【専門家監修】なぜ? ヒヤッとする子どもの危険な行動! 我が子を守るためには
PR:東京未来大学通信教育課程
言って聞かせても改善されない、子どもの危険な行動。どのように対処すれば効果的なのでしょうか。危険行動を取ってしまうメカニズムから声掛けの方法まで、専門家が伝授します!
子どもの動きは予測不可能。ちょっと目を離したすきに道へ飛び出したり、何かを口に入れようとしたり……。そんな危険行動は子どもの「認知」の発達と深い関わりがあるようです。子どもの思考や行動の特徴を知ることは、子どもの安全を守ることにもつながります。子どもが危険行動をとる理由や伝えるコツなどを専門家に聞いてみました。
子どもはなぜ危険な行動をとってしまうの?
ボールを追いかけて車が走る道路に飛び出してしまう。そんな大人がヒヤッとする危険行動、どうして子どもはとってしまうのでしょうか。それは、「認知発達」の成長途中だからだと考えられます。見る、聞く、覚える、推測するという情報処理の能力は、赤ちゃんの頃から成長とともに徐々に備わっていきます。そのため、子どもに大人と同じような言い方で伝えても効果はありません。危険行動を教えるときは、親が子どもの視点に立ってあげることが大事なのです。
乳幼児の認知の発達に関しては、スイスの心理学者ジャン・ピアジェの理論が有名です。ピアジェは、知能の発達をいくつかの段階に分けました。
[ピアジェ理論による知能の発達段階]
- 乳児期…
- 感覚運動期(0歳~2歳程度):目で見たものに対して、反射的に触ったり口に入れたりするなど反応する
- 幼児期…
- 前操作期(2歳~7歳程度):思考できるが、論理的ではない
- 児童期…
- 具体的操作期(7歳~11歳程度):目の前にある具体的なものに対して論理的に考えることができる
- 青年期以降…
- 形式的操作期(11歳以降):抽象的なものでも論理的に考えることができる
個人差はありますが、「幼児期(2歳~7歳程度)」の子どもは、自分以外の方角から見るという視点はまだ備わっていません。例えば、かくれんぼで頭だけ隠れているのに全身が隠れたつもりになっている子どもがいるように、向こう側にいる人から自分がどう見えているかという考えにまだ至りません。そのため、ボールを追って道路へ飛び出す際も、横から車が来るという他者の視点を意識するのは、子どもにとっては非常に難しいことなのです。
では、危険行動を防ぐためには、どのように教えていけば良いのでしょうか。それには、日ごろからのこまめな声掛けが不可欠です。緊急の場合は危険回避を最優先にしますが、落ち着いて一緒に歩いているときなどは、「今行ったら危ないよね」「右見て左見てから渡ろうね」などと、行動を伴って伝えてあげましょう。その際、「いつも言っているよね」と言うのはNG。子どもは以前のことをとっさに思い出すのが難しいため、その都度声を掛けてあげるのがポイントです。
また、“自分の子どもが守れそうな注意配分”を考えて教えるのも大事です。交通ルールを3つ守らせるのは難しそうと感じたら、最も大切にしてほしい1つをきちんと守ることにし、1つ目が身に付いたら2つ目を教えていくなど、順序やメリハリを付けるのもおすすめです。
乳児期や幼児期の前半の頃の場合は、大人が思う「危険」という認識がありません。手指や視覚といった感覚がまだ成熟していないため、つかんだものを知覚しやすい口に運ぶということは、赤ちゃんにとってごく自然な行動です。そのため、親が一緒に遊び、手の届く範囲で見守るのがベターでしょう。少し遠目で見守るときは、口に入れても危なくないおもちゃだけを周りに置くなど、環境を整える工夫を忘れずに!
最後に、親が心に留めておきたいことは、子どもだけでなく大人も一度に処理できる容量はコンピュータのように多くはないということです。危険が多い場所は、親にとっても気を配らなければならないことが多く、情報量の負担がかかってしまいます。毎回は難しいかもしれませんが、安全な公園や児童向けの施設などを利用しながら、子どもも大人も余裕のある中で遊ばせて、認知発達を育んでいけると良いですね。
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