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2023年08月03日 10:30 更新

「子どもにとって良き理解者になりきれていない」と思う親はおよそ2割、子どもの変化を感じた時に理由を聞ける?

オンラインカウンセリングサービス「yoridocoro(よりどころ)」を提供するポルムスは、小学生~中学生の子どもを持つ親1,007名を対象に「日常生活における子どもの変化」に関する調査を実施しました。

半数以上が、子どもの様子の変化に気がついた経験があると回答

はじめに、子どもの様子の変化に気がついたことがあるかを聞きました。

「普段の生活の中で、子どもの様子がいつもと違うと感じたことはありますか?」と質問したところ、半数以上が「ある(51.1%)」と回答しました。

■ふと気づいた子どもの変化、どこが違った…?
・いつも通りに元気よく学校から帰ってこない(40代/女性/千葉県)
・急に泣き出す(40代/女性/岡山県)
・元気がない(40代/女性/大阪府)
・学校から帰ってきた時の声の大きさや表情(40代/女性/埼玉県)

親は、子どもの表情やちょっとした態度の変化を敏感に感じていることがわかります。

いつもと違う子どもの様子、直接聞いても教えてくれないことも

子どもの様子にいつもと違うものを感じたとき、その理由を直接聞けたという親はどのくらいいるのでしょうか。

「その際、子どもに理由や状況などを直接聞けましたか?」と尋ねたところ、約8割が「聞けた(81.7%)」と回答した一方、およそ2割の方が「聞けなかった(18.3%)」と回答しました。

子どもに理由や状況を聞けなかったと回答した人に理由を聞きました。

「聞けていない理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「子どもが話してくれなかったから(54.3%)」と回答した人が最も多いという結果に。

次いで「親があまり干渉しない方が良いと思ったから(41.5%)」「どのように聞けばいいか分からなかったから(13.8%)」「子どもがすでに他の人に相談していたことを知っていたから(10.6%)」「話を聞いても意味がないと思ったから(6.4%)」と続いています。

聞けなかった人のうち、半数以上が子どもが話してくれなかったと回答。親には直接言えない悩みや問題を抱えている子どもが多いことが浮き彫りになったと言えるでしょう。

子どもの悩みに干渉しない方が良いと判断した親は半数以上

子どもの様子の変化について理由を聞けたという人に、どのようなことが原因だったのかを質問しました。

■子どもがいつもと違う様子だった理由や原因とは?
・学校で嫌なことを言われた(30代/女性/沖縄県)
・同級生に気持ち悪いと言われたから(30代/女性/長崎県)
・学校で友だちとトラブルがあった(40代/女性/茨城県)
・クラスのトラブル(40代/女性/岡山県)

学校や友だちとのトラブルが原因だったという回答が多く寄せられましたが、いつもと違う様子の子どもに対し、対処した親はどのくらいいるのでしょうか。

「子どもがいつもと違う様子であること、またその理由や原因に対して何か対処したことはありましたか?」と質問したところ、「ある(78.8%)」「ない(21.2%)」と回答しました。

■いつもと違う様子、どう対処した?
・連絡帳や電話で担任に伝えた(30代/女性/岐阜県)
・ぎゅーっと抱きしめる。味方であることを伝える(30代/女性/東京都)
・じっくり話を聞いた(40代/女性/茨城県)
・しっかり話を聞く。甘えたいだけ甘えさせる(40代/女性/千葉県)

対処した人は、「子どもの話をしっかり聞く」という回答が多く寄せられました。子どもの気持ちを受け止めることが大切だと考える親が多いことがわかります。

次に、対処できなかったと回答した人に、その理由を尋ねました。

「対処できなかった理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「親があまり干渉しない方が良いと思ったから(53.2%)」と回答した人が最も多く、次いで「子どもが自身で解決したから(34.9%)」「なにをすれば良いか分からなかったから(21.1%)」「自分では対処しきれないと思ったから(11.9%)」と続きました。

子どもの問題が対処されないままになっているケースが、実は多いのかもしれません。

子どもにとって良き理解者になりきれていないと思う親はおよそ2割

これまでの調査で、親自身がいざという時に子どもに対してどう向き合っているかが見えてきましたが、親自身が子どもにとって良き理解者になれていると思っているのでしょうか。

「子どもにとってご自身は良き理解者であると思いますか?」と聞いたところ、「それなりに良き理解者であると思う(62.5%)」との回答が最多に。次いで「とても良き理解者であると思う(18.8%)」「良き理解者になりきれていないと思う(18.7%)」と続きました。

とても良き理解者であると回答した親はおよそ2割に留まっています。また、良き理解者になりきれていないと回答した人もおよそ2割いるという結果が出ました。

自分が良き理解者でないのであれば、専門家に子どもの良き理解者になってもらうことについてどう思うかを尋ねました。

「専門家に子どもの良き理解者となってもらうことについてどう思いますか?」と質問したところ、「良いと思う(64.9%)」と答えた人が最も多く、次いで「あまり良いと思わない(17.7%)」「とても良いと思う(14.4%)」「良いとは思わない(3.0%)」と続いています。

およそ8割が、専門家に子どもの理解者になってもらうことを好意的に受け止めていることがわかりました。

調査概要

「日常生活における子どもの変化」に関する調査
【調査期間】2023年6月29日(木)〜6月30日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,007人
【調査対象】調査回答時に小学生~中学生の子どもを持つ親であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

ポルムス
https://yoridocoro.link/

(マイナビ子育て編集部)

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