高校生が競い合う「宝石のまち甲府 ジュエリー甲子園2024」受賞作が決定! 最優秀賞は、“グラスの中で踊るワイン”をイメージ
山梨県甲府市は10月26日、「第34回甲府大好き祭り」において、「宝石のまち甲府 ジュエリー甲子園2024」の決勝大会と授賞式を開催しました。
決勝に進んだ5人の高校生が、ジュエリーを通して甲府の魅力をアピール
「宝石のまち甲府 ジュエリー甲子園」は、山梨県内の高校生を対象とした甲府市主催のジュエリーデザインコンテスト。
甲府市は、この企画を通して「甲府ジュエリー」や「宝石のまち甲府」をアピールするとともに、若い世代に甲府市の地場産品に触れてもらうことで、地元の魅力やモノづくりの楽しさを感じてもらいながら、モノづくりに興味のある学生の若い創造力や才能を伸ばし、次世代の担い手となりうる人材をひとりでも多く育成したいという思いから、2024年7月24日~8月31日にかけて甲府をイメージしたペンダントトップのデザインを募集していました。
期間中に寄せられた応募作品は全407作品。その中から、決勝に進んだのは上位5作品です。今回開催された「第34回甲府大好き祭り」内の特設ステージ上では、決勝に進んだ学生たちが審査員を前にプレゼンテーションを行い、テーマ性、デザイン力、企画プレゼン力の3項目を競い合いました。
厳正な審査の結果、最優秀賞には甲府東高校2年の光安舞桜(みつやすまお)さんの作品「Wine is dancing!(ワイン イズ ダンシング)」が選ばれました。
受賞した光安さんは、作品のポイントを以下のように紹介しています。
ソムリエがワイングラスをくるくると回すのを見て、とてもキレイでその動きに見とれた。ワインのように宝石を回せたら、人の目を引きそうだと考えた。子どものころに見た宝石の動き続けるネックレスを思い出し調べたら、甲府ならではのダンシングストーンという技術だとわかりデザインに使用した。ソムリエがワインを回し、空気に触れさせることでワインが持つ本来の香りや味わいを引きだし豊かにするように、このジュエリーもくるくると動くことで、人の目を引き、身に着ける人の魅力を引き出し、心を豊かにできたらうれしい。
このジュエリーを身に着けた人が、甲府のジュエリー産業の技術の高さや、ぶどう、ワインなど、甲府市について話すきっかけになればうれしい。
優秀賞には、駿台甲府高校1年の花木彩乃(はなきあやの)さん、富士学苑高校1年の渡邊りのか(わたなべりのか)さんが選ばれました。
審査員特別賞は、帝京第三高校1年の村上百鼓(むらかみももこ)さん、駿台甲府高校3年の鈴木美空(すずきみく)さんが受賞しました。
審査員を務めた甲府市の樋口雄一市長は「さすが400を超える作品から選び抜かれた5作品だというように思います。1点2点を争うようなすばらしいコンテストになったと思う。すべて商品化してほしいと思うくらい素晴らしい作品がそろったと思います」と、高校生たちを称えました。
なお、最優秀賞作品は甲府市のジュエリーメーカー「クロスフォー」により、来春をめどに甲府市ふるさと納税返礼品として商品化される予定です。
最優秀賞を受賞した光安さんは「商品が他県の人に渡り、甲府のジュエリーの技術の高さやぶどう、ワインも話題になればうれしい」と話しました。
宝石のまち甲府 ジュエリー甲子園2024/甲府市
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shoko/jewelrykoshien.html
(マイナビ子育て編集部)