令和のママなら知っておくべき! 妊娠10週から染色体疾患や性別が調べられるNIPTとは?
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先天性疾患や性別などおなかの赤ちゃんの状態を調べる出生前診断の検査のひとつ、NIPT。受けるにはこれまで年齢などの制限を設けている施設も多かったのですが、そのあり方が見直され、2022年4月からは受けられる対象が広がっています。
そうした変化をプレパパやプレママたちはどう捉えているのでしょうか。アンケートや座談会で、リアルな声を聞いてみました。
NIPTとはどんな検査? ママたちの認知度は?
授かったお腹の中の命……妊娠すると同時に湧き起こる様々なお悩み、ありますよね。「性別はどちらだろう!?」といったものから「おなかの赤ちゃんに病気はないだろうか」「ちゃんと大きくなるかな」と心配になり、夜な夜なインターネットで情報収集し、スマホが手放せないママも多いのではないでしょうか。そんな不安なプレママ、そして妊活中の皆さんにも、知っておきたい検査について紹介します。
多くの赤ちゃんは元気に生まれてきますが、病気を持って生まれてくる赤ちゃんもいます。そういった赤ちゃんの生まれながらの病気を、おなかの中にいる間に調べることを「出生前診断」といいます。NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)は、出生前診断で行われる検査の一種で、ママの血液検査のみで赤ちゃんの染色体疾患(※1)の可能性を調べることができます。
(※1)細胞の中にある、遺伝子が記録されている構造体である染色体の数や構造に異常が生じることによって起こる病気
染色体疾患の中で多いのは、本来2本1組である染色体の一部が3本1組になってしまう「トリソミー」です。どの場所の染色体がトリソミーになるかによって体に現れる影響が異なり、例えば21番目の染色体が3本になった状態(21トリソミー)は「ダウン症候群(ダウン症)」と呼ばれます。
NIPTは、妊娠10週以降の妊婦さんの「血液中」に含まれる DNA情報を調べて、ダウン症など複数のトリソミーの可能性を、陽性または陰性で示すスクリーニング検査です。
検査結果が陽性だった場合、羊水検査などの確定検査(確実に疾患があるかどうかを調べる)を受けることが勧められます。
NIPTを受けられる施設は全国で多数あり、行う検査項目や検査費用、遺伝カウンセリングの有無など医療機関ごとに幅があります。各施設のホームページなどで情報が公開されているので、その違いを理解した上で受ける施設を選ぶことをおすすめします。
NIPTを知っている? 受けたことはある?
ところで先輩ママはNIPTのことをどれくらい知っているのでしょうか。アンケートでは、全体の70%に近いママが「NIPTを知っている」と答えました。
また、実際にNIPTを受けたことがあるママは、「NIPTを知っている」と答えたママの20%にとどまりました。
10人中2人程度が検査を受けたことがある、という結果です。
認知度に比べ受けたことのある人が少ない背景には、NIPTを実施している施設の条件に制限があったためNIPTを受けられる妊婦さんが限られていたこともあるでしょう。
これまで(2022年3月まで)の条件は、以下の通りです。
認定施設 | 認定外施設 | |
妊婦の年齢制限 | 35歳以上が基本 | 年齢制限なし(35歳未満可) |
施設の特徴 | 大学病院、地域中核病院など | 病院、クリニックなど |
遺伝カウンセリング | 検査前後に必ず実施 | 任意・または無しのクリニックもある |
検査条件 | 医師の紹介・データが必要 | 条件なし |
検査対象 | ダウン症・18・13トリソミーの3疾患 | 性別判定や全ゲノム検査なども実施 |
検査精度 |
しかし2022年4月からは年齢の制限がなくなり、染色体疾患に不安がある場合は誰もがNIPTを受けられるようになりました。海外先進国では妊婦健診の中に組み込まれるなど、広く一般的に行われているものですので、今後も条件緩和の流れに乗って、血液検査のみで染色体疾患について調べられるNIPTに興味を持ち、受けることを検討する妊婦さんが増えてくることが考えられます。
NIPTによっておなかの赤ちゃんの染色体疾患を知ること自体は、親にとって大切な情報のひとつです。知ることによって、例えば療育先や地域のサポートを受けられるよう、備えることもできます。
しかし、なかには「赤ちゃんのことを知りたいからという動機だけで検査を受けてもいいのだろうか」と悩んでしまう方もいるようです。
そこで、NIPTを受けたことのある先輩ママさんと、NIPTに興味はあるものの受けるかどうか迷っているプレママさんに集まっていただき、お話を伺いました。
NIPT、受けてよかった? きっかけや心配だった点、決め手など、座談会でギモンを解消
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先日、妊娠がわかったばかりのプレママ(妊娠10週)。知らないことがあるのに不安を感じるタイプで、NIPTを受けようか悩んでいる。 -
不妊治療を経て授かった、第1子を妊娠中のプレママ(妊娠33週)。妊娠初期にNIPTを経験している。産休に入り、ようやくのんびり過ごせている。 -
4歳と1歳の2人の子を持つ先輩ママ。第2子の妊娠中にNIPTを受けた経験あり。
妊娠中、赤ちゃんについて知りたいことは?
――本日はお集まりいただきありがとうございます。皆さん妊娠を経験されていますが、妊娠中に赤ちゃんのことで不安を感じたことはありますか? ある場合、どんなことが不安でしたか?
まずは順調に成長していくのか不安でした。私は一度流産を経験しているので、「妊娠12週の壁」などと言われる、流産しやすいとされる時期を乗り越えられるのかどうかが特に心配で仕方なかったです。
私はこれまでの妊娠2回とも、「性別や健康状態など、赤ちゃんの情報をなるべく早めに知りたい」という気持ちがありました。不安というよりも「できるだけ早く知って備えておきたい」という気持ちが強かったです。
私は先日妊娠がわかったばかりなので、Bさん同様とにかく順調に大きくなってくれるかどうかが心配です。また、性別は私も気になっています(笑)
元気であれば性別はどちらでもいいんですが、私は3姉妹で女性が多い環境で育った反動なのか、男の子だったらいいなと密かに思っています。
――アンケートでも、妊娠初期の時期に赤ちゃんについて知りたかったこととして、病気や発育の状態と並んで、性別を挙げている人は多かったです。準備するものの関係もあり、「先に知ることができたら嬉しい」という意見もありました。
NIPTを受けようと思ったきっかけは?
――BさんとCさんは出生前診断のひとつである、NIPTを受けたことがあるそうですね。なぜNIPTを受けようと思ったのか、そのきっかけを教えていただけますか?
NIPTのことは職場の同僚から聞いて初めて知りました。実際に受けようと思ったのは「事前に知っておけることは全部知っておきたい」と考えたからです。私は長く不妊治療をしていたこともあり、妊娠・出産にまつわることはどうしてもネガティブな方向で想像してしまいます。
赤ちゃんが生まれるまで、その精神状態を引きずっているのは良くないなと思い、可能な限りあらかじめ知っておくためにNIPTを受けることにしました。
私の場合、NIPTを知ったきっかけは産院での説明でした。検査によってわかる項目、受けられる週数まで詳しく説明してもらいました。私も妊娠中に赤ちゃんに関することを早めに知りたいという思いがあり、検査を受けました。
――受けるときには、結果が陽性となった場合のことも考えましたか?
私は「結果がどうであろうと産む」と決めていて、結果についてもどちらでも受け入れようと考えていました。また、これは私の個人的な考えですが、起こる確率が低いことをずっと気にしながらマタニティライフを送りたくなかったというのもあります。染色体疾患の発生頻度からみても、検査を受けた方が自分にとっては精神面でメリットが大きいなと。
そして確率は低くても陽性であった場合は早く準備もしておかないといけない。だから結果についてや受けるかどうかについて長く考えをめぐらすことはなく、受けること自体には迷いはなかったです。
私ももちろん考えました。検査の目的とその結果のことも、夫と十分話し合ったうえで検査を受けました。結果が陽性になった後については想像がつかないことも多いけど、事前に知っておく方が自分たちにとってはメリットがあるよねと夫と話し、受けることを決意しました。
――Aさんはこれから出生前診断を受ける可能性があると思いますが、出生前診断やNIPTについて、どのように考えていますか?
NIPTについては、どんなことがわかるのかといった “ふんわりした情報” は知っています。ただ、結果が陽性だったときにそれをきちんと受け止められるのか、夫と意見が合うのかは心配ですね。同時に、結果を受けて実際どんな気持ちになったのか 、経験談をお聞きしたいです!
NIPTを受けて変わったことは?
――BさんとCさんはNIPTを受けた後、気持ちに変化はありましたか?
やっぱり結果を聞いて少し落ち着きました。妊娠中の心配事はたくさんありますが、一番気にかかっていたことだったので……。
特に初めての妊娠だと、妊婦健診で「赤ちゃんがちょっと小さいね」と言われるだけでもとても不安になりますよね。いろんなことを気にしながら過ごす妊娠生活の中で、抱えている不安をひとつでも減らしたいと思うのはわかります。
――もしもまた妊娠された場合、BさんもCさんも、またNIPTを受けようと思いますか? ちなみにアンケートでは「今、妊娠した場合、NIPTを受けたいと思いますか?」という問いに対し、「受けたい(46%)」という人と「受けない(54%)」という人がほぼ半々という結果になりました。
私は受けると思います。今回同様、やはり事前に知れることは知っておきたいという気持ちもありますが、次の妊娠となると私の年齢が上がることのリスクも加わりますからね。
私もBさんと同じく母体年齢の面で、これまで以上に赤ちゃんの健康状態を不安に感じると思います。 なので次回も必ずNIPTは受けようと思っています。
――Aさんは今回、NIPTを経験された方のお話を聞いて気持ちに変化はありましたか?
検査結果を受け止められるかなど、やはり不安はありますが、あらかじめ知っておけた方が産んだ後のサポート先などを探せるので、メリットも大きいなと考えるようになりました。
でも私、費用の問題などもあってNIPTを受けたいと思っていることを夫に言えていなくて……お2人はどうやってご夫婦で話し合われたのでしょうか?
私も検査を受ける時にネットで調べたんですが、費用は施設によって違いがあって、10万円ぐらいのところから、検査内容次第では20万円以上するところまで様々です。
結構幅があるんですね。
夫婦での話し合いに関しては、私は不妊治療をしていた時、夫と足並みが全く揃わず、イライラしたことがありました。2年くらい私1人で頑張ったのですが、やっぱり自分だけでは限界があり……。意を決して夫に率直な気持ちを伝えて治療の状況を説明したところ、ようやく夫が動いてくれて。そこでやっと体外受精にこぎつけられたという感じです。
そんな経験があったので、今回も自分の意志をまず伝えることから始めて、結果的に夫婦でしっかり話をすることができました。
妊活や不妊治療と違って、NIPTでは夫側が検査を受けることはないですが、二人の子どもなので結果が出た後のことはあらかじめ話しておく必要はありますよね。
私の場合、NIPTを受けるときに多少気軽な気持ちがあったかもしれません。ですが、実際受けると決めてからは、結果を受け止める重みについてしっかりと考えたうえで検査に臨んだつもりです。それはどのママでも同じではないでしょうか。
NIPTはパパやママが赤ちゃんに対して、してあげられることの選択を増やせるものでもあると思うので、受けることを検討する価値はあると思います。
知ることが出来る情報の特性上、どのママでも真剣に考えて受けるか受けないかは決めますよね。それは他者がどうこう言えないものだと思います。それを踏まえた上で、NIPTなどの出生前診断を受けること自体のきっかけは少し気軽なものでいいのかな、と。
私はやってよかったので、多くの妊婦さん自身が受けるかどうかを検討できるようになるといいなと思います。
――本日は有意義なお話、ありがとうございました。
パパ・ママにとってNIPTとは?
ここで改めて、NIPTについて整理しておきましょう。
【NIPTの特徴】
・通常の妊婦健診でも行うような妊婦の採血(血液検査)のみで調べられるため、流産のリスクがない
・妊娠10週目から受けることが可能で、赤ちゃんの状態を早く知ることができる
・従来の染色体異常を調べる非確定的検査と比べて、高い検査精度がある(ただし、確定診断ではない)
・海外では広く認知され、多くの妊婦が受けている
・調べられるのは疾患や性別を含む染色体情報である
・調べた情報をどこまで本人に開示するかは各医療機関ごとのプランや制限による
自分たちの赤ちゃんについてどんなことを、いつごろ知っておきたいのか、妊活中~妊娠中にじっくりと考えてみてくださいね。
妊婦さんの「知りたい」気持ちにこたえる「プレママクリニック」
銀座・表参道・梅田・福岡にある「プレママクリニック」では、赤ちゃんのことを「知りたい」と思う妊婦さんの気持ちに応えられるよう、できるだけ受けやすい検査料金を設定しています。
プレママクリニックのNIPTは、予算や知りたい情報に合わせた2種の検査プラン
プレママクリニックのNIPT検査は、遺伝子解析企業のイルミナ社(ベリナタ・ヘルス社)にて実施しています。
知りたい情報や予算に応じて選べる、2つの検査プランを用意しています。
クリニックでは検査を受ける妊婦さんに、陽性だった場合の対応や確定検査の必要性などについてもご説明する時間を設けています。そのほか、オプションとして検査結果郵送(3,300円:税込)、プレママ共済(8,000円:税込/NIPTが陽性になった場合、最大20万円まで羊水検査代を補助)、対面またはオンライン診察(20分・4,400円:税込)も用意し、安心して検査にのぞめるようサポートしています。
クリニック情報
【銀座院】
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