【イベントレポ】家事は分担からシェアする時代へ! 名もなき家事を減らす“住まいのヒント”とは
PR:大和ハウス工業
子育てをしていると、できるかぎり家事は効率よく分担したいもの。とはいえ、なぜだか永遠に家事が終わらない…と思う時はありませんか?その原因の一つは、「名もなき家事」の多さ。細かい家事が増えると、いつまでも家事タスクが解消されない状態になりやすいのです。
そこで9月14日に実施された「“名もなき家事”から考える住まいづくりセミナー」から、家庭で自然に家事をシェアできる方法を探ってみました。さらに、イベントでは、共働き夫婦が検討したい住宅ローン「ペアローン」についても解説。これから住まいを検討される方は、是非ご覧ください!
名前はないけれど、欠かせない……「名もなき家事」
イベントは、2部構成。第1部は、「『家事シェア』が日常になる間取りのヒント」をテーマにしたセッション。「名もなき家事」をテーマにした著書もある、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の梅田悟司さんが登壇し、共働き夫婦の家事分担について語りました。
そもそも、「名もなき家事」とは、掃除や洗濯などといった具体的な家事名には当てはまらないけれど、日々生活するうえでは欠かせない家事のこと。梅田さんも、自身が育休を取得して本格的に家事をするようになって、終わりのないたくさんの家事タスクに気づいたそうです。
家庭で家事の話題は、どうしても暗いトーンになりがち。また、「今日、家でなにをしていたの?」とパートナーから聞かれた時に、うまく説明できずにモヤモヤした経験がある方も多いはず。そこで「名もなき家事」に名前をつければ、大変さや家事の多さを共有でき、楽しみながら家事に取り組めるのではと考えたそうです。
例えば、水切りカゴに入っている食器を片づける家事は「リ・ポジショニング」、ロボット掃除機をかける前に床の荷物を上げる作業は「道づくり」など、思わず「あるある!」と共感するものばかり。会場の皆さんのなかにも、大きくうなずいている方が多く見られました。
名もなき家事を解決するヒント「家事シェア」
そんな誰もが悩む、名もなき家事の負担。この悩みに着目したのが、大和ハウスの「家事シェアハウス」でした。ここからは、大和ハウス工業の一級建築士・井口さんが登壇し、解説しました。
家事の分担は、料理はママ、掃除はパパというように、明確に分ける家庭が多いですが、どちらか一方に負担が集中してしまいがち。だからこそ、家事を自然にシェアして「家事=家族事」として捉える形が、理想的なのだそう。
そんな家事シェアのポイントは3つ。
✓ 自分のことは自分でできる仕組みを作る
✓ 家事のプロセスと現状をみんなで共有できるようにする
✓ 住まいの環境を整え、みんなが自然に家事に参加できるようにする
環境やシステムから家事シェアを叶えていく、という考え方が、「家事シェアハウス」なのです。
自分専用カタヅケロッカー、ファミリーユーティリティで自然に家事シェア
実際に「家事シェアハウス」にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な3つのアイデアを紹介していただきました。
家に帰ってくると、玄関からリビングに向かう流れが多いですが、ここでよくある光景が、“かばんや靴の置きっぱなし”、“脱ぎっぱなしの服の片づけ”。それを防ぐための家事シェアアイテムが「自分専用カタヅケロッカー」です。
それぞれの荷物を個別管理できるロッカーを玄関に設置。みんなが脱いだ靴やかばんをすぐに自分のロッカーにしまえるので、いつでも玄関は綺麗な状態を保てます。
つづいて、動線上にあるのが、「ファミリーユーティリティ」。洗面台や洗濯機が設置されていて、手を洗った流れで上着をかけて着替える、靴下を洗濯に出すといった行動を効率よく行えます。
また、最近注目のファミリークローゼットを設置すれば、洗濯・乾燥した後の衣類はその場でしまうだけ。洗濯物を畳んでそれぞれの部屋に運ぶ手間がなくなりますし、家族が自分の分を畳んで片づければ、自然と家事シェアができますよね。
最後に紹介したのが、キッチンに設置された「お便り紙蔵庫」。これは、つい冷蔵庫に貼ってしまう、保育園や学校のお知らせ、ゴミ収集カレンダーなどを、まとめて貼っておけるボード。家族みんなが見やすく、情報の共有もしやすいですよね。
まずは、自分の家の「名もなき家事」を把握することが、家事負担軽減の第一歩。家の間取りや動線などハード面から整えることで、自然と家事シェアができ、みんなが家事を「家族事」と捉えることができるのです。
ペアローンや住宅ローン減税。住まいづくりに見逃せない“お金”の話
第2部は「共働き夫婦のためのファイナンシャル・アドバイス」と称し、住まいづくりの“お金”がテーマ。ファイナンシャルプランナーの山田健介さんが登壇し、ペアローンや住宅ローンについて解説しました。
まずペアローンとは、その名の通り「2人でローンを組む」住宅ローンのこと。近年では、20~30代がペアローンを選ぶ割合が高い傾向にあるそう。その理由について、山田さんは「資材などの値上がりにより家を建てる金額が大きくなってきている。共働きの家庭であれば、1人よりも2人でローンを組んだ方が、メリットがある場合が多い」と言います。
▶ペアローンのメリット
・借り入れの金額を増やすことができる
・住宅ローン減税が2人分受けられる
・審査を通す際に、年収に占める年間返済額をしめす「返済比率」の面で有利になる
なかでも、最も大きなメリットが住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税※以後住宅ローン減税と呼ぶ)」。住宅ローン減税とは、住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除(住宅借入金等特別控除)することができるという制度。1人でローンを組んだ時は1人分の適用となりますが、2人で組んだ場合は2人とも適用されます。ただし、住宅ローン減税は認定長期優良住宅などの基準や入居開始時期によって内容が決まります。
一方、ペアローンのデメリットはこちら。
▶ペアローンのデメリット
・契約が2つになるため諸費用がそれぞれの契約分必要
・団体信用生命保険がそれぞれに分かれる
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンを組む際に契約する生命保険で、契約した方が亡くなった場合、保険金を金融機関が受け取ることで、ローンを完済できる仕組みです。ペアローンを組んだ場合、万が一どちらかが亡くなっても、もう一人の分のローンは残ることを理解して対策をしておく必要があります。
さらにイベントでは、郊外と都市部それぞれの家庭で、最適なローンの組み方を考えるケーススタディーを紹介。リアルな数字と具体的な例の紹介に、会場の見学者も興味津々。熱心にメモをしたり、耳を傾けたりしている方が多く見られました。
最後に、山田さんから住宅の購入を検討している方に向けて「お金のことは、知っていると知らないとでは大きな差がつきます。お金の不安や不明点がある時は、ぜひプロに相談してください」とアドバイスがあり、イベントは終了となりました。
住まいの購入は、大きなライフイベントの一つ。日々の生活でお金の不安を抱かないためにも、住宅ローンの相談はプロにお願いすると安心ですよね。
家事をシェアして、家族みんなの笑顔をふやす
毎日忙しいママ・パパにとって、少しでも家事負担は減らしたいところ。家事分担は夫婦の不満やケンカの火種にもなりやすいだけに、自然に家族でシェアできれば、みんなが笑顔でいられますよね。家の動線や間取りを見直して、「名もなき家事」から解放されるハッピーな毎日を送りましょう!
“できたらいいな”を叶える、大和ハウスの「選べる、住まいのいいとこどり」
家事シェア視点を取り入れた住まいづくりで、豊富な実績をもつのが大和ハウス。家族構成やライフスタイルに合わせて、注文住宅、セミオーダー・規格住宅、分譲住宅など、さまざまな住まいのカタチを提案しています。
15万通りのカスタマイズができる「セミオーダー住宅」と「規格住宅」では、統一坪単価で、プロが考えた間取りを取り入れつつ、自由設計もできる、まさに“いいとこどり”な住まいづくりを実現。また、「分譲住宅」では、注文住宅で培ったノウハウを活かし、高品質な基本性能を搭載。高断熱、省エネ仕様で、快適な住環境でありながら、耐震性や保証など、アフターサービスも充実しており安心です。
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