
おうちにあるもので想像力や手先の器用さを養う! 2歳の知恵・造形あそび『こどもおうちあそび大全』vol.7
子どもと過ごすおうち時間。一緒に楽しく遊びながら、子どもの力を伸ばすことができたら最高ですね。本連載では、横山洋子・著『こどもおうちあそび大全』(永岡書店)から、すぐにできて子どものさまざまな力が育つ遊びを0~2歳の年齢別にご紹介。遊びを通してどんな力が育つのかもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
【2歳の知恵あそび】まる、さんかく、しかく

色画用紙をいろいろな大きさの丸、三角、四角に切り、好きな形に組み合わせてあそびます。はじめに手本を見せましょう。
こんな力が身につく!
コミュニケーション力、視覚、観察力、想像力が育ちます。
【2歳の造形あそび】ぼく・わたしだけの宝箱

お菓子の空き箱に、ちぎった折り紙やキラキラ光るシールをペタペタと貼って、宝箱を作ります。
こんな力が身につく!
コミュニケーション力、感性、巧緻性(手先を器用にする力)が育ちます。
【2歳の造形あそび】洗濯ばさみアニマル

丸く切って目鼻を描いた厚紙に、洗濯ばさみを取りつけます。洗濯ばさみの数の違いで、ライオンやうさぎに変身!
こんな力が身につく!
コミュニケーション力、感性、巧緻性(こうちせい・手先を器用にする力)が育ちます。
あそぶときの注意
●物を使って遊ぶときは、誤飲や刺さる・ぶつけることによるケガによく注意してください。遊びが終わったら片付けて、赤ちゃんの側に置いたまま目を離さないようにしてください。
●体を動かして遊ぶときは、事前に周りにぶつかりそうな物がないか、人がいないか確認してください。地面が平らな場所で行い、落下に注意してください。
●動きに勢いをつけすぎないようにして、様子を見ながらゆっくり、やさしく行いましょう。
●大人が与えたものをやらせるのではなく、子どもが自らやりたいと思ったことを充分にさせましょう。
●子どもが興味を示さない場合は、無理にやらせず、時間をおいて試してみましょう。
書籍『こどもおうちあそび大全』について

0歳・1歳・2歳のあそびが次の種類別に紹介されています。
・からだあそび…手、足、体全体を大きく動かして、身体発育と体のコントロールを促進
・感覚あそび…五感を働かせて周囲のものを知り、心地よさ、美しさなどを味わう
・知恵あそび…考えたり、思いついたことを試したりして、頭を働かせながら取り組む
・造形あそび…自分の手でものを作るたのしさを感じ、形にして表現する喜びを味わう
・風呂あそび…水に触れる心地よさを感じながら、自己を解放する
・食育あそび…食べる意欲や食材への興味、関心を引き出す
・絵本あそび…イメージを膨らませる
・自然あそび…身近な自然の変化に気づき、季節を感じ、自然のものを生活に取り入れるよさを知る
このほか、生活で必要なことができるようになる「生活あそび」、3歳以上の子どもとたのしく関われる「きょうだいあそび」と日常生活で楽しめるあそびが盛りだくさん。
この本で紹介された遊びの考え方を踏まえて実践すると、「自分の人生を主体的に生きる力」が身に着きます。
(著:横山洋子、イラスト:佐々木奈菜『こどもおうちあそび大全』(永岡書店)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)