離乳食のメカジキはいつから?中期・後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】
今回の離乳食テーマは「メカジキ」。メカジキを使った離乳食レシピを紹介します。また「メカジキは初期からOK?」「アレルギーの心配は?」など、赤ちゃんにメカジキをあげる際の疑問も解決しますよ!
メカジキ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?
・初期の調理:加熱して皮や骨をとりのぞき、つぶす
・中期の調理:加熱して皮や骨をとりのぞき、細かくほぐす
・後期の調理:加熱して皮や骨をとりのぞき、細かくほぐす
・完了期の調理:加熱して皮や骨をとりのぞく
めかじきは赤身魚? 白身魚?
メカジキはマグロとは別の魚です。身は赤みがかった白で、脂に独特の風味があります。
秋から冬にかけて旬が訪れるメカジキですが、冷凍で流通することが多く、一年中楽しめます。
めかじきは赤身魚に分類されたり、白身魚に分類されたりしますが、血合いがあるものは赤身魚と分類してもよいといえるでしょう。
メカジキの栄養
メカジキは低脂肪でタンパク質が豊富。骨の正常な形成にとって大切なビタミンDも含まれます。
離乳食のメカジキ、下処理・下ごしらえの方法
一緒に調理して取り分けするのもおすすめ
離乳食には刺身を利用するのが簡単でおすすめですが、メカジキの場合は切り身が多くなります。離乳食用に少しを調理するのもいいですが、大人用から取り分けで味を調整するだけにすると楽ですよ。
パサついたらとろみづけを
比較的どのような調理にも合うメカジキ。しかし、脂が少ないため加熱しすぎるとパサつきやすく赤ちゃんには食べにくいので、とろみを利用しましょう。
メカジキの離乳食、よくある疑問
離乳食にメカジキを使う際の疑問についてお答えします。
メカジキのオススメの調理法は?
メカジキは淡白な身質のため、ソテーや煮つけ、から揚げなど、様々な調理法が合います。離乳食に取り分けして、大人は調理法を少しかえれば一緒のものを楽しめます。脂質が少ないので、油を少し使うと食感もふわっとよくなりますよ。
アレルギーは大丈夫?
メカジキはアレルギー発症者数の多い食材ではありませんが、全くアレルギーを起こさないとも言い切れません。初めて食べさせるのは見守りができる余裕があるとき、そして万が一体調が悪くなった時に受診きるよう平日の午前中など医療機関の受付時間内にしましょう。
メカジキの離乳食レシピ! 中期・後期・完了期
<離乳中期のレシピ>メカジキのトマト煮
材料(1回量)
・メカジキ 15g
・トマト缶(潰し) 大さじ1
・玉ねぎ 10g
・にんじん 5g
作り方
① 玉ねぎ、にんじんはやわらかく茹でて細かくきざむ
② 耐熱容器にメカジキを入れ、上から①と潰したトマト缶をかける
③ ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で10秒〜20秒加熱する
<離乳後期のレシピ>メカジキと大根煮
材料(作りやすい分量)
・メカジキ 1切
・大根 80g
・だし 120cc
・酒 大さじ1/3
・しょうゆ 大さじ1/3
・みりん 大さじ1/3
・水溶き片栗粉 適量(水:片栗粉=1:1)
作り方
① メカジキは1cm幅に、大根は1cm角に切る
② 小鍋にだし、酒、しょうゆ、みりん、大根を入れて火にかける
③ 大根がやわらかくなったらメカジキを入れ5分ほど煮る
④ 水溶き片栗粉でとろみをつける
<離乳完了期のレシピ>メカジキのムニエル
材料(作りやすい分量)
・メカジキ 1切
・片栗粉 少々
・バター 5g
・しょうゆ 3滴
・ブロッコリー 適量
作り方
① メカジキは食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶす
② フライパンにバターを入れ、①を両面焼き、最後にしょうゆを少しかける
③ 茹でたブロッコリーを添える
まとめ
メカジキは、淡白だからこそ調理も様々楽しめますし、離乳食にもおすすめなお魚です。味付け次第で大人も一緒に楽しめるところが嬉しいですね。
パサつく食感が食べにくい時期には、とろみやスープで工夫をしてみましょう。
メカジキは淡白だからこそ、調理も様々楽しめますし離乳食にもおすすめな魚です。味付け次第で大人も一緒に楽しめるところが嬉しいですね。
パサつく食感が食べにくい時期には、とろみやスープで工夫をしてみましょう。
(文:木下麗子 先生、監修:川口由美子 先生)
※挿入画像はイメージです