
離乳食のおやき いつから?後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】
初めは大人に食べさせてもらっていた赤ちゃんも、しばらくすると自分で手づかみして食べられるようになります。そんな時に大活躍なのが「おやき」。離乳食のおやきはいつから食べられるのでしょうか。今回は時期ごとのおやきのポイントやレシピなどをご紹介します。
離乳食におやきはいつから?
まずは離乳食におやきを取り入れる時期についてです。
離乳食におやきは中期ごろから

おやきは、手づかみ食べのイメージがありますね。手づかみ食べは後期からとされていますが、始めるタイミングは個人差があるので、赤ちゃんのやりたいという気持ちに寄り添います。
例えば、大人の手でつかんで、その手を自分のほうに赤ちゃんが引き寄せて食べようとしたり、大人の手に口を近づけたりするようなことであれば、離乳中期から始めても良いでしょう。その場合は、食べやすいかたさにします。
中期・後期でも歯がない場合は?
前歯がないと噛みちぎることができませんが、離乳中期ぐらいになると口の中に入れて舌と上あごで、食べ物をつぶすようにして食べるようになります。離乳後期くらいからは、歯ぐきを使って食べ物をつぶして食べるようになります。
歯があるかないかではなくて、歯ぐきでつぶせるかどうかです。大人が指でぎゅっとつぶしてつぶれるかたさであれば、赤ちゃんも歯ぐきでつぶすことができる硬さです。
離乳食でのおやきのメリット

いろいろな材料を混ぜて焼きかためるおやきは、離乳食に取り入れることで様々なメリットが期待できます。
手づかみ食べで食べることへの興味が高まる
生後9ヶ月ごろには多くの赤ちゃんが手づかみ食べを始めます。食べ物を触ったり、握ったりすることで、かたさや触感を体験することができます。そのような体験を通して食べ物への興味が広がり、自分で食べようとする意欲が高まります。
離乳食のバリエーションが増える

とろみをつけた離乳食から、形のあるものへの挑戦ができます。食材の組み合わせが自由自在なのでマンネリ化しにくく、さまざまなバリエーションを楽しめます。
いろいろな食材を取り入れられる
離乳食を作る時、食材の組み合わせや味付けに悩まれると思います。おやきの場合は、細かく刻んで焼きかためて作ります。野菜、たんぱく質食品やカルシウムの多い食材など、家にある食材で作ることができます。
おやきを使った離乳食アレンジレシピ
最後に、基本的なおやきの作り方をベースに、離乳期ごとのかたさや形について解説します。
豆腐のおやき|離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)〜

材料(1回量)
・絹ごし豆腐 40g
・にんじん 10g
・青のり 少量
・片栗粉 大さじ1
・油 少量
作り方
① 人参は皮をむいてすりおろす
② 豆腐をつぶして①と混ぜ、片栗粉と青のりをよく混ぜる
③ フライパンに油を熱し、②を楕円形に流し入れる
④ 蓋をして蒸し焼きをして、両面しっかりと焼く
※ゆるい場合は、様子を見て片栗粉で調整
中期~完了期のおやきのポイント
中期のおやきのポイント
薄い楕円形にして、小指などでも簡単につぶせるくらいのかたさ(豆腐程度)にしましょう。
後期のおやきのポイント
薄い楕円形にして、親指とひとさし指でぎゅっとつまんでつぶせるくらいのかたさ(バナナ程度)にしましょう。
完了期のおやきのポイント
楕円形にして、親指とひとさし指でぎゅっとつまんでから爪も使って何度かつまむとつぶせるくらいのかたさ(肉団子程度)にしましょう。
まとめ

手づかみ食べの代表格・おやきは、後期からのイメージがありますが、口でモグモグゴックンと上手にできるようになったら中期でも始めてみましょう。
その場合は、赤ちゃんの気持ちに寄り添うこと、食べやすいかたさに調整することなどがポイントです。自分で食べることで食べる意欲がわきますが、おやきを大人が食べる様子を赤ちゃんに見せてあげると、真似をして手を出しやすくなりますよ。
(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)
※画像はイメージです