赤字を出さないことよりも大切! 賢い家計管理のコツは家族全員の「ライフプラン表」にあった!『共働き夫婦 最強の教科書』Vol.1
子育てと仕事の両立が思った以上に大変で、家計管理がうまくいかないという人は少なくないはず。内藤眞弓さんの著書『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)は、家族が笑顔で支え合うためのマネープランの作り方をわかりやすく紹介しています。
わが家のライフプラン表を作って将来を見通す【前編】
家計管理というと「無駄遣いしない」「赤字を出さない」といった目先のやりくりのことととらえがちです。でも、暮らしはずっと続いていきます。目先のやりくりだけで何とかなるものではありません。
まずは家族全員の年齢構成が変化する状況を「ライフプラン表」に記入して、「見える化」してください。次に、「夢・ 目標・イベント」の欄に、「第1子小学校入学」など、子どもに関するイベントや大きなお金が動くイベントを記入します。左半分ができたところで、じっくり全体を眺めてみましょう。
長期的スパンで考える
人間は1歳ずつ年を重ねます。これは当たり前のことなのですが、長期的スパンで考える機会は少ないものです。慈しみ保護する対象だった子どもが、自分の世界を確立するにしたがい、親と子の関係性は変化していきます。子どもが悩み多き年代に差しかかってきたときに、どこまで介入し、どの程度まで放置して見守るのか、親にとっても悩ましい時期です。
親自身も通ってきた道筋とはいえ、一人一人性格が違えば時代も違います。まして親としてはすべてが初めての経験です。迷い悩みながらも人生の先輩として誠実に対応し、子どもが安心して相談できる大人の1人でありたいものです。
末子が社会人になったとき、あなたと配偶者は何歳になっていますか。その時点でのあなたと配偶者の平均余命は何年でしょうか。職場ではどのようなポジションになっているでしょうか。あと何年くらい働けるでしょうか。末子が社会人になったときの年齢が55歳なら、平均余命は男性が約28年、女性は約34年です。
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(内藤眞弓『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
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書籍『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』について
共働き家庭が増えている昨今。仕事に家事に育児と、毎日やることだらけで、とにかく忙しくて大変、家計管理もままならない……という方も少なくないのではないでしょうか。
『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)は、ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんが、共働き夫婦が暮らしやすくなるためのお金・家事・育児・職場・人間関係のコツをわかりやすく紹介しています。
夫婦で一緒に読んで、毎日の暮らしをもっと楽にしてみませんか?
内藤眞弓さんのプロフィール
ファイナンシャル・プランナー
1956年香川県生まれ。大手生命保険会社勤務の後、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立。1996年から約5年間、公的機関において一般生活者対象のマネー相談を担当。現在は、金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーの創立メンバーとして、一人一人の暮らしに根差したマネープラン、保障設計等の相談業務に携わる。
FPとしての活動は四半世紀を超え、相談件数は累計で約3000件。共働き夫婦からの相談も多く、個々の家庭の考え方や事情に合わせた親身な家計アドバイスが好評。著書に『医療保険は入ってはいけない!』(ダイヤモンド社、累計8万部)など。講演・セミナー等の講師としても活動。
家計管理というと「無駄遣いしない」「赤字を出さない」といった目先のやりくりのことととらえがちです。でも、暮らしはずっと続いていきます。目先のやりくりだけで何とかなるものではありません。まずは家族全員の年齢構成が変化する状況を「ライフプラン表」(46〜47ページ参照)に記入して、「見える化」してください。
次に、「夢・目標・イベント」の欄に、「第1子小学校入学」など、子どもに関するイベントや大きなお金が動くイベントを記入します。左半分ができたところで、じっくり全体を眺めてみましょう。