【子どもの留守番】一番の心配は「不審者」、子どもが不安に思っていることはなに?
コクヨは、入学や進級などにより初めての留守番を経験する子どもが多くなる新生活シーズンを前に、子どもの留守番に関するアンケート調査を実施しました。
子どもの年齢が上がるにつれて、留守番時間が長くなる傾向に
子どもが一人で留守番する時間の長さを聞いたところ、4〜5歳では「30分以下」の短時間の留守番が多く、小学校低学年(6〜8歳)では「30〜1時間」の留守番が多い結果に。
高学年(9〜12歳)になると「1時間以上」の留守番の割合が増え、学年が上がるにつれて留守番時間が長くなることがわかります。
約6割が、子どもを一人で留守番させることに「不安を感じている」
子どもだけで自宅にいる場合、不安を感じるかを尋ねたところ、約6割が「不安がある」と回答。多くの親が不安を感じていることがわかります。
留守番時に親が不安に思っていることは不審者、ケガや急病
具体的には、不審者、ケガや急病など、子どもが安全に過ごせているかを不安に思っている割合が多く挙げられました。
次いで寂しくないか、来客や電話の対応など、子どもが不安な気持ちにならないかを心配していることがわかります。
留守番時に子どもが不安に思っていることは「寂しい」「心細い」
一方、子どもが留守番時に不安に思っていることを聞いたところ、「寂しい」「心細い」という声が多く、また訪問者や電話などを心配している声も聞かれました。
<フリーコメント(親の代理回答)>
・寂しい。(幼稚園・保育園年中)
・誰も居ないのが怖い。(小学1年生)
・一人でいてさみしい、心細い。(幼稚園・保育園年中)
・自分で鍵を開けて誰もいない家に入る瞬間がこわい。(小学2年生)
・さみしくて、何をしたらいいかわからなくなる。(小学1年生)
・父母の帰りが遅いとさびしい。(小学6年生)
・誰かが来たらどうしよう、となる。(幼稚園・保育園年少)
・チャイムが鳴った際、居留守の対応でもドキドキする。(幼稚園・保育園年中)
出典:お子さまのお留守番に関するアンケート(2023年9月)
実際に起きたトラブルは「熱中症」「鍵を忘れて家に入れない」「連絡が付かない」など
子どもが一人で留守番していた時に、実際にどのようなトラブルや困ったことがあったかを聞いたところ、「水分補給を忘れて熱中症になってしまった」「鍵を忘れて外で待っている」「勝手にキッチンに入る」「連絡しても繋がらない」など、子どもの様子が見えないことで、様々なトラブルが起こっていることがわかりました。
<フリーコメント>
・暑いのにエアコンを付けていないことがあった。
・遊びに夢中になり、水分補給を忘れ軽い熱中症になってしまったこと。
・子どもだけで帰宅後、鍵がないことに気づき、ずっと外で待っていた。
・鍵を間違えてかけてしまい、開けられなくなった。
・親に告げずに勝手に遊びに出てしまっていたことがあった。
・キッチンに入り、コンロの火をつけようとしていた。
・雷雨が降った時、雷が怖いと泣いて電話がかかってきたが、会社にいたので電話でなだめるしかできなかった。
・知らない人が訪問してきて名刺を渡された。
・固定電話がなく、連絡を取りたいのにキッズ携帯だと着信に気づかないことが多い。
・こちらから帰宅確認のために子どものスマホに電話したが出なかった。
出典:お子さまのお留守番に関するアンケート(2023年9月)
留守番時には、双方向でのコミュニケーションを取りたいと思っている
留守番時に連絡を取りたいかどうか聞いたところ、親から子ども、子どもから親という一方通行の連絡ではなく、双方向でのコミュニケーションを取りたいと感じている人が6割以上いました。
調査概要
・調査名:お子さまとのコミュニケーションや見守りについてのアンケート
・調査期間:2024年1月15日
・調査主体:コクヨ
・調査対象:25歳以上
・有効回答件数:1,000件
・調査名:お子さまのお留守番に関するアンケート
・調査期間:2023年9月4日〜9月5日
・調査主体:コクヨ
・調査対象:中学生以下の子を持つコクヨグループ社員
・有効回答件数:47件
コクヨ
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(マイナビ子育て編集部)