止まらないおいしさ! コストコ「コルビージャックチーズ」活用術10
コストコはチーズの種類がとっても豊富。その中でも特に支持率の高い「コルビージャックチーズ」ってどんなチーズ? 今回は、その味や保存方法から活用術まで、魅力をいっぱいお届けします。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
コストコで気になるけれど、なかなか手を出せない……そんな商品ってありますよね。その代表的なものがチーズではないでしょうか。日本の一般的なスーパーでも、チーズの取り扱いは年々増えてきていますが、種類は増えてもコストコにあるような大きな塊のチーズはあまり見かけません。やはり大きすぎてどう使ったらいいのかわからない、味が合うかわからない、全部食べる前に傷んでしまうのではないか、そんな心配があると手が出しにくいですよね。
我が家はみんなチーズが大好きですが、それでもやはり大きな塊チーズの購入は躊躇していました。でも、とっても気になるチーズがあったんです。それが今回紹介する「コルビージャックチーズ」。口コミでの評判がとっても高くて、先日とうとう試してみたら……これが口コミ以上に魅力いっぱい!
以前の私のように、気にはなっているからどんなものか知りたい、そんな方のために、今回はコストコの「コルビージャックチーズ」についてご紹介していきます。
コストコ「コルビージャックチーズ」の特徴
コストコで販売されているチーズは種類が多く、コルビージャックチーズも複数のメーカーで、形状も塊やスライスなど多数取り扱われています。その中でも特に人気が高いのが、コストコのプライベートブランドのカークランドシグネチャー商品です。
このロゴが目印となっているカークランドシグネチャー。コストコのブランドなので、コスパの良さも口コミの高評価につながっています。
■コルビージャックとは
「コルビージャックチーズ」は、2種類のチーズが大理石模様となって混ざっているのが特徴。白い部分はクセのないマイルドな味の「モントレージャック」、オレンジ色の部分はチェダーチーズのようなコクのある「コルビー」。この2つが合わさってできたので「コルビージャック」という名前が付けられています。
もう1つの特徴は、そのままでも加熱しても食べられるということ。味わい方が2通りあるので、活用法の幅が広がります。それぞれに味わいが違うので、用途に合った使い方ができます。
■原材料:生乳、食塩/アトナー色素
原材料はとてもシンプルで、余計なものが入っていません。アトナー色素はオレンジ色にするために使われている色素ですが、同じくオレンジ色のチェダーチーズなどを作る過程でも使用されているものです。ベニノキの種子から抽出される色素で、食品や化粧品にも使われています。
■賞味期限:この時は購入日より3カ月ほど。
■内容量:907g
1㎏近くある塊です! 重いです! やはり初めて購入するときにはちょっと勇気がいりますよね。
■価格:899円
100g当たり約99.1円(2019年4月現在)
お値段を見て「あれ? 思ったより安い?」というのが第一印象。むしろほかで見かけるチーズよりも格安です。この大きな塊が900円もしないなんて思ってもみませんでした。100g当たりで比較しても100円を切るので、かなりのお手頃価格。
コルビージャックを一般的なスーパーで見かけることはあまりありませんが、某有名メーカーの350gのプロセスチーズはメーカー希望価格は600円。100gにすると171円ほど。200gで500円の商品もありますが、こちらは100g当たり250円。実際に比較してみると、コストコのコルビージャックチーズが割安なことがよくわかります。
コストコ「コルビージャックチーズ」の切り分け方
袋を開けてみると大迫力のチーズの塊! 開けたはいいけれど、どうやって手を付けたらいいのか迷いますよね。このサイズの塊チーズを購入するときに心配なことのひとつが、どうやってカットすればいいのかということ。
切り方ですが、基本的に使いやすい・切りやすいカットでOK。我が家の場合は、まずこのように4つに切り分けます。チーズ用のカッターがあればいいのですが、塊チーズをよく購入するような方でもない限り、家にないのではないでしょうか。通常の包丁やナイフでのカットだと幅のあるチーズをきれいに切るのは難しいので、切りやすく半分の幅にしています。
幅が半分になればスライスもかなりしやすくなります。カットは刃が波型のパン切りナイフが切りやすいようです。我が家はパン切りナイフよりも、刃が短いナイフでスライスしています。
薄~~~くはできませんが、意外とうまくカットできます。
使い勝手を考えてスライス、サイコロ、棒状、塊に切り分け。全部いっぺんにカットしないで、臨機応変に使えるように塊も残しておくと便利です。
コストコ「コルビージャックチーズ」の保存方法
■保存方法:要冷蔵(4℃以下)
チーズなので冷蔵庫での保存が基本です。開封後は空気に触れると傷みも進んでしまいます。全部をカットしてしまうとそれだけ空気に触れ、早く消費しないといけません。できるだけ空気に触れないように、ラップで包んで冷蔵庫に保存し、細かくカットしたものは早急に冷凍保存するのがおすすめです。
チーズはにおいを吸いやすいので、ジップロックに入れることもおいしく食べるために大切なポイント。冷凍したチーズは解凍してもポロポロと崩れやすく食感が損なわれてしまいます。そのため、生食には向かなくなりますが、加熱して使うとおいしいので、加熱料理にお使いください。
チーズ同士が接触したままで冷凍するとくっついてしまい、解凍時に必要分だけ取り出すことができなくなってしまうのが問題です。丁寧に1つずつラップで包めばいいのですが、細かめにカットしたものはたいへんなので、1度金属トレーに乗せて冷凍庫で固まらせてからジップロックに入れるとバラ解凍しやすくなります。
コストコ「コルビージャックチーズ」の味
実は……私はとろけるチーズは大好きですが、塊チーズは昔から苦手。スライスチーズくらいなら他の食材と一緒においしく食べることができますが、塊チーズだけを食べるのは自分からはしません。チーズ臭さが先にきてしまうのが苦手な理由なのですが、コストコのコルビージャックチーズにはそれがないんです。
袋を開封した時にはチーズのニオイはしましたが、どちらかというとミルクの香り。食べてみると、私が苦手なクセのあるチーズのニオイがほとんどなくて、ミルキーな優しい香りがするだけ。味も同じく、マイルドで優しいおいしさ。もっとクセがあるのかと思っていましたが、スーパーで販売されているプロセスチーズなどよりも、とにかくマイルド。チーズのクセが好きな方には物足りないかもしれませんが、個人的にはこんなにスッと入っていくチーズは初めてなくらいで「あ、おいしい……」と口から出たくらい。
加熱する方がおいしい、との口コミもよく見かけたのですが、やはりこれもまた口コミ通り! 溶けても優しい味ですが、旨みがより感じられるような気がします。写真の通り、すごく伸びが良くてとろ~っとします。溶けてサラサラというよりかは弾力があるので、食感的にはもちっとしています。
塩味も強すぎず、飽きがこないため「このチーズ、おいしい! いくらでも食べられる~」と言って、高校生男子が何度も電子レンジでチンして食べるのでストップをかけました(笑)。誰かが止めないと本当にアッという間になくなってしまいそうなんです。
コストコ「コルビージャックチーズ」の活用術10
そんなおいしいコルビージャックチーズ。そのままでも加熱してもおいしく、クセがないのでほとんどの食材にも合ってしまいます。活用術を挙げていたらあっという間に10個! 実際はもっと多くの場面で大活躍しています。そのため、1kg近くあるビックサイズでも消費できるかなんて心配は不要。すぐに消費できなくても冷凍保存しておけば、料理の仕上げにも使いやすいので重宝します。
非加熱で使う活用術
■サンドイッチ
サンドイッチの具として挟むのは定番。カリカリベーコンとチーズの組み合わせは外せませんよね♪
■ピンチョス
サイコロカットして他の食材と一緒に串に刺してピンチョスに。クリーミーなコルビージャックと瑞々しいキュウリの組み合わせはぴったり。大理石模様のビジュアルも魅力的。
■シチューのトッピング
小さいサイコロ状にカットしてアツアツシチューのトッピングに。乗せてすぐは、チーズにシチューをかけて食べている感じ。
少し経つと、チーズの表面がトロっと溶けてきて、また違った味わいに。一度で2つの楽しみ方ができます。
■サラダのトッピング
チーズサラダにしてもおいしいです。シャキシャキの生野菜とクリーミーなチーズの組み合わせもいいですよね。
加熱して使う活用術
■ピザトースト
こちらも外せない、トーストにチーズ! コルビージャックチーズだけ乗せて焼いてもおいしいですが、ピザトーストにしたらこれまた止まらないおいしさです。
このチーズの伸びがたまりません~♪
■ドリア
チーズはパンだけが合うわけじゃありません。ご飯にだって合うんです。
チキンライスとホワイトソースにコルビージャックチーズ。このハーモニーをぜひ試して欲しい! チキンライスの隠し味にカレー粉を少し入れると、それがまたチーズと良く合うんです。
■チーズの肉巻き
棒状にカットしたコルビージャックチーズを豚肉で巻いて焼き、砂糖と醤油で味付け。チーズが溶けだしてくるので、しっかりと包むのがポイントです。チーズは醤油とも合います。
食べるともっちりとした食感。ミルキーなお餅みたい。アツアツの時はチーズも半溶け状態です。
冷えるとチーズの大理石模様が復活。断面がきれいでお弁当おかずとしてもおすすめです。
■竹輪のチーズ焼き
竹輪を縦に割ってくぼみにコルビージャックチーズを乗せて作ります。練り物とチーズの相性もいいですよ♪
フライパンに竹輪を乗せて両面に軽く焼き目を付けてから、くぼみを上向きに並べ、そこにチーズを乗せて蓋をして蒸し焼きに。チーズが溶けたら、仕上げに青のりを振って完成。こちらもお弁当おかずにぴったりです。
■ハッセルバックポテト
じゃがいもに切り込みを入れてオーブンで焼くだけのハッセルバックポテト。最後の仕上げにコルビージャックチーズを乗せてとろとろチーズ掛け。
【材料】
・じゃがいも…6個
・オリーブ油…大さじ3
・にんにく…1片
・ハーブソルト…適量
・コルビージャックチーズ…60g
【作り方】
①じゃがいもに切り込みを入れる。菜箸を両脇に置いてカットすると、下まで刃が入らないので切り落とさずに切込みを入れられる。
②余分なデンプンを落とすため水にさらす。
③にんにくをみじん切りにし、オリーブ油とハーブソルトも一緒に混ぜる。
④オーブンシートを敷いた天板に水を切ったじゃがいもを並べ、にんにく入りオリーブ油をかけ、220度に予熱したオーブンで30~40分焼く。
⑤コルビージャックチーズを乗せて余熱で溶けたら完成。
簡単ですが、ホクホクのじゃがいもとチーズの相性が抜群でおいしいです。あと1品欲しいときにおすすめ。
■卵入りミートローフのチーズ掛け
卵入りのミートローフは定番ですが、コルビージャックチーズのコクもプラスするとさらに満足度UP!
【材料6人分】
・ひき肉…500g
・卵…6個
・コルビージャックチーズ…100g
・玉ねぎ…1個
・人参…1本
・パン粉…1/2カップ
・小麦粉…大さじ1
・にんにく…1片
・塩、コショウ…適量
・味噌…大さじ1
・ケチャップ…大さじ1
・ソース…大さじ1
【作り方】
①茹で卵を作り、殻を剥く。
②玉ねぎと人参を粗みじん切りにし、小麦粉と和える。
③ひき肉、パン粉、みじん切りしたにんにく、味噌、塩・コショウ、②を混ぜて粘りが出るまでこねる。
④ゆで卵を③で包む。
⑤耐熱容器に並べて220℃に予熱したオーブンで30分焼く。
⑥串で刺して火が通ったか確認し、半分にカットしてチーズを乗せ、余熱で溶かす。
⑦耐熱容器にたまった肉汁を鍋に移し、ケチャップとソースを加えて煮詰めて仕上げに掛ける。
通常ミートローフは容器に詰めて焼きますが、スコッチエッグ風に卵を包んで焼いてみました。熱が通りやすく、あとでカットするのも簡単なのでおすすめです。
卵とコルビージャックチーズの相性も抜群です♪ 隠し味に味噌を加えていますが、コクが出ます。味噌は発酵食品なので、実は同じ発酵食品であるチーズとの相性はいいので試してみてくださいね。
まとめ
コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」はおすすめの商品がたくさんありますが、「コルビージャックチーズ」も申し分ないコスパの良さ。クセのないマイルドな味わいは、そのまま食べても止まらないおいしさですが、他の食材との相性も良いのでいろいろな料理で活躍してくれます。大きなサイズですが冷凍保存もできるので、最後までおいしく食べ切るのは難しくありません。お手頃価格なので、一度試してみてはどうでしょうか。