3人に1人のワーママが「夫が育休を取った」。育休取得で「夫のキャリアへの影響」より不安なことは?
マイナビが運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は4月12日、正社員(会社員・公務員)のワーキングマザーを対象に実施した「ワーキングマザーの働きやすさに関する意識調査」の結果を発表しました。
夫が育休をとったワーママは約3人に1人
夫が育休を取ったことがあるか尋ねたところ、33.1%が「ある」、66.9%が「ない」と答えました。夫が育休を取ったことがない人のうち、出産直後(8週間以内)に、夫が育休を取れたとしたら取ってほしかったか聞いてみると、63.6%が「とってほしかった」と答えています。年代別で見ると、20代は69.0%に対し40代は57.8%で、「夫婦での子育て」に対する意識は、年代によって差があることがわかりました。
夫の育休取得に対する不安を聞いてみると、72.1%が「収入減少」と答えました。次いで「夫のキャリアへの影響」(49.8%)、「夫の職場での人間関係悪化」(36.1%)となっています。30代・40代では、「家事負担がかえって増える」という回答が3割を超えており、日頃から家事負担の偏りを感じている妻が、夫が育休を取得することでさらに家事が増えてしまうことを懸念していることがわかりました。
夫の育休(出産後8週間以内)に期待することは、「育児分担」(82.9%)、「家事分担」(75.3%)、「自身の身体の回復・睡眠時間の確保」(66.5%)が上位でした。出産後8週間以降では「保活(保育園探しや申込準備)・入園準備の協力」(21.4%)、「自身の職場復帰がスムーズになること」(14.0%)という回答が増加し、仕事復帰において、夫が協力することの必要性を感じていることがうかがえます。
理想の育休取得パターンは、「妻が主に取得し夫も必要に応じて」(78.1%)が最多でした。理由としては、「夫のほうが収入が高い」「昇進にかかわるから」「夫一人では子供の面倒を見られない」などが多くなっています。「夫と妻が同じくらい」(19.3%)と回答した人の理由は、「自分も仕事の責任を果たしたい」「妻は妊娠期にも休んでいる。せめて生んだ後の休みは同じくらいにしたい」などで、キャリアも子育ての分担も対等にしたいという意識があることがわかりました。
調査概要
調査期間:2022年2月25日~3月1日
調査方法:小学生未満の子供を持つ20代から40代の女性会社員(正社員)・公務員800人を対象にWEB調査を実施
有効回答数:800名 ※内訳:従業員数1,000人以上、従業員数999人以下在籍のそれぞれ400名
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(マイナビ子育て編集部)