森麻季さん第二子出産後から右足に麻痺「突然のことに絶望感いっぱいで最初は気持ちの整理が全然つきませんでした」
元日本テレビアナウンサーの森麻季さんが、第二子出産直後に足が麻痺してしばらく歩けなくなっていたことを初めて明かしました。
右足の膝から下が麻痺
森麻季さんは2018年に第一子を出産。今年1月下旬に第二子の出産を報告していましたが、その際に「今回のお産はそれ自体は比較的スムーズでしたが私の身体に想定以上に負担がかかったようです」とブログで記していたものの、詳細は明かしていませんでした。
その後も育児の様子などを普通にブログに投稿してきましたが、3月30日に自身のブログで「これまでお話してこなかったのですが」と切り出し、実は1月の出産直後から足に麻痺があって「右足の膝から下、特に足首から足先にかけて麻痺と痺れが残り」、足の感覚もなく歩けない状態だったと告白しました。
無痛分娩を希望していたという森さん。「出産の麻酔中もすでに右と左の感覚が違いました」とのことで、なぜそうなってしまったのかはまだはっきりわかっていないそう。
ブログでは「突然のことに絶望感いっぱいで最初は気持ちの整理が全然つきませんでした」と当時の心境を振り返っています。
「ベビーが泣いていても駆け寄ることもできず
ワンテンポもツーテンポも遅れる…
家事だって全く出来ず
家族には本当に助けてもらいました」
「出産の入院中、
私と離れていて寂しかった3歳長男
待ちに待った退院なのに
ママがまさかのこんな状態
小さいながらも理解しようとしてくれ
心配してくれて
でも公園遊びさえ一緒にできずな日々で
可哀想でした」
森さんは整形外科に通いながらリハビリを続け、まだ少し足をかばって歩くものの、ぱっと見ではわからないくらいに回復してきたそうで、外出もできるように。4月には車の運転もできそうだと希望を綴っています。
出産で体が受けるダメージ
森さんのケースはまだ原因がわかっていませんが、医療が発達しているとはいえ、出産で母体が受けるダメージは非常に大きいもの。そのダメージに個人差はありますが、赤ちゃんを産めば妊娠前の体にすぐ戻るわけではありません。体の回復にはそれなりの時間を要しますし、産後すぐに無理をするとその後の体調にも影響を及ぼします。
産後、身体が妊娠前の状態に戻ろうとする時期は「産褥期」と呼ばれ、一般的な期間は産後6~8週とされています。出産によって胎盤や卵膜が剥がれて子宮は出血していますが、収縮することによって止血しながら元のサイズに戻っていきます。同時に血液やリンパ液、子宮内に残った胎盤など、多くのものを排出する悪露(おろ)が数週~1ヶ月ほどかけて出続けます。
妊娠により分泌量が増えていたエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)などの女性ホルモンが、出産とともに一時的に急低下するため、ホルモンバランスの急激な変化により心身に影響を及ぼすこともあります。
上述したような体の変化に加え、後陣痛がつらい、切れた会陰が痛い、腰が痛い、おしっこを出しにくい、授乳の時に乳首が痛い……など様々な不調に見舞われます。身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間には個人差がありますが、とにかく休養が第一。ママが体を休めて、先々のトラブルや体調不良のリスクを少なくすることができるよう、周囲のサポートと適切なケアが必要です。