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自分で考えて行動する子どもを育てる – 4人制サッカー「4v4」の可能性とは
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子どもが成長するにつれ、保護者の頭をよぎるのが「習い事」。本人の興味があるものをやらせるのが一番ですが、「どんな習い事があるのか?」という情報を教えてあげるのは大人の役目。でも、せっかくならその子の成長にプラスになるもの、将来の役に立つものを……と考えるのが親心ですよね。そんな方に知ってほしい注目の競技があるんです。
それが、サッカー界の本田圭佑さんが発起人を務める、育成年代(U10・U12)向けの4人制サッカー「4v4」。2023年8月にサービスを開始し、独特な競技ルールや大会システムでぐんぐん注目度を上げている競技です。2024年12月24~26日には、そんな4v4の日本一を決定する全国大会「JAPAN CUP」が開催。また12月7日には、ファイナルに向けた最後の出場枠をかけて「4v4 au CUP」が開催され、高い注目を集めました。
今回マイナビ子育てでは両大会の様子をレポート。さらに、4v4のメインパートナーであるKDDIの担当者に競技に込められた想いをインタビューしました。子どもたちの自主性を大切にした新しい競技・4v4の魅力を深堀します。
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新しいサッカー 4v4の魅力と特徴を解説
4v4は、育成年代向けに開発された4対4のコンパクトサッカーです。自分の頭で考えて行動する子どもを育てたいという想いから、本田圭佑さん自らがルールを考案。自主性を大切にするために監督や指導者がいないなど、今までにない全く新しいサッカーです。まずは、そのユニークな基本ルールを紹介します。
\ ここがユニーク! 4v4のルール /
1本勝負の超攻撃型
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試合時間は、10分1本勝負。自陣からのシュートは禁止で、ボールを保持してから20秒以内にシュートを打つ必要があります。ゴールキーパーはフィールドプレイヤーとして果敢に攻撃に参加できるなど、より攻撃的な試合展開を実現するためのルールが採用されています。
監督・コーチ禁止
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ベンチに監督やコーチは不在。チームへの参加人数は最大6名で、試合中の交代は自由です。選手は必ず1人1回以上フィールドに立つ必要があるため、選手自ら交代やタイムアウトを要求し、戦略を考えてプレーすることが要求されます。子どもの自主性を大切にする仕組みを取り入れて、仲間と切磋琢磨することで勝利を目指す狙いです。
負けても何度でも挑戦できる
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大会ではポイント制を採用し、一度負けたとしても何度でも挑戦できるのが特徴です。シーズンを通してより多くポイントを獲得したランキング上位チームは、日本一をかけて戦う決勝戦「JAPAN CUP」への出場権が与えられます。さらにシーズン後半に開催されるゴールドランク大会で一発逆転を狙うことも!
4v4では、一人ひとりが主体となって考え、行動する力を育むことに重きを置き、これらのルールが採用されました。また、大会のポイント制というルールには「何度でも挑戦してほしい」「諦めない心をもってほしい」という願いが感じられます。子どもたちの可能性を引き出す4v4は、彼らにとって大きな経験となり、成長を促進させるでしょう。
そんな理念に賛同し、4v4のメインパートナーを務めているのが、KDDIです。同社は、子ども向けの多様な学習機会を提供するなど、未来人財育成に貢献するためにさまざまな活動をしています。そんな夢に向かって励む子どもの成長を支援すべく、KDDI主導で開催されたのが「4v4 au CUP」です。
諦めない子どもたちを応援する「4v4 au CUP」 当日の様子は?
「JAPAN CUP」では今年から、子どもたちにさらにチャンスを提供するべく、新たに49チーム目の出場枠を追加しました。「4v4 au CUP」は、その1枠をかけて全国から選ばれた代表チームと特別選考チームが優勝を目指す、子どもたちの最後の挑戦場です。
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12月7日の大会当日は、「最後まで諦めない」と強い気持ちをもったチームが、夢の舞台への切符を手にするために会場に集結。白熱した戦いを次々と繰り広げ、寒空を感じさせないほど熱気に溢れていました。みごと優勝を勝ち取ったチームは喜びを仲間と分かちあい、惜しくも負けてしまったチームもお互いの健闘を称え合っている姿が印象的でした。
本大会に参加したチーム全員が横断幕に寄せ書きを行い、優勝チームは、みんなの想いが詰まった横断幕を持って12月24日からの「JAPAN CUP」に挑みました。最後の最後まで諦めなかったからこそ手に入れられた全国大会への出場権は、感慨深いものがあります。
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4v4の日本一を決めるJAPAN CUPをレポート&担当者へその想いをインタビュー
「JAPAN CUP」は、予選ラウンドを勝ち抜いたU10とU12の各カテゴリ49チームが優勝を争う全国大会。2024年12月24・25日にZOZOPARK HONDA Football Areaでグループステージが、翌26日にLaLa arena TOKYO-BAYで準決勝・3位決定戦・決勝戦が開催されました。
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26日は、優勝が決まったU10とU12のチームと、本田圭佑さん率いる現役プロサッカー選手・レジェンド選手との夢の対戦ができるスペシャルマッチも開催されるとあって、大勢のサッカーファンが駆け付けました。紹介映像とともに各チームの選手らが出場し、その勇ましい表情に本気度が伝わってきます。
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試合中に流れる音楽も相まってか、観客らの応援にも熱が入り、会場全体の一体感がものすごい! 10分1本勝負ということで、スピーディかつ迫力のある戦いが繰り広げられ、どのチームも手に汗握る展開で目が離せませんでした。個々が自分の能力を最大限に発揮しつつ、ベンチに監督やコーチは不在のため、交代もタイムアウトも作戦もメンバー同士で考えて行動するチームワーク力の高さにも感動。懸命にボールを追いかけ、最後の1秒までゴールに向かい諦めずにプレーする子どもたちの姿に、目頭が熱くなりました。
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激闘を制し、U10カテゴリでは2代目チャンピオン、U12カテゴリでは記念すべき初代チャンピオンが誕生しました。この後のスペシャルマッチも大いに盛り上がり、大興奮の中「JAPAN CUP」は閉幕しました。
そんな「4v4」の魅力をまだまだ知るために、メインパートナーであるKDDIの担当者さんを直撃し、本大会に込めた想いを聞いてみました。
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Q KDDIが、4v4に協賛したきっかけ・理由を教えてください。
梅原さん:4v4は、夢に向かって励む子どもの成長を支援すること、そして未来のサッカースター候補を育成することで日本のサッカー界全体の成長に繋げることをミッションに掲げています。これは、まさにKDDIが目指す「未来人財の育成」と「誰もが想いを実現できる社会をつくる」ことと重なります。
また、U10向けにこれまでなかった全国大会を新たに立ち上げるというお話を聞いて、全国大会という子ども達が本気で目指したい場所を作ることで、そこに向けて子供達自身で日々の練習を頑張るイメージができた点が決め手でした。
通信会社として未来に向けた場所を提供していくという使命にも通ずるところがあり、2シーズン続けてメインパートナーを務めています。
Q auはどのようなサポートを行っているのでしょうか。
梅原さん:まずは大会を盛り上げるために、多くの人に楽しんでもらえるようなauブースを出展しました。たとえば全国各地で行われたゴールドランク大会では、ドリブルの速さを競う「ドリブルスピードスターコンテスト」、12月26日のファイナルでは、「AI活用シュートフォーム分析」を行い、サッカーにまだ馴染みのない方にも興味をもってもらえるような取り組みを行いました。また4v4は、何度でもチャレンジできるというのが魅力のひとつなので、全国大会出場の最後の枠を競う「4v4 au CUP」を開催し、ラストチャンスの場を提供しました。
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Q ずばり、4v4の魅力はどこでしょうか?
梅原さん:子どもたち一人ひとりが考えて行動しなくてはならないため、自主性を育めます。一度負けでも何度も挑戦できることから、粘り強さやチャレンジ精神を養うことも。さらにチームメイト同士で戦略を練り目標に向かって協力していくことから、協調性やチームワーク力も高められます。このようにスポーツ以外でも活きてくる力、いずれ社会に出た時に通用する力を、競技を通して得られる点が大きな魅力です。
私には小学5年生の息子がいて、彼は野球をずっとやっていたんですが今は中学受験のために野球を休んでいるんです。スポーツと勉強という違いはありますが、今まで身に着けた習慣が役立つことが多いと感じています。早起きして練習していた時間が勉強する時間になったり、自分で目標を設定してその達成のための計画を立てたり。そういうのって「自分で決める」ということが大切で、親に言われてやるとやる気が出なかったり継続できなかったりすると思うんです。
だから、壁にぶち当たったときに自分で乗り越えようとする「自主性」を育める4v4はすごくいい競技だと思います。
Q 大会の参加者や保護者からの反応はいかがですか?
梅原さん:先日、大会に参加した選手とその保護者にインタビューしたときに、改めて親に感謝を伝える子どもたちが多かったのが印象的でした。送り迎え、現地での応援、お弁当などの親のサポートを改めて感じて、親子の絆が深まるきっかけになれた気がします。
Q 最後に、4v4に期待することを教えてください。
梅原さん:4v4は、自ら考え行動する力を育めて、子どもの成長に繋げられる最高の競技です。4v4が日本や世界を代表する選手を輩出する登竜門の場になってほしいという想いはもちろん、たくさんの子どもたちが自分の可能性を発見し、さらなる成長のきっかけの場になることを期待しています。4v4 は4人集まれば手軽に参加ができます。日頃サッカーに本気で取り組んでいる人や、サッカーに興味があってこれからチャレンジしたい人、友達同士で参加したい人など、たくさんの皆さまのご参加お待ちしています!
AIを活用したシュートフォーム分析やフォトブースなど試合以外のブースにも魅力的なコンテンツが満載!
各大会の会場では、大会参加者だけでなくさまざまな人が楽しめるブースが展開されました。12月26日の決勝会場にて大好評だったのは、Google Pixel の「AI活用シュートフォーム分析」ブース。
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挑戦者が的に向かってボールを蹴るところをGoogle Pixel のAIカメラで撮影し、パワー、精度、フォームの観点で採点。その参加者の映像と三笘薫選手の映像を比較分析し、プロのプレーに近づくためのアドバイスを提供するというもの。シュート画像付きのオリジナルカードを作成できるとあって、多くの参加者が挑戦して楽しんでいました。
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試合は全国ネットで放送
12月24・25日に開催されたグループステージの様子の一部は、KDDIが共同で運営しているインターネットスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」で無料ライブ配信されました。26日のファイナルの様子も「ABEMA」で配信され、多くのスポーツファンが視聴。会場に来られなかった方もライブ中継で4v4を楽しみ “通信のチカラ”で盛り上げました。現在も「SPORTS BULL」にて、24日・25日のグループステージ・決勝トーナメント全318試合分の試合映像を見逃し配信で楽しめるので、まだ4v4の試合を見たことがない方はぜひ視聴してみては。
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4v4に込められた想い ― 未来の人財育成のために ―
「サッカーの世界大会を全ての子どもに」というミッションのもと、スタートした4v4。2年目のシーズンでは、初年度よりも参加人数がグッと増え、認知度も高まっています。来シーズンにはASIA CUPの開催を予定しており、さらに大きな盛り上がりをみせるでしょう。自主性や協調性など、社会に出る上で必要な力を育める4v4を、未来人財の育成に取り組むKDDIは全力で応援します。
日本のサッカー界を背負う新時代ヒーローを生み出す可能性を秘めた4v4に、今後も注目です。