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2024年08月29日 11:20 更新

【災害と住まい】自宅周辺のハザードマップを「見たことがない」人は1割強、96.7%の家庭が備蓄品の準備が「1週間分未満」

一条工務店は、9月1日の防災の日を前に、男女1,228名を対象に「災害と住まいについての意識調査2024」を実施しました。

自宅周辺のハザードマップを「見たことがない」人は1割強に

約半数が「自宅周辺のハザードマップを見たことがあり内容を覚えている」

「自宅周辺のハザードマップを見たことがありますか?」と尋ねたところ、ハザードマップを「見たことがあり内容を覚えている」(48.0%)と答えた人が最も多い結果に。

その一方で、「見たことはあるが内容を忘れた」(40.2%)、「見たことがない」(11.8%)が合わせて52.0%となり、半数以上が自宅周辺のハザードマップの内容を把握していないことがわかりました。

自宅周辺のハザードマップを「見たことがない」人は1割強に

また、自宅周辺のハザードマップを見たことがないと回答した145名にその理由について尋ねたところ、「どこで見られるのかがわからない」という回答が最多で3割以上となりました。

9割以上が「ライフラインが停止しても、在宅避難を優先したい」

9割以上が「ライフラインが停止しても、在宅避難を優先したい」

「災害でライフラインが停止した場合でも、できる限り在宅避難(※1)を優先したいと思いますか?」という質問に、「とてもそう思う」と回答した人は5割以上となり、「そう思う」(38.8%)と回答した人と合わせると、9割以上が在宅避難を優先したいと思っていることがわかりました。

全体の96.7%の家庭が、備蓄品の準備が1週間分未満

「ライフラインが停止した場合に備え、家族全員分の飲食料や生活必需品を何日分備蓄していますか?」と尋ねたところ、在宅避難を優先したい人でも、「1日分〜2日分」(32.0%)が最も多く、「備蓄をしていない​​」も約2割にのぼりました。

さらに、全体の96.7%の家庭が、備蓄品の準備が1週間分未満であることが判明しました。

※1:災害時において自宅に倒壊や焼損、浸水、流出の危険性がない場合に、そのまま自宅で生活を送る方法

避難する場所や避難経路を「家族全員が把握している」家庭は約3割

避難する場所や避難経路を「家族全員が把握している」家庭は約3割

「自然災害に備え、避難する場所や避難経路を家族全員が把握していますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた人は3割以上で、「いいえ」が4割以上にのぼりました。

子どもだけでの在宅時、防災対策として伝えること1位は「頭を守る姿勢をとる」

子どもだけでの在宅時、防災対策として伝えること1位は「頭を守る姿勢をとる」

現在、小学生以下の子どもと同居している555名に「大人がいないときに自宅で災害が起こった場合に備え、子どもにどんな対策を伝えていますか?​​」を聞くと、「頭を守る姿勢をとる」という回答が最多で3割以上でした。

一方、「特に伝えていない」という人も約2割いることがわかりました。

5年以内に自分自身が「大きな地震に遭う可能性があると思う」は約7割

5年以内に自分自身が「大きな地震に遭う可能性があると思う」は約7割

「5年以内に自分自身が大きな地震に遭う可能性があると思いますか?」という質問では、「とてもそう思う」(23.7%)、「そう思う」(47.7%)と回答した人を合わせると7割以上が地震を身近に感じていることがわかりました。

築31年以上の家に住んでいる人の8割以上が「耐震性に不安」

築31年以上の家に住んでいる人の8割以上が「耐震性に不安」

「現在の自宅は、大きな地震が起きても安心できる耐震性を備えていると思いますか?​​」と聞いたところ、築31年以上の家に住んでいる人の8割以上が「そう思わない」(45.0%)または「あまりそう思わない」(36.8%)と回答しており、耐震性に不安を感じていることがわかりました。

また、築5年以下であっても、「そう思わない」(13.2%)もしくは「あまりそう思わない」(32.0%)と考えている人が4割以上にのぼりました。

不安を感じる理由​​、最多は「どれだけ耐震性があるのか把握できていない​​」

「現在の自宅は、大きな地震が起きた場合、耐震性に不安がある」と回答した772名に、「耐震性に不安を感じる理由​​」を質問したところ、「どれだけ耐震性があるのか把握できていない​​」という回答が突出して多く、7割以上にのぼりました。

2024年発生の大地震により、「防災に対する意識が変わった」人は6割以上

2024年発生の大地震により、「防災に対する意識が変わった」人は6割以上

「2024年に発生した国内外での大きな地震を受けて、防災に対する意識は変わりましたか?」との質問では、「とても変わった」(18.2%)、「変わった」(48.6%)を合わせると6割以上が防災に対する意識に変化があったことがわかりました。

今年新たに強化した対策、最多は「食料・飲料など生活必需品の備蓄​​」

また、防災に対する意識が変わったと回答した821名に「今年新たに強化した対策」について聞いたところ、「食料・飲料など生活必需品の備蓄​​」という回答が最多で5割以上となりました。

半数以上の人は「水害が身近で発生するリスクがある」と感じている

半数以上の人は「水害が身近で発生するリスクがある」と感じている

続いて「水害について、身近で発生するリスクがどのくらいあると感じていますか?」と尋ねたところ、「とてもあると感じる」(16.5%)、「あると感じる」(34.9%)と回答した人を合わせると、半数以上の人が水害のリスクを身近に感じていることがわかりました。

水害のリスクを身近に感じない理由、「海や川が近くにないから」が最多

また、「あまり感じない」「感じない」​​と回答した597名を対象とした、水害のリスクを身近に感じない理由では、「海や川が近くにないから」が最多で5割以上、「ハザードマップで安全なところに住んでいるから」も4割以上となりました。

線状降水帯の発生予報、「危機感を感じるが対策はしない」が4割以上に

線状降水帯の発生予報、「危機感を感じるが対策はしない」が4割以上に

「お住まいの地域で線状降水帯が発生すると予報された場合、危機感を感じて何らかの対策を取りますか?」との質問では、危機感を感じる人が約8割にのぼる一方で、「危機感を感じるが対策はしない」という人が4割以上いることがわかりました。

調査概要

調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024年7月6日(土)〜7月15日(月)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1,228サンプル
回答者:男性561名、女性667名
10代以下1名、20代116名、30代454名、40代295名、50代214名、60代136名、70代以上12名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。


一条工務店
https://www.ichijo.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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