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2022年01月13日 13:00 更新

1歳の誕生日は家族にとってはじめての記念日。これからの未来を守るために、忘れちゃいけない大切な予防接種のこと。

PR:ファイザー

やっと迎えた1歳の誕生日は家族にとってはじめての記念日。子どもが未来を健やかに過ごすために大切なこと。それは命を守る予防接種です。生後2か月の時には、何が起こるか分からずキョトンとしていても、生後8か月では接種前から怖がる子どももいるようです……。

イラスト:倉田けい

予防接種の一場面ですが、「あるある~」と共感された方も多いのでは。生後2ヶ月から推奨されるワクチンがあり、はじめての予防接種デビューを迎えます。はじめてなのできょとんとしているものの、突然の痛みに驚いて泣いてしまう子どもが多いみたい。年齢に応じて推奨される予防接種を定期的に受けることで「予防接種=痛い思いをするもの」と察知し、ついには接種前から大声で泣いてしまうこともあるようです。一方で「予防接種のこと覚えているんだ、成長しているなぁ」とジーンと来ることもあるのではないでしょうか。

子どもに推奨される予防接種のなかでも、1歳で受けるワクチンは非常に重要です。生後5~6カ月までは、子どもは母親にもらった「抗体」という免疫物質で守られています。しかし、1歳になるまでにその抗体は、次第に消えていってしまいます。感染症に対する免疫が未発達な状態であると、感染した際に重症化して入院が必要になったり、場合によっては命に関わることもあります。そのため、ワクチンで十分な免疫をつけておくことが大切です。

ワクチンの性質によっては接種にあたって適切な期間を空けなくてはなりません。しかし、期間が空いてしまうことで予防接種をうっかり忘れてしまうこともあるようです。なかでも、小児用肺炎ワクチンの4回目は、3回目の接種から60日間以上の間隔をあけなくてはならない(※)ことから、特に両親が共働きで多忙な場合は 忘れがちなケースもあるかもしれません。また、年が近い子どもがいる場合「上の子はしっかり接種したけれど下の子はそうではなかった」なんてこともあるようです。
マイナビ子育て読者のみなさんも予防接種が大切なことは知っていたけど、具体的にわかっているようで、あまりわからない……と感じている方もいるのでは? クイズにチャレンジして「理解度」を確かめてみましょう。

(※)生後2か月~6か月までに小児用肺炎球菌ワクチンの接種を開始した場合

ママ&パパでチャレンジ! 知っていてよかった♪ワクチンなるほどクイズ

Question 01

同時に接種できるワクチンの本数に制限はないの?

Question 02

正解は「制限はない」
1歳のタイミングで推奨されている予防接種は、すべて同時に接種できます。同時接種によって副反応が重くなるという報告はありませんから、ご安心ください。同時に接種すればワクチンの打ち忘れを防げるほか、親御さんの病院に通う手間や交通費などを節約することができます。単独接種と同時接種、どちらがよいかは医師と相談して決めるといいですね。

Question 02

予防接種を受けたあと気をつけることは特にない?

Question 02

正解は「気をつけることがある」
接種後30分間は、注意深い観察が必要。非常にまれではあるものの、ワクチン接種後にショックやアナフィラキシー様反応(呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応)といった副反応が起こることがあります。特に接種後30分間は注意深く観察する必要があるため、病院で様子を見るか、医師とすぐに連絡が取れる状態を心がけましょう。もし発熱や注射部位の腫れが続く場合は、ワクチンを打った医療機関に相談してください。また接種当日は激しい運動は避け、注射部位をこすらないようにしましょう。そのほかは、いつも通りの生活で構いません。入浴もOKです。

クイズ監修:長崎大学 小児科 教授
森内浩幸先生

2つの設問は正解できましたか? 1歳のタイミングで推奨される予防接種は同時接種できるものであり、予防接種後30分間は、注意深い観察が必要ということ、しっかり覚えて忘れないでくださいね。他のクイズにもチャレンジしてみましょう!

予防接種はタイミングが肝心! 子どもの年齢は?いま必要なワクチンってどれだろう

1歳になったら打ちたいワクチンは「ヒブ」「小児用肺炎球菌」「四種混合」「MR」「みずぼうそう」「おたふくかぜ」の6種類です。1歳までに受けてきたワクチンで長く続く免疫力を得るために(※)、1歳のこれらのワクチンは非常に重要です。また、生後2ヶ月から半年までは毎月の頻度で推奨される予防接種がありますが、1歳の予防接種は0歳時の予防接種から数か月ブランクが空くことや育休明けの仕事復帰が重なることで、接種を忘れることが多いのだとか。多少時期が遅れてしまっても接種するよう心がけましょう。
きょうだいがいる場合は、接種期間や接種経験の有無がこんがらがってしまうかもしれません。いま必要なワクチンについておさらいしましょう!

一つひとつの積み重ねが未来につながる。 子どもの未来を守るために大切な予防接種

月齢や年齢に応じて推奨されるそれぞれのワクチンの種類や接種時期、そしてそれらの役割や注意点について理解が深まりましたか? 何かと子育ては忙しいのですが、接種の時期をしっかり覚えておくことが重要です。かかりつけの小児科によっては予防接種のスケジュールを出してくれるので、事前に予定を立てて、スムーズな接種を心がけましょう。子どもの体調によっては、予定通りに進まないこともあるかもしれません。そのような事態も想定の範囲にいれておき、対処についてかかりつけのお医者さんなどにアドバイスをもらいましょう。予防接種は「子どもが未来を健やかに過ごすために大切なこと」です。