
蛇口に付く青緑色の汚れの正体は? ピカピカにする蛇口掃除法
水道の蛇口付近につく、青緑色をしたこびりついたような汚れ。皆さんはこの正体をご存知ですか? 拭くだけのお掃除ではなかなか落とし切れないガンコなこの汚れ。どんなものなのか正体を知っておくとお掃除の仕方もわかってきます。スッキリ落として元の蛇口の輝きを取り戻してみましょう!
水道蛇口のこの汚れって何?

こんにちは! 南の島でお片づけ*整理収納アドバイザ―の川根礼子です。
水道の蛇口付近にいつの間にかついてしまう、青緑色をしたカビのような、サビのようなこの汚れ。
拭いただけではなかなか落ちにくい汚れですよね。
我が家では、トイレの手洗いシンクの水栓にいつの間にかついてしまっています。トイレはお客さまも使う場所なので、特に清潔さを保っておきたい場所なのに、水栓についているカビのようなサビのような汚れが不潔さをかもし出していて、いつも気になっていました。
お手入れ法を調べた時にわかったのは、これは「緑青(ろくしょう)」といって排水管の銅パイプが酸化して出てくるサビだそう! どうりで拭いただけでは、なかなか落ちないはずです。
残念ながら、掃除をして一旦は綺麗にしても、または蛇口を取り替えても、銅の排水管からでてくるサビなため、同じようにいずれサビてきてしまうようです。
また一昔前は、その見た目と銅から出ているサビのためからか毒性があると考えられていましたが、今は無害なものと確認されています。
でもいくら無害とはいえ、そして掃除をしてもまたいずれサビてきてしまうとはいえ……見た目は良くないですよね。その上たくさんの緑青が蛇口を覆ってしまうと、水の出が悪くなったり、反対に蛇口付近が細くなってしまい、水が勢いよく出過ぎてしまうことも……。そして、汚れは溜め込んでしまうとますます落ちにくい汚れになってしまい、掃除も大変になります。
ピカピカに光っている水栓は、清潔感もあり気持ちがいいもの!
お手入れ方法を覚えておいて、せめて年1回や半年に1回と期間を決めてお手入れし、キレイをキープしていきたいものです。
蛇口のお手入れ法【その1】歯ブラシで磨く


緑青が軽いうちなら、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨いてみてください。落ちにくいようであれば、歯磨き粉を水栓につけてラップしておくと取れやすくなります。
歯磨き粉で磨いた後の水栓は、きれいに洗い流してくださいね。
蛇口のお手入れ法【その2】クエン酸

ナチュラル洗剤の代表ともいえる「クエン酸」も、緑青には効果的です。我が家の緑青落としは、こちらの方法が定番!
そんな掃除の仕方は……
1)クエン酸を濃い目に水で溶かしておく
2)濃い目のクエン酸水の中に、キッチンペーパーを浸す
3)浸したキッチンペーパーで水栓をグルグル巻く
※下画像はラップパックをする前の状態です。緑青が特に気になる部分は輪ゴムでしっかり止めて密着させておきます

4)キッチンペーパーの乾燥を防ぐために、その上からさらにラップでグルグル巻きにしてパック
5)数時間後にパックを外して、塗らした雑巾で拭きあげる
6)落ちにくい場合は、古い歯ブラシやメラミンスポンジなどでゴシゴシ擦り落とす
(キズの付き具合にご注意くださいね)
仕上げも大事!


クエン酸パック後の仕上げとして、水栓をしっかり洗い流すか、中性洗剤で洗う、または重層水をかけてクエン酸を中和させておいてください。
クエン酸が残っていると、水栓が曇ってきたり白い跡が残ってしまうので注意してくださいね!
こんな物でもOK!
お酢と塩を1:1の割合で混ぜて、クエン酸代わりに! クエン酸がなければ、こんな物でも代用できます。
その後はお酢とお塩を混ぜた液にキッチンペーパーを浸して、クエン酸パックと同じ要領でお掃除してみてくださいね!
【実践】蛇口掃除をしてみた結果

ラップでパックをする手間と、落ちにくい場合は擦ったりと少し労力はかかりますが、クエン酸パック後はくすんでいた水栓全体がピカピカによみがえります。また、緑青もスッキリと落とすことができて、気持ちよく水道を使えるようになりますよ。
これならお客さまにも気持ちよくトイレを使って頂けます。
落としきれない場合は、細かなサンドペーパーでゴシゴシすることもあるので、水栓蛇口の変色は否めませんが、水栓がピカピカになると掃除が行き届いているように見えるから不思議です。
まとめ

クエン酸パックが面倒なときは、市販の緑青落とし専用のサビ落とし剤も出ています。忙しい年末の大掃除の時は、こんな商品も助かりますね!
水道の青いサビに気づいたら、ぜひ早目にお手入れしてスッキリ綺麗な水栓を取り戻して下さいね!