
【医師に聞いた】中学受験直前、徹底すべき体調管理 “3つのポイント”は?
PR:ニールメッド
いよいよ中学受験も本番間近のシーズン。受験生の保護者が最も気を付けたいのは、子どもの体調管理のことではないでしょうか。今回は、中学受験を控える子どもを持つ3人の保護者が集合! 子どもの体調管理について、気になることや意識していることなどを語りあい、医師からアドバイスをもらいました。

●座談会に参加してくれたのはこの3人
田村さん:小学5年生の女の子のママ
佐々木さん:小学5年生の男の子のママ
野口さん:今年中学受験をする小学6年生の女の子のパパ
●ギモンに答えてくれる先生
車川 寿一(くるまがわ としかず)先生
南大沢メディカルプラザ 院長(呼吸器内科医)
1992年防衛医科大学校卒業。潜水医学を修めるため米国海軍施設、ガン免疫研究のため米国モフィットガンセンターに留学。自衛隊病院において内科医官、潜水医官を経て、自衛隊中央病院呼吸器科医長を務める。2007年から南大沢メディカルプラザに勤務、2016年より現職。
子どもの受験シーズン。気になる体調管理、どうしてる?
まずは保護者の3人で、現在行っている体調管理や、子どもをサポートするうえで意識していることをざっくばらんに語り合ってもらいました。
Q.感染症が心配な季節、子どもの体調管理をどうしていますか?

熱を出したり感染症にかかったりして塾を休むと、休んだぶんの勉強を取り戻すのが大変。だからこの時期はとくに体調管理に気をつけています。みなさんはどうですか?

家族で手洗い・うがいを徹底しているのと、子どもが人混みに行くときはマスクをつけさせて、除菌スプレーやウェットティッシュを持たせています。

うんうん、うちも同じです! あとは、風邪予防に効果があると話題のヨーグルトドリンクを毎日飲ませるとか。塾から帰宅したらなるべく早く寝るように声をかけて、栄養のある食事を作っています。子どものために親ができるだけのことをやってあげたいな、って。

できるサポートはなんでもしたいですよね。最近は乾燥してきたので湿度管理も徹底中。家ではずっと加湿空気清浄機器をつけて、湿度を常にチェックしています。

Q.そのほか、みなさん自身が意識していることを教えてください。

やっぱり、家族のだれかが感染症にかかって受験生の子どもにうつってしまうのがこわいから、家族全員の体調管理も気にしています。夫が会社から帰宅したら玄関で上着を脱いで除菌スプレーをかけ、そのままおふろに入ってからリビングに来てもらうようにしています。

親が風邪をひいて子どもにうつすことは極力避けたいですよね。

そうですね! 除菌以外では、適度に体を動かすことも大事かなと思います。塾と学校との往復で運動不足になりがちなので、気分転換と運動もかねて、子どもと一緒に犬の散歩に行ってリフレッシュしています。
医師が伝えたい、冬の体調管理3つのポイント
保護者のみなさんの熱心な対策を、うなずきながら笑顔で聞いていた先生。医師の目にはどのように映ったのでしょうか。

Q.保護者のみなさんへ、先生からのアドバイスをお願いします。

みなさん、基本的な体調管理をしっかりと実践できていると思いました。外出をして汚れるのは、服から露出している部分、とくにあちこちに触れている手です。そして呼吸するときの外気の通り道である鼻・のどや気管も汚れています。帰宅した際の手洗いとうがいによって、ウイルスや細菌の最初の入り口をキレイにすることは、だれでも簡単にできる効果的な感染予防対策です。
加湿器の利用もとてもいいと思います。これからの季節、エアコンを使うと空気が乾燥しますよね。湿度が40%以下になると、ウイルス感染が起きやすくなると言われています。加湿器本体の表示や湿度計などを利用して、湿度50%前後から60%ぐらいの適正な湿度を保てるといいでしょう。
さらに受験シーズンは、お子さんのメンタル面でのサポートも必要ですよね。受験時期が近づくと、親も心配して「大丈夫なの?」「ちゃんとやってるの?」と言ってしまいがちですが、できれば「よくできてるね。こうするともっといいと思うよ」とポジティブな言葉で応援してあげるといいと思います。親は子どものいちばんの応援団ですから、家ではほっとリラックスできるような環境を整えてあげたいですね。

Q.体調管理のポイント3つを教えてください。
POINT1 しっかり睡眠をとる

受験期で勉強を頑張っている子どもは脳も疲れていますし、同じ姿勢で座って体も緊張しています。帰宅後はお風呂で血行をよくして、しっかり睡眠をとるようにしましょう。しっかり睡眠をとることは、脳と体を休息させ、自律神経を整えるために非常に大切です。
自律神経は体の機能が正常に働くように調節する役割があります。睡眠不足になると、自律神経の調節機能が不安定になり、急激な気温差などの環境変化で体調を壊しやすくなる原因にも。また、疲れ・ストレスが残ると免疫力の低下にも繋がります。体調管理でもっとも大事なポイントと言えるでしょう。受験期を控える子どもが心地よい睡眠をとるために、家族みんなで協力できるといいですね。よい睡眠を取ることを中心に、家族みんなで生活リズムを整えましょう。
POINT2 手指消毒

コロナ禍以降、日本だけでなく世界的にも感染予防に対する意識が高まりましたし、みなさんよく気をつけていると思います。お子さんが冬期講習など塾で昼食や夕食などをとるときには、除菌機能のあるウェットティッシュを使わせることは予防に効果的です。
ただあまり神経質に手洗いや除菌をしすぎると手荒れの原因にも。肌が弱いお子さんはアルコール不使用の除菌効果のあるものを使うといいでしょう。
POINT3 気道の乾燥を防ぐ

空気の通り道である鼻・のど・気管などの気道の壁は、線毛というミクロの毛が生えた細胞で構成されており、気道粘膜といいます。外から入ってきたほこりやウイルスなどの異物が粘液に付着すると、線毛がエスカレーターのように粘液と異物を鼻水やたんにして外に運び出そうとするバリア機能が働きます。
しかし粘膜が乾燥すると線毛の動きが鈍くなり、異物を外に排出する力が弱くなってしまいます。そこからウイルスなどが侵入することで感染が起こる原因に。バリア機能を正常に保つためにも気道の乾燥を防ぐことはとても大切です。
塾での授業中やバスや電車での移動中、鼻やのどがイガイガするようなら乾燥しているということ。マスクをして気道を保湿しましょう。帰宅時にはのどのうがいをすることも大切ですが、気道の入り口全体の乾燥を予防して、付着したほこりやウイルス・細菌などを洗い流すには、実は鼻うがいがとても効果的なんです。鼻と喉の奥の「上咽頭」と呼ばれる部位にウイルスが付着し、一定期間滞留した後、吸収されることで風邪や感染症が発症します。この滞留期間に付着したウイルスを鼻うがいで洗い流すことが重要です。


体調管理に医師が勧める鼻うがい、気になるQ&A
体調管理に効果的な鼻うがいとは。保護者からの質問に、車川先生が回答してくれました。

鼻うがいはなぜ体調管理に効果的なんですか?

先ほど、体調管理に手洗い・うがいの基本が大事だとお話ししましたが、私たちが呼吸する際の空気の通り道である鼻や、鼻の奥にある上咽頭にはのどのうがいでは届きません。そこで、鼻うがいで鼻や上咽頭のほこりやウイルスなどの汚れを除去することが重要です。
鼻から洗浄液を注入する鼻うがいをすることで、鼻の中に付着したほこりやウイルスなどを洗い流すと、感染が起こりにくくなります。同時に気道の線毛がうるおうので、体の本来のバリア機能が正常に働くようになります。

鼻うがいを試したことがありません。ちょっと痛そうなイメージなんですが……。

このサイナス・リンスは、36度程度のお湯と洗浄液の素をボトルに入れ、振って溶かしたあと、鼻の穴に先端を当てて使用します。体液に近い塩分濃度の生理食塩水なので、ツンとする痛みは感じません。使うとすっきりして気持ちがいいですよ。

どんなタイミングで使うといいですか?

朝、顔を洗うときや帰宅時の手洗い・うがいをするときなどに1日2回くらい使うと、十分に効果があると思います。僕のおすすめは、帰宅してすぐに入浴したあとの鼻うがいです。浴室は湿度が高く鼻腔がうるおってくるので、まず鼻をかんでから鼻うがいをすると、さらに高い洗浄効果が期待できます。


鼻うがいというと、花粉症の時期のものかと思っていましたが、風邪予防にも効果があるんですね。

花粉症がある人は、花粉症薬の服用とあわせてサイナス・リンスを使うことで、症状がより軽減しやすくなります。近年は1月下旬から2月の受験期に花粉症の症状が出始めるお子さんもいます。中学受験直前に花粉症で鼻づまりになると、口呼吸になって喉の炎症を起こす原因にもなりますし、ぼーっとすると勉強のパフォーマンスも落ちてしまいますよね。鼻の通りをよくして、ウイルスや菌を予防する意味でも、サイナス・リンスはとてもおすすめです。

鼻水がたくさん出ているときは使わない方がいいですか?

鼻づまりがひどいと溶液を鼻に入れても反対側の鼻孔からうまく出てこないときがあります。その場合、鼻の中に強いむくみが生じている可能性があります。無理に溶液を入れると鼻から耳管に入って障害を起こすことも。鼻の症状が強すぎる場合は、耳鼻科にかかって治療をし、鼻の通りがよくなってから使うといいと思います。使ったことのないご家族は、親が一度試してみてはいかがでしょうか。


息子は、スイミングで鼻に水が入ったときのイメージで、鼻うがいを痛そうだと嫌がるんです。まずは私がサイナス・リンスを使って、痛くないことを証明してみようと思いました。

鼻うがいは汚れを洗い流すイメージだったので、先生のお話でうるおす効果があることを初めて知りました。乾燥して鼻の奥がヒリヒリするようなときに、鼻うがいをするとよさそうですよね。

わが家の娘はまもなく受験本番。私も妻も体調を崩せない時期なので、家族みんなで鼻うがいをして、体調管理したいと思います!
痛くない! 子どもも安心なサイナス・リンス

全国4,500以上の医療機関で取扱中、医師が開発した鼻うがいキット サイナス・リンス。独自開発した洗浄ボトルと生理食塩水だけを使った副作用の心配がない鼻洗浄システムです。
サイナス・リンスの洗浄液は、人間の体液に近い濃度に調節されているため、“ツーン”とした痛みを感じません。副鼻腔や上咽頭を洗浄して、風邪やウイルス感染症の予防や、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を緩和させる効果が期待できます。
5歳未満のお子さま用の「サイナス・リンス キッズ」も販売されています。