
「保育園いや~!」にはこの一言が効く! 現役パパママ300人に聞いたベストな声かけ『「親のひとこと」言い換え辞典』vol.1
3~6歳児の現役パパママ300人が太鼓判を押した「親のひとこと」ベスト50が一冊に!『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』(三笠書房)から、つい子どもに言いがちな言葉のベストな言い換えを紹介。今日からぜひ使ってみてくださいね。
保育園に行くのを嫌がる
おうちにいるのが好きで、保育園に行くのを嫌がる子もいます。
でも、お仕事をしている親御さんは困りますね。どうしましょうか。

保育園に行くのが大好きなケントくんですが、なぜか今朝は行きたがりません。
体調は悪くないようなので、どうにか保育園に行ってほしいママ。
「やだ行きたくない!」
朝からダダをこねるケントくん。
「ダメでしょ、元気なんだから行こうよ」
「おうちにいる」
ケントくんは、なかなか行こうとしません。
ママとしては、仕事に行くためにどうしても、保育園に行ってもらわなくてはならないのですが……。

保育園の「楽しさ」を 想像させてあげて
小さなお子さんでも「保育園に行かなきゃいけない」ことはわかっています。でも、「行きたくない」のです。
保育園に行けば、友達や先生たちと遊んで楽しい時間が過ごせます。でも、「保育園に行く」と「大好きなママや家族と少しの間離れる」ことになります。それで子どもは寂しい気持ちになって、「行きたくない!」となってしまうのです。
子どもは、自由欲求に対して大人以上に正直なわけですから、いくら「保育園行くよ」「保育園行かなきゃ」と言っても意味がありません。反発心を抱かせるだけで、かえって子どもをかたくなにさせてしまうだけです。
このような状況では、「ごほうび」を提示してあげることが有効です。脳科学的には「やる気のスイッチ」として効果が実証されています。おすすめフレーズのように「大好きなお友達や先生と遊べる」というごほうびを示すひとことは、お子さんの期待感やモティベーションを上げるのに効果があります。
ほかにも、登園途中にある好きな景色、場所、植物、動物、お店など、行けば見られるものを挙げてみる。あるいは、「じゃあ、お散歩しながら行こうか」のように、登園という行為を別の楽しい行為として「捉えなおし」ができるような声かけをしてあげるのも有効です。
お母さん、お父さんへのアドバイス
体調不良ではなく、保育園に行きたがらない場合は、次の2つが原因だと思います。①家が好きで離れたくない ②親と離れたくない。こういったケースは往々にして、いざ行ってみると園でケロッと遊んでいることが多かったです。
具合が悪いのでなければ、「保育園に行った時の楽しさをうまく想像させてあげる」のが、効果的でした。行く動機を明確にするといいようです。
日頃からスキンシップを増やしたり、一緒に遊んであげて、子どもの甘え心や不安をケアしてあげるとうまくいきました。
もっとやる気にさせる応用フレーズ
●ノブくん、待ってないかな?
ユリ先生(おもちゃ)も、待ってるんじゃないかな
●先生に今日どんな楽しいことをやるか聞きに行こう
(子どもの声かけ検討委員会・著、堀田秀吾・監修『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典 』(三笠書房)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
>>『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』の
ほかの言い換えフレーズも見る
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書籍『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』について

3~6歳までの子どものパパ、ママ300人にアンケートを行い、「どのような声かけをすれば、子どもがやる気になるのか」を徹底調査。
現役のパパ&ママが太鼓判を押したベスト50の声かけが掲載されています。
「ありがとうが、言えない」「嫌いな野菜が、食べられない」「できるのに、やりたがらない」……など、誰もが経験する育児シーンで、言いがちな言葉を効果的な言葉に言い換えて、お悩みを解決。親子のコミュニケーションを楽しめるようになります。
言いがち 「早く起きないと、遅れちゃうでしょ!」
おすすめ 「10数えるうちに起きないと、くすぐっちゃうぞ」
言いがち 「静かにしなさい!」
おすすめ 「ママにだけお話聞かせて?」
言いがち 「ほら、眠いんでしょ」
おすすめ 「じゃあ1分、とりあえず目をつぶってみよう?」
などなど、具体的な声がけの例と先輩パパ&ママのアドバイスが満載です。
堀田秀吾先生のプロフィール
明治大学法学部教授。法と言語科学研究所代表。
専門は社会言語学、理論言語学、心理言語学、神経言語学、法言語学、コミュニケーション論。研究においては、特に法というコンテキストにおけるコミュニケーションに関して、言語学、心理学、法学、脳科学など様々な学術分野の知見を融合したアプローチで分析を展開している。執筆活動においては、専門書に加えて、研究活動において得られた知見を活かして、一般書・ビジネス書・語学書を多数刊行している。アイドルのプロデュースから全国放送のワイドショーのレギュラー・コメンテーターなど、研究以外においても多岐に渡る活動を見せている。