
【医師監修】新生児の育児ストレスやイライラが辛い。よくある悩みと乗り越え方
新生児育児はとてもハード。寝不足、イライラ、初めての経験で不安ばかりです。でも実際、たくさんのママたちがこの時期を乗り越えて子育てをしているのです。よく耳にする新生児育児の悩みとそれを乗り切る術などをご紹介します。
ママのお腹の中で一緒に過ごしたおよそ10ヶ月。夢にまで見たかわいい我が子との幸せな生活……。出産を経験したママなら期待に胸を膨らませてその日を待ったはずです。
しかし、現実はそんなに甘くなかった! 産まれてすぐからの母子同室……おっぱいが張って痛すぎる体験…噂に聞いていた3時間おきの授乳……。まさか新生児育児がこんなに辛いなんて。そう感じたママ、ここではみなさんに共感してもらえるであろう「新生児育児のストレスあるある」や「乗り切り方」などを解説していきます。
何より大変な新生児育児


※画像はイメージです
壮絶な痛みに耐えて我が子を抱いた瞬間のあの感動は計り知れないものですよね。これからきっととっても楽しくて充実した毎日がやってくるんだ……と思っていたのも束の間。出産後のママに「休み」なんて言葉はありません。
初めてのおむつ替え
赤ちゃんとの生活で欠かせないのがおむつ替えです。母乳やミルクしか飲まない赤ちゃんも、ちゃんとうんちをするんですよね。そんな感動をしている間にも、緩いうんちは背中まで流れていきます。おむつ替えのたびにうんちをしていることも多く、毎回肌着を取り替えることも。1日に何度もしなくてはいけないおむつ替えだけにとっても大変な作業です。
背中にスイッチがついてる!? 寝かしつけは大変!
背中スイッチ……。抱っこされて寝ていた赤ちゃんが、布団に寝かせるとスイッチが入ったように起きることです。ママのほとんどがこのスイッチに悩まされたのではないでしょうか? 抱っこしてしばらく腕の中で寝ているので、寝入ったなと思ってベッドに寝かせると起きてしまう……の繰り返しで、1度起きると寝付くまでに時間がかかります。ストレスはたまる一方で、どうして寝てくれないの? とイライラしてしまいますよね。
赤ちゃんがすぐに起きてしまう原因は、温度差、環境の変化だと言われています。抱っこで心地よい温度だったのに布団に寝かさせるとひんやりとしているので目が覚めるようです。
こんな時は抱っこをする時におくるみやトッポンチーノでくるんであげて、眠ったらそのまま寝かせると温度の変化もほとんどなく、くるまれている安心感から起きにくいそうです。
このほかに添い乳という手もあります。添い乳は子供の手を下に敷いてしまいそうとか、うっかり自分まで寝てしまって上に乗ってしまったらどうしようとか不安でいっぱいです。ですが、すぐに慣れるようで実践しているママはたくさんいます。
赤ちゃんは授乳でお腹いっぱいになり眠たくなります。姿勢も変わらないし、ママのぬくもりもそのままなのでぐっすりです。ただ、添い乳は赤ちゃんがゲップをする機会がないので、吐き戻したりすることが多くあります。赤ちゃんが、ある程度自分で上手に空気を抜くことができるようになった頃に実践するといいかもしれませんね。
とっても痛い! おっぱいトラブル
赤ちゃんを授かり、授乳をすることは母親として幸せを感じる瞬間ですね。しかしこの授乳も初めてのことでトラブルがたくさんあります。
カチコチおっぱいを乗り越えて……
授乳前のガチガチおっぱいにビックリしたママも多いはずです。出産後2~3日ほどで母乳が出始めます。その母乳が出されない状態が続くことでおっぱいがガチガチに固くなり激痛に襲われるのです。おっぱいに詰まった母乳を出すためにマッサージをするのですが、このマッサージは本当に痛い……。この激痛に耐えてようやく赤ちゃんに母乳をあげることができるわけです。
慣れない授乳に困難続き!?
産まれたばかりの赤ちゃんは上手に乳首をくわえられる子もいればそうでない子もいます。それにくわえて飲む量も微々たるものです。このために外に出されない母乳は溜まり、おっぱいが張ってしまいます。おっぱいが張って痛いときは胸を冷やすといいそうです。タオルに包んだ保冷剤などでおっぱいを冷やすと痛みも和らぎます。
おっぱいの張りの対処法で一番良いのは、赤ちゃんに飲んでもらうことです。しかし赤ちゃんがお腹いっぱいだったり、寝ているときはそうもいきませんね。そんなときは手で搾るか搾乳器(さくにゅうき)を利用しましょう。搾乳器も手動のものや自動で吸い取ってくれるものなど、いろいろありますので良さそうなものを探してみてくださいね。ママの数だけトラブルがあってみんなそれぞれに乗り越えて上手に母乳をあげられるようになっていくようですね。これらの対応でもまだつらいときは、助産師さんに相談したり、産婦人科や小児科のクリニックを受診してください。
うわさに聞く深夜の授乳
おっぱいの悩みはまだまだ尽きません。新生児育児の中で、多くのママが悩んでいるのが「深夜の授乳」かもしれません。やっと眠ったと思い自分も寝ついた頃にお腹がすいた赤ちゃんは起きます。眠い目をこすりながら、自分もふらふらしながら授乳します。赤ちゃんはまだまとめて飲めません。寝不足で大変かと思いますが、夜の授乳は母乳量を増やす効果もありますので、なんとかこの時期を乗り越えてください。
誰かに甘える器用さも必要
子供を産んでからというものママには一人の時間はほとんどありません。ちょっと座ってゆっくりしようと思った瞬間や、家事をしている最中でも関係なく赤ちゃんは泣きます。ちゃんとご飯も食べられない、ゆっくりトイレも入れない、当たり前の日常が送れないのです。泣くことでしか自分の要求を表現できない赤ちゃんに24時間ずっと対応しなくてはならないこの辛さは、出産経験者にしか分からないのかもしれませんね……。
一人でできない時もある……辛い時は周囲にお願いして
育児が本当に辛いと思ったら誰かに助けを求めてください。パパでも、自分の母親でも、友達でも、自分の話しやすい人に相談することをお勧めします。1ヶ月健診や新生児訪問指導を利用して相談するのも良いでしょう。精神的に不安定になっているときは何でも悪い方に考えがちです。話を聞いてもらうだけでも全然違うはずです。もし誰かに自分の気持ちを素直に話すことができたら、さりげなくお願いしてみましょう。きっと助けてくれるはずです。
一番身近で、でも一番言いにくいのは「パパ」かもしれませんね。仕事で疲れて帰ってきているのに何かお願いするのも気が引けるというママもいるかもしれません。でも、パパも赤ちゃんの親なのです。育児を協力してくれるよう話してみましょう。それにパパも具体的にお願いされたほうがやりやすいというのもあるようです。
パパだって、ママと同じように新米パパです。実際何を手伝ったらいいのか分からないというパパの意見も耳にします。それにパパが育児に積極的になってくれたらママもパパも赤ちゃんも家族全員が幸せですよね。辛い育児を二人で乗り越えるのも絆を深めるのにいいかもしれません。とにかく一人で抱え込むのではなく、勇気をもって甘えてみるのも時には必要です。
貴重な時間。我が子との密な時間を楽しんで!
大変な日々かもしれませんが、新生児の育児は子供の一生を考えるとほんの少しの時間。今はとても大変でストレスが溜まりイライラしてしまうこともあるかと思いますが、あのかわいさ、肌の柔らかさ、赤ちゃん独特の匂いなど、この時期ならではの貴重な経験もあるはず。子育ての悩みは尽きませんが、たくさんのママが笑顔で楽しく過ごせるといいですね。
※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビ子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.06.18)
※記事の修正を行いました(2019.06.12)