冷凍しても大丈夫!? もやしの保存方法とオススメの調理方法
家計の大きな助けとなる野菜、もやし。しかし、日持ちしないのが難点ですよね。実はもやしは、冷凍して保存することができます。ダメにしてしまう前に、水分の多いもやしを使いやすく、おいしく冷凍して活用するポイントをご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
週に数回、食品の買い出しをする生活スタイルになっている我が家。生ものなどはその日のうちに使ったりしなくてはいけないものもありますが、野菜は生ものよりは保存期間が長く、助かります。
とはいえ、野菜の中にも日持ちしないものもよくあります。その代表的なものがもやし。購入して数日でベチャッとなってきますよね。食感も悪くなり、水っぽく、ニオイも強くなってしまいます。残念だけどさようなら~と処分したことも……。
価格も安く、しっかり使えばお財布に優しく、満腹できるお助け食材ですが、ムダにしてしまってはどうにもなりません。数日で使い切るとなると、使う目的がはっきりしているとき以外は手が出せなくなりますよね。
保存期間がもう少し長くなれば、もっともやしを気軽に使うことができるようになります。冷蔵保存では限界がありますが、冷凍ならば格段に延長が可能に。ただし、水分の多いもやしは、冷凍前と同じ状態にはならないので使い方にもコツが要ります。
もやしを冷凍するメリット・デメリット
メリット① 保存期間が長くなる
もやしは冷蔵庫に入れても数日のうちに悪くなってしまいますが、冷凍庫で保存すれば2週間程度保存期間が伸びます。特に開封すると劣化が進んでしまうので、使い切れないときは早目に冷凍庫に移動するといいですね。
メリット② 味がよく馴染む
水分が多いということは、冷凍すると細胞壁が壊れやすいということ。解凍時に中の水分が流出して、大幅に食感が変わってしまいます。もやしらしいシャキシャキした食感は損なわれますが、その分味が浸み込みやすく、よく馴染んでくれるといういい面もありますよ。
メリット③ 時短
もやしは細長く、冷凍も解凍も短時間でできます。調理するときも解凍せず、冷凍のまま調理しますので、まったく手間や負担を感じません。時短料理にはピッタリの食材です。
デメリット
冷凍前のもやしと同じような食感や味わいを期待すると、ちょっとがっかりするかも……。調理方法によってはあまり違いを感じず楽しめますが、瑞々しいシャキシャキ感を味わいたいときは、冷凍もやしではなく、買ってきてすぐのものを使用しましょう。
もやしの冷凍方法
もやしの冷凍方法はいたってシンプル。洗って水を切って、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れるだけ。急冷凍するように、金属バットの上に乗せると◎。空気をできるだけ抜いて平らにするようにしてください。
袋を開封していなかったら、このまま冷凍もOK! もやしをあらかじめ洗えませんが、この方法であればシャキシャキ感を残せるという説もあります。
凍ったら、袋の上から手でぐしゃっとつぶすと崩れてくれます。
少量からでも取り出せるバラ冷凍のもやしの完成です。
もやしの解凍方法と使い方
冷凍もやしは自然解凍すると水分がほぼ流れ出てしまい、繊維質な噛み応えだけが残っておいしくありません。使うときには、凍ったまま加熱します。
冷凍庫から出して置いておくと、すぐにしなっと溶けてきてしまうので、使う直前に冷凍庫から出して、使わない分はすぐにしまうようにしましょう。
炒める
炒めるときは、しっかりとフライパンを温めてから加えるようにします。調理時間が長くなるほど水分が出てベチャッとしてしまうので、強火で一気に炒めるようにします。
それでもシャキシャキっとした食感に戻すことは難しいので、多少水っぽくなっても許容範囲内として捉えて。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると、気にならなくなるのでオススメです。
茹でる
炒めるよりもあっているのが茹でること。熱湯に一気に入れて解凍します。すぐに解凍するので、短時間で引き上げるようにしましょう。冷水にとってから、水気を切って使います。
ナムルにしたり、サラダにしたり、茹でたもやしはいろいろな使い方ができます。味が短時間で馴染むので、調味料は普段よりも少なめでいいかも。
炒めたときと比べると茹でたほうがシャキシャキ感は残りますが、それでも普通のもやしをちょっと長めに茹でた感じで、柔らかめです。
煮る
水分が抜けることで食感が損なわれるというのであれば、水分を切らずに仕上げるメニューであれば変わらず味わえるということ。元々、もやしを加えて煮るようなチゲやスープなどでは、冷凍していたとはわからないくらい、もやしらしさを楽しめます。
サッと短時間に火が通るので、スープはあっという間に完成できます。冷凍庫からもやしを出してスープに加えてひと煮立ちすれば完成です。煮すぎると食感が柔らかくなるので、お好みで仕上げてください。
まとめ
もやしは冷凍保存可能ですが、水分が多く、冷凍や解凍の方法によっては食感が変わってしまいます。調理方法としては水分が流出しにくい方法だと、あまり変化を感じずに味わえ、煮たり茹でたりするメニューがオススメです。炒める場合は強火で短時間に仕上げ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると、水っぽさが気にならなくなります。
保存する際の作業や解凍にもほとんど時間はかからず、とても簡単に取り入れられるので、使いきれないときには冷凍保存をして上手に使い切ってくださいね♪