ここが健康ならキレイな髪が生えてくる!その体の部分とは?|基本のケアだけでキレイな髪#1
仕事に家事に育児に慌ただしい日々を送っていると、どうしても自分のケアは後回しに。気づけば、昔は自慢だった髪の毛も……。やはり、お金と時間をかけなければキレイは保てないのでしょうか?
人気芸能人などを数多く担当するヘアメイクのスペシャリスト・砂原由弥さん(UMiTOS)が教える「だれでもできる一生モノのメソッド」を、『傷み、うねり、パサつき髪でも変われる! 基本のケアだけでキレイな髪になれました』(イラスト:ぺぷり、インプレス刊)よりお届けします。
今回のテーマは「髪の毛と頭皮のケアは一緒じゃない!?」です。
髪と頭皮の「密な関係」 それぞれにあったケアがマスト
髪だけをいくらケアしても、不十分な理由
美しい髪を目指して、せっせとトリートメントやオイルで髪のケアに励むあなた、ちょっと待って! 「髪だけ」を熱心に手入れしても、限界があります。
そもそも髪は、根元の丸い部分「毛球」の内側にある髪のもと、「毛母細胞」が分裂・増殖し、変化して伸びていきます。しくみとしては皮ふのアカや爪と同じ。この時点で、髪はすでに「死んだ細胞」です。髪自体に自らキレイになる力はありません。
そこで注目してほしいのが「頭皮」! 髪の質は、頭皮の状態に大きく左右されます。なぜなら毛母細胞が髪を作る際には、頭皮の毛細血管から補給される栄養が不可欠だから。頭皮環境が悪化して栄養不足におちいれば、美しい髪は育ちません。
頭皮は顔の皮ふの延長線上にあります。だから顔のスキンケアと同じように、大事にケアしてあげてほしいのです。
ポイントは2つ。1つ目は、頭皮の血流をよくすること。そして2つ目は、頭皮に住む「常在菌」のバランスを整えることです。
もちろん髪自体のケアはムダだよ、といいたいわけではありません。それもマスト! とにかく大切なのは、髪と頭皮をわけて、それぞれにあったケアをすることなのです。
『傷み、うねり、パサつき髪でも変われる! 基本のケアだけでキレイな髪になれました』(インプレス刊、監修:UMiTOS 砂原由弥、 イラスト:ぺぷり)より抜粋・再編集