【防犯? 連絡手段?】いつから子ども専用のスマホを持たせる? 持たせた? ママたちの本音
私たち親世代が子どものころには考えられなかった「子どものスマホ持ち」ですが、現代では帰宅時の連絡や防犯などの観点から、子どもが小学生のうちからスマホを持たせているという話も聞かれるようになりました。そこで、子どもにスマホを持たせようと思っている時期(持たせた時期)とその理由について、ママたちにアンケートを取りました。
子どもに専用のスマホを持たせるなら、いつからがいいと思いますか? すでに持たせている人は、実際に子どもに持たせたタイミングを教えてください
子ども専用のスマホを持たせようと思っている時期(または持たせた時期)について尋ねると、もっとも多いのが「小学校低学年」で35%という結果になりました。「小学校中学年」(20%)と「小学校高学年」(8%)を合わせると、実に6割以上のママが小学生のうちからスマホを持たせることに賛成しているようです。
それでは、6つの選択肢の中からそれを選んだ理由について、ママたちからのコメントを見ていきましょう。
未就園児のうちから
子どもは頭が柔らかくて吸収力が高いため、なんでもすぐに覚えますよね。スマホは感覚的に使用することができるので、親のスマホを少し渡しただけで、親が知らなかった機能を見つけちゃう、なんて子も! デジタルとは切っても切れない社会なので、「未就園児のうちから専用スマホを持たせる」と答えたママたちには、早くから慣れさせようという意図があるようです。
小学校低学年から
防犯のため「小学校低学年のうちから持たせる」と答えたママのコメントも目立ちました。小学生は未就園児とは違い、親同伴で遊ぶことが少なくなります。また、子どもだけで行動すると、冒険心からか気が大きくなって家から遠くまで行ってしまう可能性も……。スマホを持たせておけば、いざというときに位置情報を確認できますし、すぐに連絡が取れますね。
小学校中学年から
小学校中学年になると「まわりも持つようになるので」合わせる、とのコメントもありました。中学年ともなれば、利用するためのルールもある程度は理解できるようになりますよね。しかし、SNSやメッセージアプリの利用には、トラブルはつきもの。親としては、しっかり見守っていかなければなりません。
小学校高学年から
小学校高学年はこれまで以上に行動範囲が広がり、好奇心も出てくる時期。大人の世界を覗いてみたくなる気持ちが芽生える多感な時期でもあります。また、塾などの習い事にひとりで行くことも多くなり、防犯目的で持たせたいという回答もありました。持たせるのであれば、子どもを守るために万全なフィルタリングを行いたいものです。
中学校入学以降から
小学生よりはるかに行動範囲が広くなる中学生。電車通学を始める子もおり、中学入学以降にスマホを持たせるというコメントがありました。また、まわりの友だちのスマホ所持率が高くなることから、自分の子どもにも持たせてあげようとする親心もあるようです。
高校入学以降から
「中学生ではまだ早い」や「なるべく遅いほうがいい」とのコメントもありました。
スマホは便利な反面、SNSでの悪質ないじめがあったり、個人情報の漏洩だったりと心配するとキリがないほどのデメリットがあることも事実。子どもが事件性のある問題に巻き込まれる可能性も視野に入れなければなりません。
高校の授業では情報リテラシーを高めるため、スマホを持つメリットとデメリットを学ぶ機会もあります。子どもにもスマホを所持する上での常識とマナーを身につけさせる必要があるのではないでしょうか。
まとめ
子どもにスマホを持たせる時期については、頭を悩ませるママも多いことでしょう。便利なものなので、子どもは早々に欲しがりますよね。また、パパと同意見ならいいのですが、意見が食い違ってしまうこともあるかもしれません。
子どもの置かれている生活状況に本当に必要なものかどうかや、まわりの友達と足並みが合うかなどを考慮し、与えるときは必ず決まり事を作るといいでしょう。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年4月27日~5月16日
調査人数:163人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)