で赤ちゃんが動かなくなってしまい、とてもつらかったと話していました。
すっかり大きくなった長女・こうのちゃんとママ
(※画像は右にスワイプしてください)
お子さんが10歳になる今年、神田うのさんもママ10周年。昨年から始めたYouTubeチャンネルでは、「子育てで自身は成長している。成長せざるを得ない状況に追い込まれている」とうれしそうに語る動画も公開しています。
お子さんを産む以前は、朝5時半まで外で遊んでいる生活だったのが、現在は朝5時半に起きる生活に激変。子どもを通じて新しい世界が広がったぶん、それまでの付き合いを減らし、今までいた世界を閉じていかなければならない部分もありますが、「好きで子どもを産んでいるわけですから、ありがたいこと」「子育てっていいかに自己犠牲できるか。犠牲というと言葉は悪いかもしれないけれど、優先順位の1番が子ども。命を預かっているわけだから、そこを蔑ろにすることはない」とキッパリ言いきっていました。
一人娘への愛と責任を語る神田うのさん
「こうのちゃん」との原宿デート動画も!
流産はお母さんのせいじゃない
妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまう「流産」。赤ちゃんがお母さんのおなかの外では生きていけない妊娠22週よりも前に妊娠が終わってしまう場合を、流産と呼びます。
実は、流産を経験している女性は決して少なくありません。医療機関で確認された妊娠の15%前後 が流産になり、妊娠した女性の約40%が流産を経験しているという報告もあります[*1]。
また、妊娠12週未満の早期流産が多く、全流産数の8割以上を占めています[*1]。早期流産の多くは染色体異常など赤ちゃん側に原因のあるケースで、残念ながら、何をしても防ぐことや進行を止めることはできません。
流産で自分を責めてしまう女性もいますが、しかし、流産は妊娠の約15%という頻度で起こり、そのほとんどが妊婦さんの努力ではどうにもならない偶発的な出来事。ですから、避けられないものだったことを理解することが大切です。
流産を経験した本人も、そして周囲の人も、どうかそのことを理解してください。そのうえで、つらい経験をした女性自身の体と心をいたわるようにしましょう。