3歳と1歳の子どもを連れてバスに乗ったときのこと。忘れられないほど感動した出来事 #「ありがとう」を伝えたい
小さな子どもを連れてのお出かけはひと苦労。バスや電車の席が空いておらず、大変な思いをしたことのあるママも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、3歳と1歳の子を連れて乗ったバスで温かい心遣いをもらったという、40代女性のエピソードです。
2人の子を連れバスに乗ったところ、空いている席はなく……
3歳と1歳の子どもと出かけたときのことです。
目的地に行くにはバスを使うしかなく、1歳の子を抱っこひもで抱え、3歳の子の手をつなぎバスに乗り込みました。
バスはぎゅうぎゅうとはいかないまでもそれなりに混んでいて、座席はすべて埋まっている状態。
せめてほかの人の邪魔にならないようにと、バスの奥のほうへ進んでいたとき、「ここどうぞ」と声がしました。
たまたまタイミングが合い、2人同時に声をかけてくれた
声の方を振り返ると、左の座席に座っていたビジネスマン風の男性と、右の座席に座っていた若い学生風の女性の2人が立っていました。
お2人は特に顔見知りというわけでもなく、たまたま声をかけてくれたタイミングが同じだったようです。
私たちを気にして席を立ってくれた人が同時に2人もいたことに驚くとともに、とてもありがたく感じました。
周りの乗客の方、運転手さん……バスの中すべてがやさしかった
お2人のやさしさに甘えさせてもらい、左側の席に3歳の子を座らせ、右側の席には1歳の子を抱っこした私が座らせてもらいました。
3歳の子と席が離れてしまうのは少し心配でしたが、周囲の人が子どもに声をかけてくれ……。また私の隣に座っていた人が、「ここにお子さんどうぞ」と席を交換してくれて、最終的に並んで座ることができました。
そんな様子を見ていたバスの運転手さんが、車内放送で「席の譲り合いに感謝します」と述べてくれたことも印象的でした。
もう何年も前の話ですが、あのときの感動が忘れられません。
バスの中すべてがやさしい空間でした。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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