うちの子の寝る時間は早い?遅い?小学生の睡眠時刻の平均を見てみよう
健康のためにも、成長のためにも、子どもには十分な睡眠をとってほしいですよね。しかし、子どもが大きくなるにつれて寝る時間も遅くなり、心配になる親も少なくないでしょう。まわりと比べてどうなのか、気になったりもしますよね。本記事では、学研教育総合研究所が行っている調査の結果から小学生の就寝時刻の状況をご紹介します。
小学生の寝る時間を学年ごとに調査
小学生のお子さんの就寝時刻、まわりと比べて遅いのかな……と気になったことはありませんか?
学研教育総合研究所は2010年から小学生の日常生活・学習に関するインターネット調査(白書シリーズ)を実施しています。本記事では、最新の調査である「小学生白書(2022年9月調査)」の中から、小学生の起床時刻、就寝時刻についてご紹介します。
学年が上がるほど就寝時刻は遅くなる
小学1年生から6年生にふだんの就寝時刻を聞いた結果のグラフが次の通りです。
学年ごとの平均睡眠時刻を見てみましょう。
1年生…21:17
2年生…21:29
3年生…21:34
4年生…21:45
5年生…21:54
6年生…22:12
やはり、学年が上がるごとに寝る時間も遅くなる傾向があるようです。なお、全体の平均就寝時刻は21:42となっています。
1年生と6年生で就寝時刻に約1時間の差
小学校生活のうちに就寝時間がどのように変化する傾向があるのか、1年生と6年生を比べてみると、どうでしょうか。1年生の平均就寝時刻が21:17、6年生の平均就寝時刻は22:12ですから、55分の差が表れています。
また、6年生の約半数は22時台に寝ており、23時以降という子どもも1割強に上っています。就寝時刻が夜中ともいえる時間帯になる子も一定数いるようです。
学年が上がるごとに睡眠時間も減少
平均就寝時刻に関して、小学1年生よりも6年生が55分遅いという結果をご紹介しましたが、一方で起床時間には学年で大きな差はみられません。全学年の平均は6:36ですが、学年ごとに見てもほぼ同じです。したがって、学年が上がるごとに就寝時刻が遅くなるということは、睡眠時間が短くなっているということになります。
まとめ
小学生の就寝時刻が学年でどのように変わるのかが分かる調査結果でした。学年が上がっても起床時刻はあまり変わりませんが、就寝時刻が遅くなるので睡眠時間は減少しています。まだまだ成長期でもあるので、たっぷり睡眠はとりたいものです。これを機にお子さんが十分に睡眠をとれているか、確認してみてはいかがでしょうか。
(マイナビ子育て編集部)
※画像はイメージです
調査概要
■小学生白書(2022年9月調査)/学研教育総合研究所
調査地域:全国
調査対象:小学生(1~6年生)※保護者付き添いのもとで、子ども本人が回答
調査時期:2022年9月2日~9月6日
有効回答数:1,200サンプル(小学1~6年生各学年で男子100人と女子100人ずつとその保護者)