【助産師解説】赤ちゃんとの外出、オススメ持ち物リスト8選<ママ体験談>
赤ちゃんとの外出に持っていきたい持ち物について、先輩ママの体験と助産師さんのアドバイスをご紹介!「あれも持参すればよかった」や「ムダな荷物が多かった」という失敗がないよう、お出かけ前にぜひチェックしてください。
赤ちゃんとの外出 これを持って行ってよかった~ママ体験談
レジャーシート
袋詰めおむつ替えセット
大きめのフェイスタオル
コンパクトな抱っこ紐
トイレに流せるおしりふき
授乳ケープ
予備の靴下
助っ人
助産師、佐藤先生からのアドバイス
先輩ママのリアルな声を参考にしつつ、ここからは助産師の佐藤先生のアドバイスも聞いてみましょう。さまざまな面を考慮し、ご家庭にもっとも合った持ち物を選んでみてください。
赤ちゃんは外気温に影響されやすい
新生児はもちろん、生後4ヶ月くらいまでの低月齢の赤ちゃんは、体温調節機能が未熟で外気温の影響を受けやすいです。できるだけ気候のよい日や温かい時間帯を選んで外出し、体温調整できる服やグッズも持参しましょう。直射日光対策も忘れずに。小さめのバスタオルやストールなどを日よけ代わりにするといいですね。
最近は、屋内と外の気温差が激しい傾向にあります。夏でも冬でも、施設内はエアコンが強くかかっていることが少なくありません。気温だけに気をとられず、屋内外の気温差にも注意して服装や持ち物を考えましょう。
夏
夏なら、薄手のカーディガンやブランケット、小さめの肌掛け、バスタオルなどを用意しておくといいですね。ママの体験談にもあったように、授乳ケープやストールで代用してもいいでしょう。足が冷たくなる可能性もあるので、靴下も持っていると安心です。
冬
冬は、厚手の服を一枚着せるよりは、何枚か重ね着しておくと体温調整しやすくておすすめです。そのうえで、厚手の上着とブランケットなどを準備しておくといいでしょう。抱っこ紐用の防寒ケープなら、ベビーカー用の上掛けにも使えて便利です。
春/秋
春や秋、季節の変わり目も油断は禁物。日中は暖かくても急に肌寒くなったり、急な雨など天気が変わることがあります。体温調整ができる服とグッズは、一年を通して持ち運ぶことをおすすめします。
母乳育児かミルク育児かで荷物は異なる
赤ちゃんとの外出でもっとも気を使うのが、授乳とおむつの交換ではないでしょうか。授乳は、母乳かミルクかでお出かけの際に必要となるグッズが変わってきます。
母乳の場合は、やはり授乳ケープは必須でしょう。最近は子連れで行けるほとんどの場所に授乳やおむつ交換ができるベビールームが完備されていますが、混雑時は待ち時間が長かったり、場合によってはその場所まで行きつけないことも。
そんなとき授乳ケープがあると、場所を選ぶ必要はありますがなんとか授乳はできます。外食時でも授乳ケープをすれば、壁の方を向いて人目につかないようにするなどして、その場で授乳することもできるでしょう。
ミルクの場合は、哺乳瓶と粉ミルク、調乳用のお湯が必要です。母乳のママに比べて大荷物にはなりますが、赤ちゃんにとって唯一の食事なので、しっかり準備していきましょう。
ミルクやお湯は必要最小限の量で済むよう、家を出るタイミングを工夫するといいですね。例えば、赤ちゃんがミルクをしっかり飲み終わったタイミングで外出すれば、よほど長時間の外出でない限り1回分の量で足りるはず。心配な場合でも、2回分くらい用意しておけば十分でしょう。
また、最近はベビールームに調乳用のお湯が用意されている施設も増えています。中には、粉ミルクや離乳食の販売機があるところも。外出先の設備について事前にリサーチしておくと、場合によっては荷物をコンパクトにすることも可能です。
意外と使う着替え
着替えも、必ず持参したい持ち物のひとつです。赤ちゃんは汗っかきなうえ、吐き戻しやよだれ、尿もれなど服を汚すリスクもいっぱい。1ヶ月健診や予防接種など、慣れない環境に興奮して、泣いて吐き戻してしまう赤ちゃんもいるようです。
また、低月齢であるほど便はゆるく、場合によってはおむつをしていても漏れ出てしまうことも。
万が一のことに備え、着替えは1~2セット必ず用意しておきましょう。特に、肌着は何枚か持っていると安心。赤ちゃんは季節を問わず汗をかきやすいので(冬でも屋内は暑いことが多いです)、こまめにチェックして湿っているときは着替えさせてあげましょう。
持ち物リストの一例
上記のさまざまな要素を踏まえ、赤ちゃんとの外出時に準備しておきたい持ち物リストの一例をご紹介します。
上記のさまざまな要素を踏まえ、赤ちゃんとの外出時に準備しておきたい持ち物リストの一例をご紹介します。
(1)紙おむつ・お尻ふき(必要量)
おむつは月齢や外出時間、場所に合わせて用意を。少し多めに持っていくと安心です。お尻ふきはそのままでももちろんいいですが、外出用に少量タイプを準備しておくか、ジッパー付きのビニール袋などに必要量を入れ替えて持っていくとかさばりません。
(2)ガーゼやミニタオル(1~2枚)
よだれや吐き戻しなど、何かと使うものです。ハンカチの要領で常に持っておきましょう。
(3)着替え(1~2セット)
肌着は2~3枚あると安心です。
(4)体温調整や日よけ用の服・グッズ
薄手の上着やカーディガン、肌掛け、ミニバスタオル、ブランケットなど。季節や気温に合わせて素材や種類を選びましょう。外出場所によっては帽子もあるといいですね。
(5)授乳グッズ
母乳の場合は授乳ケープ(ストールなどで代用も可能)。ミルクの場合は哺乳瓶、粉ミルク、調乳用のお湯や湯冷ましなど。施設によってはお湯などが用意されていることもあるので、事前に調べることをおすすめします。
(6)ビニール袋(2~3枚)
使用済みのおむつ(おむつ用のゴミ箱がない場合)や汚れた服などを持ち帰るのに使います。ちょっとしたゴミ入れにも使えるので、常備しておくと何かと便利です。
(7)母子手帳・医療証・保険証
外出先では何が起こるかわかりません。お出かけの際は必ず持参しましょう。
(8)お気に入りのおもちゃや絵本
移動中や食事中など、ぐずりが心配な場面であると安心です。
この他、公園や屋外施設に行く際は、小さいレジャーシートを持参するのもおすすめ。ベンチが空いていなかったり座る場所がなくても、適当な場所に敷いて休むことができます。
また、おむつ交換シート代わりに使うこともできますね。コンパクトにまとまってかさばらないシートも市販されているので、マザーズバッグに常備しておくと何かと便利かもしれません。衛生面が気になるときは、除菌タイプのウェットシートも持っておくといいですね。
まとめ
おむつや授乳セットなど、赤ちゃんとの外出では持ち物がいっぱい。できるだけ荷物をへらしたいけれど、いざというとき必要なものがなくても困りますよね。絶対に持参したいもの、あると良いもの、なくても問題ないものをチェックし、リストでまとめておくといいでしょう。出かける季節や行く場所によって必要なものは変わってくるので、その時々に合ったグッズを準備することも大切です。施設によってはいろいろ用意されている場合もあるので、できるだけ身軽にお出かけできるよう事前にチェックしておきましょう。
(構成:マイナビウーマン編集部、監修:佐藤裕子先生)
※画像はイメージです
※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました
※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます