新生児の退院服、春~夏は何を着る? 選び方と気をつけたいこと
出産を終え退院の時、新生児に何の服を着させればいいのか迷いますよね。「ベビードレスは女の子だけ? 男の子が着ても良いの?」、「夏の肌着にぴったりの素材は?」など、赤ちゃんの退院の日の服装を解説します。4~5月の春、6~8月の夏に退院予定の赤ちゃんの服装選びの参考にしてください。
セレモニードレスで退院しなきゃダメなの!?
赤ちゃんと退院する時のファッションはセレモニードレス・・・と言うイメージをお持ちの方も少なくないようですが、必ず着なければいけないものなのでしょうか??
退院時に着るセレモニードレスとは。新生児の晴れ着?
セレモニードレスとは、赤ちゃんとママが産婦人科を退院する時に着る新生児用の晴れ着のことです。退院イベントだけではなく、退院したあとに控えているイベント、お宮参りにも使用することができます。お祝いのための特別な衣装なので値段も張るものが多い上、普段着ることはありません。「たった1回から2回のイベントのためだけにセレモニードレスを用意する必要があるの?? 」と疑問に感じているプレママもいらっしゃるかも知れません。
必ず着るものなの? 普通の服じゃダメ?
赤ちゃんの退院の日は絶対にセレモニードレスを着なければいけないという決まりはありません。家の近くの産婦人科で産むことが多いので、ごく普通の新生児用の服で退院するケースも少なくありません。退院の時の様子は病院によって異なりますが、一般的な産婦人科では特別なイベントは行いません。部屋を片付け、助産師さんたちに挨拶がてら必要な手続きを終えたら、そのまま病院をあとにするパターンが大半です。ただ、お別れの時に写真を撮ることもあるので、そんな時はドレスだと良い記念になるかも知れません。夫婦、家族でよく話し合って新生児の衣装を決めましょう。
新生児用のお祝いの服、値段はどれぐらいが相場?
退院イベントで活躍するセレモニードレスは、かなり価格差があります。シルクなど上質の素材を使っているものは、2万円以上するものも。比較的リーズナブルなものだと3,000円から5,000円前後で購入することができますが、たった1~2回しか着る機会がないことを考えると、安いとは言いにくいですよね。ドレスの他、フードやアフガン、ミトンなどがセットになっている商品もたくさんあります。
セレモニードレスは女の子だけ? 男の子の退院の服は?
セレモニードレスはお祝いの洋服なので、フリフリのレースがあしらわれているものも少なくありません。そのため、男の子を出産予定のプレママは戸惑うこともあるようです。最近は男の子用にタキシードなどのデザインの晴れ着も増えていますが、セレモニードレスは男の子でも女の子でもOKです。もしレースがいっぱい使われているドレスに抵抗感を覚えるなら、フリルがついていないタイプ、襟がついていないタイプなど、シンプルなデザインを選んでみてはいかがでしょうか。いずれにしても、セレモニードレスは「何ものにも染まらない色=白」が伝統的なカラーです。
4月~5月に退院予定!! 新生児の洋服は?
春に生まれる赤ちゃん、退院の時の服はどんなものを用意してあげれば良いのでしょうか。
退院が春!! 新生児の服はどんな感じ? サイズは?
4月の上旬だとまだ肌寒い日もあるかも知れませんが、4月から5月は過ごしやすい季節です。春に退院する新生児はセレモニードレスを着ることも多いようです。もし少し冷える日ならドレスの上からおくるみで包んであげましょう。ドレスではなく普段着にするなら「短肌着か長肌着+カバーオールorツーウェイオール」が定番です。サイズは赤ちゃんの大きさにもよりますが、一般的には50~60cmを選んでおくと、ちょうどよいでしょう。
春にぴったりの素材は??
温かい時期に退院する赤ちゃんの洋服は、通気性に優れた素材を選んであげましょう。通気性、放湿性、吸湿性に優れた綿も、新生児に最適な素材の1つです。吸水性が高いパイル生地も汗っかきの赤ちゃんに向いています。また、通気性に加え、柔らかく伸縮性に富んだフライス生地も新生児に安心の素材です。
短肌着と長肌着、新生児の肌着は何枚準備する?
日本は地域の気温差が大きいので、同じ春でも住んでいるエリアによって寒さ、暖かさはずいぶん違います。また、気温の変化が読みにくく、寒暖差が激しい季節になる年も少なくありません。肌着を何枚用意するのか、枚数で迷ってしまいますが、長肌着は1~2枚あれば足りることが多いようです。着られる時期がそう長くないため、コンビ肌着で代用するのもおすすめです。一方短肌着は5~6枚用意しておいた方が安心です。新生児は汗をよくかくので、着替えは多めに準備しておくのがポイントです。
春の退院、新生児用の服の他におくるみも必要?
おくるみは寒い時期に生まれる赤ちゃんには欠かせない退院アイテムです。では、春に生まれる新生児には必要なのでしょうか。退院する時の気候や病院から自宅まで変える方法にもよって、おくるみを使うかどうか、決まります。もし車ですぐ近くの家に帰るなら、よほど寒い日でなければおくるみでくるんであげなくても大丈夫でしょう。ただ、少し冷える日に歩いて帰る予定なら、おくるみはあった方が安心ですよね。ちなみに、おくるみは病院から貰えることもよくあります。また、もしおくるみがなくてもママのショールやバスタオルでも代用可能です。
退院が6月~8月なら新生児用の肌着でOK?
6月は雨、8月は猛暑が心配ですが、いずれにしても汗をよくかく時期なので、退院の日の洋服も通気性重視で選んであげるのがポイントです。
セレモニードレスは夏向きのものを!!
気温が高い時期に退院予定でセレモニードレスをお探しなら、夏向きのものを選びましょう。年間を通して着ることができるタイプのドレスもありますが、大体夏向き、冬向きに分かれています。うっかり冬向きのドレスを購入してしまうと、生地が厚くて赤ちゃんが蒸れやすくなってしまうので気をつけましょう。夏仕様のドレスなら、特に暑い日でも涼しく着ることができるよう工夫されています。天気が読みにくい6月、7月上旬頃でそこまで暑くない日なら、ドレスの上からおくるみでくるんであげましょう。
夏に退院の新生児、おくるみや服の素材は?
夏におくるみは必要ない、と言う意見もありますが、冷房や紫外線からガードする役目もあるので、用意した方が安心かも知れません。生まれたばっかりの赤ちゃんは、おくるみがあった方が抱っこしやすい時もあります。赤ちゃんも柔らかい布でくるまでることで、安心するそうです。わざわざおくるみを購入しなくても、薄手のバスタオルでくるんであげるだけで大丈夫です。もしおくるみを用意する時は、薄いガーゼなど通気性の良い素材が夏向きでおすすめです。退院の時の衣装や普段の洋服、肌着も、ガーゼ、綿、パイル、フライスなど、通気性抜群の生地を選んであげましょう。
8月の真夏に退院する新生児は肌着のみ?
8月に退院する赤ちゃん、「暑いので肌着だけでも良い??」と気になっているママもいらっしゃるようです。おくるみのようなものがあれば、肌着だけでも構いません。ただし肌着におくるみだけの組み合わせなら、短肌着ではなく長肌着など足元まで隠れるタイプを選んであげて下さい。おむつ丸見えだといくら夏でもお腹が冷えてしまうのが心配です。外は暑くても病院の中は冷房で冷えているので注意しましょう。一般的には、肌着に薄手のツーウェイオール、カバーオールなどを着せてあげるパターンが多いようです。
まとめ
男の子も女の子も、退院の日はセレモニードレスを着せることも多くあります。ドレスを着せてあげる時は、夏・冬と季節に合ったものをチョイスしましょう。ただし、必ずしもフォーマルな晴れ着を用意しなければならない、と言うルールはありません。普段着で退院するケースもよくあるので、ご夫婦、家族で話し合って決めましょう。普通の洋服、肌着も4月から5月ぐらいの春の時期、6月から8月にかけての夏の時期は、通気性に優れた生地の服を選んであげるのがポイントです。気温が高い時期には、肌着にカバーオールやツーウェイオールを着せて退院するパターンが一般的です。サイズは50~60cmを目安にして下さい。