なぜ「毒親」になってしまう?『子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本』発売
主婦の友社は5月30日、『子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本』(著者=井上智介/産業医・精神科医)を発売しました。
「毒親」は特別なケースでなく、誰もがなる可能性がある
『子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本』を出版する主婦の友社によると、子育ては家庭によって違いが大きく、親は基本的に自分の家庭しか知らないためとても難しいものである一方、世の中では「子育てができてあたりまえ」「誰でもやっているもの」というイメージが持たれており、それが親を苦しめ、子育てのストレスとプレッシャーが「毒親」を生んでしまうといいます。
同書の著者で産業医・精神科医の井上智介氏は、毒親はけっして他人ごとではなく、誰もがなる可能性があると語っています。その上で、「毒嫌の兆候」として、「家事を完璧にやらないと気がすまない」「世間的によいとされることは、どんどんとり入れたい」「子どもがどこで何をしているかを把握しておきたい」ことを挙げています。
「家事を完璧にやらないと気がすまない」という人は、日常の料理も、冷凍食品を使ってはいけない、インスタント食品は出せない、絶対に手作りでなくてはダメと思いがち。いつかそれを育児にもあてはめて、子どもにも完璧を求めてしまう可能性があるといいます。
「世間的によいとされることは、どんどんとり入れたい」と考えることも、わかりやすい見栄を張ってしまいやすく、エスカレートすると子どもの意見や考えとは関係なく、世間的によいと思われる枠組みに子どもをどんどん押し込めてしまう恐れがあるとのこと。
同書は、「そもそもなぜ毒親になってしまうのか」「自分の親が毒親だったら」「その影響で自分も毒親にならないためにはどうすればいいのか」「子どもを健全に育てるにはどうしたらいいのか」などについて紹介。自分が毒親化していると気づいた人が、わが子に向き合い、自分らしく生きていくステップをていねいに紹介した内容になっています。
書籍概要
タイトル:子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本
著者:井上 智介(いのうえ ともすけ)
定価:1,650円
主婦の友社
https://shufunotomo.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)