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2025年07月01日 13:00 更新

脳科学者も“低学年からの英語学習”に太鼓判 子どもにとって有効な学習法と親のかかわり方とは

PR:公文教育研究会

脳科学者も“低学年からの英語学習”に太鼓判  子どもにとって有効な学習法と親のかかわり方とは

公文教育研究会が小学生の子どもを持つ親600名に対して行った「子どもの英語学習」に関するアンケートで、興味深い事実が明らかになりました。高学年(5・6年生)の子どもをもつ親で、子どもを学校外の英語教室に通わせていない、または高学年になってから通わせ始めた親のうち、約半数が「低学年(1・2年生)のうちから英語を習わせておけばよかった」と感じているというのです。なぜ多くの親がそのような気持ちを抱いているのでしょうか。そして、低学年から英語を学ぶメリットはどんなところにあるのでしょうか。

そこで今回、脳科学者の瀧靖之教授をお招きし、マイナビ子育て編集長との対談を実施。脳科学の専門家と子育てに関する情報を発信するメディア編集長、二人のお話から子どもにとって効果的な英語学習法を探ります。

半数の親が「低学年から英語を学ばせればよかった」と思っている

公文教育研究会は4月、全国の小学生の子どもを持つ親600名に対して行った「子どもの英語学習に関する意識調査」の結果を発表しました。

グラフ1

まず英語学習の重要性についてですが、約9割もの親が「子どもの英語学習は重要だと思う」と回答しています。背景にあるのは「社会のグローバル化」に対応するため。時代の変化に合わせて、子どもに英語を身につけてほしいと願う親が多いようです。その他、「受験」や「将来の夢のため」といった回答も見られました。

グラフ2

現在、小学3年生からの外国語活動が必修化されていますが、調査によると、学校外の英語教室などに子どもを通わせている親は約2割。その中で小学校3年生~小学校6年生の子どもを持つ親の約7割は低学年以前から通わせ始めたそうで、学校での英語教育が始まるよりも前から英語を学ばせたいという親の意向がうかがえます。

逆に、高学年の子どもをもつ親で、子どもを学校外の英語教室に通わせていない親、または高学年になってから通わせ始めた親はどう感じているのか。アンケートによると、約半数が「低学年から英語を習わせていればよかった」と思っている様子が見て取れます。

グラフ3

なぜ、低学年から英語を学ばせたいのか。その理由としては、「耳を英語に慣らしておきたい」「発音を学んでほしかった」といった理由が挙がっています。高学年になって学校で英語を学ぶ前に、まずは英語に触れ、慣れ親しむ環境をつくってあげたいと考える親が多いのかもしれません。

アンケートからは、ほとんどの親が子どもの英語学習を重視していることや、英語学習はなるべく低学年のうちから始めたほうがいいと考えている親が多いことがわかります。

実際のところ、低学年から英語学習を始めるメリットはどこにあるのでしょうか。アンケートの結果をもとに、脳科学の専門家である瀧教授と、マイナビ子育て編集長の川島による対談を実施しました。

低学年から英語を学習するメリットは?

プロフィール

瀧教授と川島編集長

瀧靖之 教授(右)
1970年生まれ。東北大学加齢医学研究所教授。医師。医学博士。脳の発達から加齢までのトピックを網羅した研究分野の第一人者。著書に「回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣」(青春出版社)、「生涯健康脳になるコツを教えます!」(廣済堂出版)、「16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ」(文響社)、「本当はすごい早生まれ」(飛鳥新社)など。

川島輝美 編集長(左)
Webディレクターなどの勤務経験を経て、2005年にマイナビ入社。2007年からは「マイナビウーマン」の前身となる「escala cafe」の編集長を担当し、2016年より自ら立ち上げた「マイナビ子育て」編集長に就任。

――アンケートでは多くの親が子どもの英語学習を重視しており、特に低学年のうちから始めておけばよかったと感じていることがわかりました。この結果をどう見られますか。

瀧教授瀧教授

言語の獲得にはさまざまな説がありますが、第二言語については、小学校低学年のうちにある程度獲得しておくと、将来にわたって能力を獲得しやすいといわれています。

なぜなら、私たちの脳には“可塑性”という『脳が変化する力』が備わっており、この能力は低年齢であるほど高いからです。そのため、早くから英語学習を始めたほうが効率よく身につけられるのです。特にリスニングやスピーキングに慣れておくといいでしょう。

川島川島

子育て情報を発信している立場としても、英語は早く始めるほうがいいというのがトレンドだと感じます。1つ目の理由として、中学受験の準備をするための塾は小学3年生の2月開始がスタンダードとなっていること。2つ目に、中学によっては英検が受験時の加点対象となるため、受験前に取っておく利点があること。早く英語を始めることは、瀧先生がおっしゃる可塑性の点はもちろん、中学受験におけるメリットにもなるわけです。私からも質問なのですが、発音の習得もやはり早い方がいいのでしょうか?

瀧教授瀧教授

発音も早い時期から身につけたほうがいいでしょう。発音を身につける際は、正しい発音を聴いて、自分でもやってみて学びますよね。「学ぶ」は「真似ぶ」が語源。真似、つまり模倣して習得する力も可塑性が重要なんです。

瀧教授と川島編集長

英語を学ぶことで自信がつき、知的好奇心を育める

――子どもの脳の成長過程において、英語に触れることはどのような影響があるでしょうか。

瀧教授瀧教授

英語学習は知的好奇心を伸ばすのにも効果的です。英語は、いわばコミュニケーションツール。身につけることで、世界中のたくさんの人々とコミュニケーションができるようになります。その背景を実感できれば、いろいろなものに対する好奇心がわき、どんどん英語を話す、聞くのが楽しくなってくる。そういうマインドセットを早くからつくってあげることが大事だと思います。

川島川島

「楽しいものだと感じさせる」という点は、すごく共感できます。低学年のうちに英語に触れないまま高学年になった子どもは、英語を発音するのが恥ずかしいといった後ろ向きな気持ちも生まれてしまうことが多いと聞きます。早いうちから英語を学ぶことで、発音することにも抵抗感がなくなりますし、「英語って楽しいんだ」という成功体験を子どもに積ませることができます。そうやって築かれた土台が、その後の英語学習に良い影響を与えてくれると思います。

瀧教授瀧教授

子どもにとって、自信をもてる経験は大きいですね。また、低学年のうちから英語を身につけることが、記憶力にも良い影響を与える可能性があります。たとえば「犬」は日本語だと「犬」ですが、英語だと「Dog」。このように、多言語を習得すると、ひとつの概念をふたつの言語で理解できるようになります。これを「対連合記憶」といい、いわば語呂合わせのような覚え方を自然にできるわけです。

川島川島

たしかに語呂合わせで覚えたものは、記憶に残りやすいですよね。それに、言語によっては母語にない概念を表す単語などもありますから、より文化的な理解を広げられそうです。

瀧教授瀧教授

そうですね。たとえば日本語と英語では、時間の概念の捉え方が異なります。英語だと現在完了形や過去完了形、過去進行形などきっちりと分類されますが、日本語はもっと曖昧です。早くから英語を学ぶことで、物事の様々な捉え方を知り、視野を広めることができるのです。

瀧教授

子どもに英語を学ばせるには、親自身が学ぶ姿を見せることが大事

――早くから子どもに英語を学ばせる重要性はよくわかりました。一方で、勉強を嫌がる子どもも少なくありません。保護者として、子どもの英語学習をどのようにサポートすべきでしょうか。

瀧教授瀧教授

これはもう、すごくシンプルです。親自身が楽しく英語を学んでいる姿を子どもに見せることです。結局のところ、人は誰かが楽しそうにやっている姿を見るとやってみたくなるんです。そうやって「学ぶことが楽しい」というマインドセットができると、呼吸をするように勉強するようになります。

川島川島

最初からひとりで学ぶのは低学年の子どもには難しいかもしれないので、親が「一緒に遊ぼう」と声をかけるのが理想的だと思います。「一緒に勉強しよう」じゃなくて、「一緒に遊ぼう」。やっぱり子どもは親と一緒に何かをするのが好きですから。そこから親子のコミュニケーションが広がるとさらにいいなと。

瀧教授瀧教授

まさにそのとおりだと思います。私にも子どもがいますが、小さいころから、英語も昆虫採集もスキーもピアノも全部一緒にやってきました。一緒にやるのが難しければ、やっている姿を見せるだけでもいいと思います。

川島川島

まさに“親の背中を見せる”ですね。そしてすぐに、親は子どもに追い抜かれるんです(笑)。

瀧教授瀧教授

そう、必ず子どもは親や先生を追い抜いていきます。それが子どもの自信につながるんです。先ほども、子どもにとって自信をもてる経験は大きいという話が出ましたが、自信は子どもの自己肯定感や主観的幸福感を高めます。主観的幸福感とは、他人が決めた指標ではなく、自分で自分の幸福度を評価するという考え方のこと。主観的幸福感が高いと、将来の脳の健康維持にも役立つんです。

川島編集長

「結果」ではなく「過程」を褒める

川島川島

ただ、英語学習も学年が上がるにつれ、少しずつ難しくなっていきます。子どもが挫折しないように親ができることは何でしょうか。

瀧教授瀧教授

ポイントは「結果ではなく、過程を褒める」ことです。たとえば、テストで100点取ったことを褒めてしまうと、「100点を取ることがすごい」というマインドセットになります。すると、常に100点を目指すだけになり、本質的なチャレンジ精神がつきづらくなるんです。

川島川島

100点を取らないと褒めてもらえないわけですから、逆に100点を取れないことを怖がるようになってしまいますよね。

瀧教授瀧教授

おっしゃるとおりです。ですから親は、「これだけがんばったことがすばらしい」と、子どもの努力を褒めるべきなのです。すると、結果はどうあれ努力する、難しいことにもトライするといったマインドが醸成されます。

川島川島

過程を褒めるのは、簡単なようでいて難しいですよね。その過程を見ていないと褒められないですから、放ったらかしにはできません。

瀧教授瀧教授

そうなんです。子どもの努力をしっかりと見て、褒めてやることが重要です。それが難しいのであれば、“支援はするけれど干渉はしない”という自由放任主義にしたほうが、子どもが伸び伸びと挑戦できて、結果として英語力が伸びるケースもあります。避けたいのは、中途半端に干渉すること。普段は見ていないのに、テストの結果だけを見て褒めたり怒ったりすると、先ほど述べたような「結果だけに固執するマインド」が刷り込まれてしまうのです。

川島川島

とはいえ、それでも英語を好きになってもらうのが難しいと悩んでいる親も多いです。いつまで親が伴走できるかもわかりませんし、できれば早いうちからひとりでもがんばれるように持っていきたいですよね。

瀧教授瀧教授

ひとりでもがんばれるようにするために、効果的な方法がふたつあります。まず、「英語は楽しい」と伝え続けること。それから、「あなたは英語がすごく得意だよ。がんばり続ければもっと伸びるよ」と伝え続けることです。極端な話、それが勘違いでもいいんです。楽しくて好きだ、得意だ、と本人が思えたら、それが自信になって継続できるのです。

川島川島

とても勉強になりました! 英語学習は早いほうがいいと思ってはいましたが、脳科学の観点で教えていただくことでより納得感が得られました。瀧先生、たくさんヒントをいただきありがとうございました!

瀧教授と川島編集長

編集長のオススメ「KUMONの英語学習」ってどんなことをしているの?

瀧教授と川島編集長の対談から、低学年のうちに英語学習を始めることの重要性が見えてきました。では、具体的にどんな教材を用いて英語を学ばせればいいのでしょうか。

川島編集長がおすすめとして挙げるのが「KUMONの英語学習」です。英語に慣れ親しむところから始まって、一人ひとりのペースでステップアップできるというコンセプトは、英語を初めて学ぶ子どもにもぴったり! KUMONでは、十分なインプットをしないまま、いきなり発音や文法を同時に学んで挫折することがないよう、「聞ける」「読める」「言える」「書ける」を段階的に学んでいきます。

英語でやり取りができる

そのためのツールとして用意されているのが、専用リスニング機器「E-Pencil(イー・ペンシル)」。教材の音声マークをE-Pencilでタッチすると、ネイティブスピーカーの音声で単語や文章が再生されます。正しい発音を聞き、自分でも声に出して読むという流れで、音と文字、意味が頭の中でしっかり結びつき、英語力の向上につながります。

専用リスニング機器「E-Pencil(イー・ペンシル)」
川島川島

KUMONの英語には我が家もお世話になっています。教材はイラストがたくさん使われていて、テキストも大きくて読みやすいから、子どもも抵抗感なく入ってくれます。リビングで私と一緒に勉強することもあるし、自分の部屋でひとり集中して勉強していることもありますね。瀧先生のお話にもありましたが、親子でコミュニケーションをとりながら楽しく学ぶのに最適な教材だと思います。

教材で取り上げられている題材もいいですよね。たとえば、『宝島』やO.ヘンリーの作品のように、親が子どもに読んでほしいと思う名作や古典が使われていて、英語と同時に良質な作品に触れてもらえるのも親として嬉しいです。他の分野への興味の入口にもなると思います。

専用リスニング機器「E-Pencil(イー・ペンシル)」
川島川島

英語を勉強するというハードルを子どもにどう乗り越えてもらうか、苦労している親御さんは多いです。その点、KUMONの英語は聞いて、読んで、言って、書くというステップがうまくまとまっているので、親としても「楽しいからやってみようよ」と言いやすいんですよね。低学年から英語教育を始めることで、楽しいと素直に感じられたり、多様性への理解が進んだりと、子どもの将来の選択肢を広げるきっかけになると思います。中学生になると英語のレベルが一気に上がり、そこで英語嫌いになる子も多いんですよね。そのギャップを感じさせないためにも、無理なく継続的に基礎をかためていけるKUMONの英語は、心強い存在なんです。

川島編集長

こんなデータも!

年長・小学生で英検®3~5級合格者のうち、4割以上が「KUMONの英語」経験者!

※英検®3~5級に合格した年長・小学生の子を持つ親651人にインターネット調査(DMI社モニター)期間:2024年2月28日~3月7日
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

脳科学の専門家である瀧教授と、マイナビ子育て編集長の川島の対談を通して、低学年から英語学習を始めることの重要性が明らかになりました。KUMONの英語は、子どもが挫折せず、継続して英語を学ぶのに最適。子どもに英語を学ばせたいと考えている親御さんは、まずはKUMONの英語を検討してみてはいかがでしょうか。

※調査内容:子どもの英語学習に関する意識調査 調査対象者:性別:男女/年齢:25歳~55歳、調査対象:小学1年~6年生の子をもつ親 計600人、小学1~6年生 各学年100名ずつの均等割付 調査期間:2025年3月  調査方法:インターネット調査