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2026年05月28日 15:00 更新

子どもの自立を育てるお風呂習慣 ひとり洗いはいつから始める?

PR:花王

子どもと過ごすお風呂の時間は、大切なコミュニケーションタイム。一方で、「そろそろ自分で洗ってほしいけれど難しそう」「やらせてみたいけど、どこまで任せればいいのかわからない……」。そんなふうに、ひとり洗いの始めどきに悩む保護者は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、幼児教育の専門家へのインタビューを通じて、子どもの発達とお風呂習慣の関係、そして、ひとり洗いを始めるタイミングやサポートのコツを解説。さらに、子どもの「できた!」を後押しするアイテムやコンテンツも紹介し、親子で前向きに取り組める“ひとり洗いデビュー”のヒントをお届けします。

専門家プロフィール
mamaco
mamaco さん
元幼稚園教諭・保育士。一児の母。幼児教育やインクルーシブ教育を学び、子どもと家族が心地よく過ごせる環境づくりを発信。子育てのリアルに寄り添う視点で情報を届けている。

子どもの発達と「自分でやりたい」気持ち

「自分でできた」という感覚は、挑戦心や自信を育む

――子どもの「自分でやりたい」という気持ちは何歳ぐらいから強くなってくるのですか?

1歳半から3歳頃の、いわゆる「イヤイヤ期」にかけて芽生えることが多いです。ただし個人差はあるので、3歳を過ぎてからという子もいます。「イヤイヤ期」は、言い方を換えると「やりたいやりたい期」。自分のアクションによって目の前の出来事が変わる点におもしろさを感じるので、子どもが「やりたい!」と主張する場合、可能であれば「今はこういうことに興味があるんだな」と見守る気持ちをもっていただくといいと思います。

――急いでいるときや忙しいときに「○○をやりたい!」と言われると困る場合もありますよね……。

そうなんです(笑)。なので、全部を「いいよ」とは言えないと思いますが、「それがやりたいんだね」と言ってあげるだけでも、子どもは受け止めてもらえた気持ちになります。そして、その状態をつくるためには、まずはママやパパが自分自身を甘やかす時間をもって、自分に余裕をもつことが大切です。そのうえで子どもと接することができるといいと思います。

――「自分でやる」という経験をすると、子どもの成長や自立心にはどのような影響があるのでしょうか?

何かにチャレンジして「できた」という感覚を抱くと、ほかのことにも挑戦したい気持ちや好奇心、自信が育まれます。さらに、それが身の回りのことに関する場合、「自分のことを自分でできた」という自己肯定感が生まれます。

――ママやパパにやってもらっていたことを自分でできるようになると、自信が生まれるのですね。
そうですね。特に自分の頭や身体を洗うなど自分自身をしっかりと確認する行為では、「この手や足は自分のものなんだ」という感覚が養われます。それは「体を大切に扱うこと」を知ることにつながるので、心身の成長に大変役立ちます。

やってあげすぎは逆効果? 適切なサポートとは

――子どもに自分で頭や身体を洗わせることを、「難しそう」「まだ早いのでは?」と感じる保護者もいると思いますが、どのような関わり方をするとよいでしょうか。

「本当は自分でやることなんだ」ということを子どもには認識してほしいので、「ママやパパが手伝うね」などの声かけを通して意識づけができるといいと思います。

子ども自身にやりたい気持ちが出てきたときに手を貸しすぎると、「自分はできないからダメなんだ」「親から信頼されていない」という気持ちが芽生えることも。ですので、年齢が上がるにつれて「見守る」姿勢で、子どもをある程度信じて任せることを大事にしていきたいですね。

――ひとり洗いを始めるのは、いつ頃が最適ですか?

時期に正解はなく、子どもが「洗ってみたい」と興味をもったタイミングを優先してください。その際は、まずは「泡を出してみるだけ」とか「出した泡で手を洗ってみる」など、段階的に始めるのがいいでしょう。また、保育園や幼稚園の年長児クラスになると、お泊まり保育で「自分の体は自分で洗う」経験をすることがあります。そういうきっかけがあると、事前に洗う練習ができそうですね。

――そういう場合は、最初は保護者が洗い方を教えてもいいですね。

ママやパパが自分の背中を洗いながら「こうやって洗うんだよ」と見せて、子どもが自分で洗う様子を見守ってあげるといいと思います。そのなかで、子どもが「今日はやりたくない」「洗ってほしい」と言う場合は、その気持ちを受け止めてください。自分の気持ちを言えるのは素晴らしいことなので、やりたい気持ちがないときは、無理をさせる必要はありません。

子どもが使いやすいものを選んで、ひとり洗いデビューを楽しく

――子どもにとって、シャンプーをすることは体を洗うよりハードルが高いですよね。

そうですね。なので、まずは顔に水をつけることから始めるといいと思います。最初は濡らした手をほおに当てて、次は洗面器にためた水をすくって顔を濡らしてみる。そのあとはシャワーを頭のうえから浴びるなど、段階的に慣れていくことが大切です。そして、保護者が見本を見せるのもいいでしょう。髪の毛が長い場合はシャンプーをするのが特に大変なので、ママやパパ自身が、顔を上に向けたままシャワーで髪を濡らす様子を実演して、「こうすると、顔が濡れないから平気だよ」と伝えてみるとよいでしょう。

――子どもが不安を感じない雰囲気を作るのが、大事ですね。

「自分でやってみたい」と思ってほしいので、子どもが前向きになれる声かけも意識したいです。「こうやるほうがいいよ」と教える姿勢を取りがちだと思いますが、子どもはそれに対して反発してくることもあります。なので、子どもと同じ立場になって「ママもここがうまく洗えないんだよね……。あ、でも見て見て。この方法だとよくない?」というふうに伝えると、素直に聞いて、そのまま実践につながることもあります。

――そのほかに、子どもがひとり洗いに積極的に取り組めるように、工夫できる点があれば教えてください。

ソープやシャンプーは泡状で出てくるほうが、泡立てる工程を省けるので便利です。顔にしみない成分を選ぶことも心がけたいです。サイズは安定感のあるもので、小さくて握力のない手でも押しやすいものがいいですね。

――子どもが使うことを考慮した製品選びをすると、ひとり洗いデビューをスムーズに迎えられそうですね。

子どもが使いやすいものを最初から用意することに対して、甘やかしすぎという声もあるかもしれませんが、子どもが簡単に実践できるものをどんどん取り入れて「やりたい」気持ちを応援するのはいいことだと思います。また、子どもは「自分専用」が好きな傾向があるので、お風呂の一角に、子どものシャンプーだけをカゴに入れたコーナーを作るなどの工夫をするのもいいですね。

――それでは最後に、子どもにこれからひとり洗いをさせたいと考えているママやパパにメッセージをお願いします。

ふだんから「お風呂って楽しいよね」「洗うと気持ちいいよね」と、お風呂自体をプラスのものと捉えられる声かけをしておくと、ひとり洗いにも前向きに取り組めるようになると思います。そして何よりも、子どもが興味をもち始めたときが肝心です。無理をさせることなく、焦らずにいれば、ひとり洗いを楽しく始められると思います。

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無理なく楽しく、親子でひとり洗いデビューを!

子どもの「自分でできた!」という経験は、日々の生活のなかで少しずつ積み重なっていくものです。お風呂時間も、その大切な一歩になるかもしれません。無理なく楽しく続けられる方法を取り入れながら、親子でひとり洗いデビューを始めてみてはいかがでしょうか?