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2025年12月25日 18:31 更新

納豆の賞味期限が切れたら食べられる?いつまでの目安と見分け方|冷凍保存も解説

納豆は日本の食卓に欠かせない発酵食品ですが、賞味期限が切れた納豆は「これ、まだ食べられるの?」と不安になることもありますよね。賞味期限が切れた納豆はいつまで大丈夫なのか、見た目・におい・保存状態から判断するポイントと、冷凍保存のコツをまとめました。

食べないほうがいい納豆の見分け方(カビ・におい・見た目)

納豆, 賞味期限, 消費期限

賞味期限が切れた納豆を食べるか迷ったときは、次のポイントを確認しましょう。

・白や緑の“ふわふわしたカビ”が見られる
・強い異臭(腐敗臭・カビ臭)がする
・見た目や状態がいつもと明らかに違い、不安を感じる

→次のような状態が1つでも当てはまる場合は、食べないのが安心です。

納豆は腐っている?発酵と腐敗の違い

日本の朝ごはんを代表する納豆。そんな納豆は「もともと腐っているもの」といわれることもあります。

納豆の「腐っている」というのは、肉や魚が腐ったときの腐敗でなく、発酵を意味するもの。煮た大豆に納豆菌を混ぜ、発酵させたものが納豆になります。

どちらも微生物により変化がもたらされることに違いはありませんが、発酵は変化の過程で風味や栄養価が増します。一方、腐敗は変化により悪臭を放ち、健康に害を及ぼす可能性があります。つまり、人間にとって有益となる変化が発酵、害となる変化が腐敗、という考え方です。

となれば、なぜもともと発酵しているものに賞味期限があるのか、不思議に思いますよね。

納豆の賞味期限とは

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購入した納豆のパッケージには必ず「賞味期限」が記載されています。この賞味期限とは、メーカーが保証する「おいしく食べられる期間」のことを指します。

納豆の賞味期限は、発酵が進みすぎて腐敗に近い状態になる前に食べることを推奨するために設定されています。賞味期限内に消費することで、納豆を無駄なく安全においしく楽しむことができます。

発酵食品なので、賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありませんが、風味や食感が変わる可能性があります。

納豆の賞味期限は通常1週間ほど

一般的に、納豆の賞味期限は1週間ほどです。これは冷蔵保存した場合の目安になります。納豆を常温で置いておくと時間が経つにつれて発酵が進み、風味や品質が落ちてしまうことがあります。そのため、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵保存であれば、賞味期限内は納豆の風味を十分に楽しむことができます。

賞味期限と消費期限

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賞味期限と消費期限は異なる概念です。賞味期限は「品質を保ったままおいしく食べられる期間」を示す期間で、短期間で品質劣化しにくい食品に表示されています。一方、消費期限は「安全に食べられる期間」を示し、食肉やお弁当など早期に傷みやすい食品に表示されているものです。

納豆は発酵食品のため、賞味期限が記載されているのが一般的です。

賞味期限はあくまでおいしさの保証期限であるため、賞味期限が過ぎたからといってすぐに腐りはじめるわけではありません。賞味期限切れの納豆でも、色やにおい、カビの有無などを確認することで、まだ食べられるかどうか判断することができます。

賞味期限が切れた納豆は食べられる?いつまでの目安

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前述したとおり、賞味期限が切れてもすぐに腐りはじめるわけではないため、賞味期限が切れても一定期間は食べられることがあります。しかし、その期間や安全性は保存状態や元々の品質によって異なります。

ここでは、賞味期限を過ぎたときに「食べるか迷った場合の判断ポイント」を、状態別にまとめます。

賞味期限を過ぎて間もない場合の判断ポイント

賞味期限を過ぎても、冷蔵で適切に保存されていれば、状態によってはすぐに食べられなくなるとは限りません。発酵が進んでいるため、風味や粘りが少し変わっているかもしれませんが、見た目・においに違和感がない場合でも、体調や保存状況によって判断が分かれるため、少しでも不安があれば食べないようにしましょう。

日数が進んだときに注意したい変化

賞味期限から日数が経過するにつれて、風味や粘りがさらに変化している可能性があります。納豆本来の風味・おいしさを味わうには難しくなってくる時期です。保存状態や見た目・においに問題がない場合に限り、腐敗臭など違和感があれば食べないことをオススメします。

日数が大きく経過している場合は無理しない

賞味期限から大きく日数が経過している場合は、安全性の観点から食べないほうが安心です。この時点で納豆の風味や粘りは大きく変わり、食中毒などのリスクが高まる可能性があります。もったいないと感じても廃棄しましょう。

食べないほうがいい納豆の見分け方(カビ・におい・見た目)

納豆, 賞味期限, 消費期限

賞味期限を過ぎても一定期間は食べられることもある納豆ですが、必ず腐っていないかどうかを見極めて判断しましょう。

賞味期限が切れた納豆はどうなる?

賞味期限が切れた納豆は、発酵が進むことで風味や粘りが変化します。賞味期限から数日経過すると、納豆の味やにおいが強くなり、粘りも変わることがあります。

さらに日が経つと、通常の粘り気が増し、においも一段と強くなることがありますが、これ自体は必ずしも腐敗を意味するわけではありません。

しかし、保存状態が悪かったり、賞味期限からかなりの日が経つと腐敗が進むこともあります。

腐った納豆の見分け方

賞味期限はあくまで適切に保存していた場合のおいしさの保証期間であり、保存状態によっては賞味期限より前に腐敗してしまうこともあります。食べても問題ないかを見分けるには、見た目やにおいに注目してみましょう。

以下のような特徴が見られる納豆は、腐っている可能性があるので食べないのが無難です

水っぽくなる
水分が多く出る・糸引きが弱いなど“いつもと違う”変化が強い場合は注意が必要です。カビや強い異臭がある場合は食べないでください。このような状態になると、糸もひかなくなります。

強い異臭
納豆特有の発酵臭が腐敗臭やカビ臭に変わっている場合は食べるのを避けましょう。

白い粒がついた納豆は食べても大丈夫?

納豆についた白い粒はチロシンと呼ばれるアミノ酸の一種で、発酵が進む過程で生成されるものです。食感にざらつきは感じますが、無害であり、食べても問題ありません。

ただし、異常なにおいや水っぽさが同時に見られる場合は、腐敗も進んでいる可能性があります。
※チロシンはカビではありませんが、白や緑のふわふわしたカビが見られる場合は食べないでください。

納豆は冷凍保存できる?保存方法と解凍のコツ

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納豆に冷凍保存のイメージがない人も多いかもしれませんが、実は冷凍保存が可能です。冷凍保存することで、納豆の風味や栄養価を保ちながら長期間保存できます。ここでは、納豆の冷凍保存方法と解凍方法について詳しくご紹介します。

冷凍すると品質の変化をゆるやかにし、長めに保存しやすい

納豆は冷凍保存も可能です。品質の変化をゆるやかにでき、すぐ食べきれないときの選択肢になります(解凍後は早めに食べ切りましょう)。ただし、風味や食感は変わる場合があります。冷凍しても納豆菌の多くは死滅しないため、一般に冷凍による影響は大きく出にくいとされますが、風味や食感は変化する場合があります。賞味期限内に納豆を食べきるのが難しい場合は、早めに冷凍保存してしまいましょう。

納豆の冷凍保存方法

納豆を冷凍保存する際のポイントは以下の通りです。

パックごと冷凍
市販の納豆はそのままパックごと冷凍することができます。パックを開封せずに冷凍庫に入れるだけでOKです。

密閉保存
少し手間をかけるなら、納豆を密閉容器に入れたりラップで包んだりして保存することもオススメです。密閉することで乾燥を防ぎ、品質を保つことができます。

冷凍した納豆の解凍方法

冷凍した納豆は、以下の方法で解凍してください。

冷蔵庫で自然解凍
冷凍した納豆を冷蔵庫に移し、数時間から一晩かけてゆっくり自然解凍します。おいしさを可能な限り保てる、オススメの解凍方法です。

室温で解凍
急ぎの場合は、冷凍した納豆を室温で1〜2時間置いて解凍することもできます。ただし、夏場など室温が高い時期は、解凍後すぐに発酵が進んでしまう可能性があるので注意が必要です。

早急に解凍したいときは電子レンジの解凍モードが便利ですが、納豆は電子レンジでの解凍はオススメできません。食感や味が劣化してしまう可能性があります。

栄養満点! 納豆レシピ

納豆はそのままご飯と一緒に食べるのが定番ですが、実はさまざまな食べ方が楽しめる万能食材です。いつもの納豆にちょっと工夫を加えるだけで、新たなおいしさに出会えます。

油揚げのキムチ納豆チーズ焼き

納豆, 賞味期限, 消費期限

材料(1~2人分)
・納豆(タレつき)……1パック
・油揚げ……1枚
・キムチ……40g
・とろけるチーズ……20g
・ねぎ……1/4本
・かつお節……適量

作り方
① フライパンに油揚げを入れ、両面をこんがり焼く。
② 油揚げの上にタレを混ぜた納豆、キムチ、チーズを順にのせ、小口切りにしたねぎを最後にかける。
③ 蓋をしてじっくりチーズが溶けるまで焼く。
④ かつお節をかけて完成。

※タレがついていない場合は、めんつゆなどで味を調整してください。
※フライパンで焼くのが面倒な場合はトースターで焼いてもOK。

Lazy dummy

このレシピを紹介してくれるのは…
よんぴよまま様

まとめ

納豆, 賞味期限, 消費期限

日持ちさせたいときは、冷凍保存も選択肢です。品質の変化をゆるやかにし、すぐ食べきれないときに役立ちます(解凍後は早めに食べ切りましょう)。ただし、風味や食感が変わる場合があります。

納豆の賞味期限や保存方法を知り、新しい食べ方も取り入れて、納豆をもっとおいしく楽しみましょう。

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