「ファイト!」は日本語だった? 英語で応援したいときは何て言えばいい?
スポーツの応援でよく、「ファイト」という言葉を聞きますよね。韓国人が「ファイト」と発音の似た「ファイティン」を頑張ってという意味で使うことからも、「ファイト」は「頑張れ」という言葉としてグローバルに使われているのでは?と思えますが、実はそうではありません。「ファイト」は英語圏の人に通じないこともあるのです。
海外では通じない⁉「ファイト」という言葉
何かに向かって一生懸命に頑張っている人へ、「ファイト」という言葉をかけて勇気づけること、ありますよね。スポーツ、仕事、舞台、受験など多くのシーンでよく耳にする言葉ですが、英語圏では伝わらないといいます。
なぜなら、「ファイト」は英語圏生まれの言葉ではなく日本で生まれた和製英語。英語圏で「ファイト」と応援の言葉をかけても、意図どおりには通じない言葉なのです。
英語で「ファイト」はなんと表現する?
英語で言う「頑張って」の定番の形は「good luck(グッドラック)」です。これは「I wish good luck to you(あなたの幸運を願う)」の一文を省略した形になります。
英語では「応援」や「祝福」を伝える言葉としてカジュアルなシーンでよく使われますが、同時に、神頼み、運頼みといった要素があるため「せいぜい頑張れよ」という皮肉に聞こえてしまうこともあるよう。ニュアンスには気を付けましょう。
スポーツ観戦で言う「ファイト」の英語表現は?
前述したように、相手にエールを送る際は英語で「Good luck 」という言葉を使います。がスポーツ観戦などでは「come on(カモン)」という言葉を頻繁に使います。
これはただ単に応援するという気持ちだけではなく、「しっかりしろ」、とゲキを入れたい時に使われる言葉になります。他にも「Go on」や「Let’s go」とも言います。
ず~っと「応援」したい時に使う言葉
その調子で続けて頑張ってということを英語で表現したい時に使うのが、「keep going」です。
「keep」は「保つ」、「going」は「状態」という意味で2つの単語を組み合わせて「頑張れ」と訳します。
健康のために毎日歩いている、習い事をしている、など続けていることを応援したい時にはこの「keep going」=その状態を続けて頑張ってという意味になりますので、ぴったりな表現になりますね。
まとめ
ファイトは英語だと「戦う、喧嘩、口論」といった意味で、日本語の「頑張れ」の意味にはなりませんよ。ファイトという言葉はあくまでも和製英語だということを忘れないでくださいね。
今回、英語で「頑張れ」という表現を正しく覚えて親子で一緒に使ってみてはいかがでしょうか。