高校生が思う「部活の理不尽エピソード」で圧倒的1位だったのは?学校と社会とのギャップを感じる生徒は約40%
マンダムは5月18日(木)より、高校生が自己表現と部活を両立して学校生活を楽しめるよう、部活生の髪型ルールのあり方を一緒に考える「どう思う?部活ヘア」を開始しました。
おしゃれ・⾝だしなみを通じた⾃⼰表現は、外見のみならず心や態度にまで前向きな影響を与え、⾃分らしく⽣きることに繋がっていくとし、そのサポートができるよう「らしいってなんだろう」ということを生活者とともに考えているマンダム。
今回は、高校生が自己表現と部活を両立して学校生活を楽しめるよう「部活ヘア」の存在に着目し、「どう思う?部活ヘア」という取り組みをスタートさせました。
部活動の髪形ルールの実態を調査
同社がこれまで多くの現役高校生からヒアリングをしてきた中で、部活シーンにおいて校則のように明文化はされていないが、守るのが必然とされる暗黙のルールの存在や、そのルールによって部活を楽しめていない学生もいるという現状が見えてきました。
また、部活動の担当教員や指導者の方へのヒアリングにおいても、「髪型のルールによって部員が集まらない」「つまらないルールによって、競技の魅力も半減してしまうのではないか」といった声が聞かれました。
そこで今回、部活動に通う高校生1,000人と、部活動顧問を担当する先生200人への調査を実施しています。
約4割の高校生が、「学校のルールが社会とのギャップがある」と回答
「多様性やダイバーシティの価値観が広がる中で、現在通っている学校の『おしゃれや自己表現の自由度』は、今の社会の流れに合っていると感じますか?(社会の流れ=ブラック校則や多様化などの社会の潮流)」と尋ねると、"どちらかと言えばギャップを感じる""とてもギャップを感じる"と回答した高校生が約4割に上りました。
また同様の質問を先生にしたところ、約半数の先生もホンネではギャップを感じるという結果になりました。
10人に1人は髪を理由に「入部の断念や退部」を経験したり、聞いたことがある
「学校生活での『おしゃれや自己表現の制限』が理由でやりたいことを諦めたことはありますか?(自身もしくは友人の話でも可能)」との問いでは、「髪を理由に入部を諦めたり退部する経験をしたり聞いたことがある」と答えた人が100名いました。(自由回答より集計 部活生 n=1,000)
部活の理不尽だと思うエピソード、最多は「ヘアスタイル」に
「自分もしくは周囲の人で、"髪"に関する部活動のルールや文化で理不尽に感じたり、実際におしゃれが出来なかったエピソードを教えてください」と聞いたところ、文化部ではヘアスタイル、中でも「コンクールで前髪を指定される」という声は21件もありました。
一方、運動部でも「ヘアスタイル」が最も多く、次に「髪の長さ」が挙げられました。髪の長さの中でも、「坊主にしなければならない」という声が25件もあり、部活ならではの傾向が表れました。
約7割が、髪の自己表現は「部活参加意欲やパフォーマンスアップに繋がる」
「部活動を行う中で『髪の長さや髪型で自己表現をできること』は、部活参加意欲アップや競技等のパフォーマンスアップに繋がると思いますか?」と質問したところ、"とてもそう思う""そう思う"と約70%が回答。
おしゃれや自己表現をすることが、部活でより良いプレーをすることや参加意欲向上に繋がると考える部活生が多い結果になりました。
髪型ルールによる部活生の理不尽な経験談とともに、先生のホンネも明らかに
<部活生のホンネ>
部活生からは、部活で指定された髪型が嫌で入部を諦めた経験や、大会のルールで自分のコンプレックスとなる部分を出さなければならなかったなど多くの声が集まりました。
<先生のホンネ>
一方で先生からは、教員間での温度差や認識の違いといったルールを見直す上での難しさや、生徒への寛容度の難しさといったホンネの声が上がりました。
調査概要
【高校に通う部活生1,000人に聞いた、"部活ヘア"に関する実態調査】
・調査地域:全国
・対象者:部活に所属している高校生男女(運動部7割・文化部3割)
・調査手法:インターネット調査
・実査時期:2023年3月
・サンプル数:1,000人
【部活動顧問を担当する高校教員200人に聞いた、"部活ヘア"に関する実態調査】
・調査地域:全国
・対象者:部活動の顧問を務めている高校教員
・調査手法:紙面アンケート調査
・実査時期:2023年3月〜 4月
・サンプル数:200人
「どう思う?部活ヘア」特設サイト:https://www.mandom.co.jp/gallery/bukatsu-hair.html
マンダム
https://www.mandom.co.jp
(マイナビ子育て編集部)