
【専門家テク】「棚の中」の整理術・収納方法をチェック!
本棚、食器棚、下駄箱に廊下収納などなど……。「棚」というのは実は家の中で一番多く存在する収納スペース。といっても、雑然と詰め込んでしまって使いにくかったり、新しく購入する際にも、どんな棚がいいの? と決めるのが難しいと感じることもありますよね。今回は「棚の中」の整理術と収納方法をご紹介します。
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棚の中、どうやって整理してる?
こんにちは、整理収納アドバイザーの井上知恵子です。
棚収納、皆さんはどうやって整理していますか? 「棚の中」といっても、棚のある場所、スペースのサイズや高さ、奥行きなど多種多様。
クローゼットや押入れも大きく分類すると「棚」になってしまいますし、家の中には階段下など、中途半端な深めの奥行きで、かつ間口も狭いという使いにくいサイズの棚があることも。
細かく仕切られた棚であれば、そこまで煩雑にならないけれど、大きなスペースになればなるほど収納が難しく、「とりあえず放り込む」「ギュッと押し込む」ことになってしまったり、奥の物が取り出しにくい……なんてことになってしまいがち。
空間を区切ったり、ボックスや引き出しなどを使って仕切りながら整理していくことで、パッと見て何が入っているのかすぐにわかり、出し入れが簡単にできるようになります。
突っ張り棒で引っかけ収納


押入れやクローゼットなど大型空間なら、突っ張り棒を使った吊り下げ収納をすると便利ですね。例えば、背の小さなお子さんの服を低い位置に設置することで自分でコーディネートを決めやすくなったり、片付けしたりと自立を促進することも。
S字フックと組み合わせてカバンなどを吊るす方法もおすすめです。
100均のプレンティボックスやIKEAのふた付きボックスを使って分類

フタ付きの箱を使って人別、またはアイテム別などで分類しておくとわかりやすく便利です。我が家では、学用品やストック品などを兄妹別に分類してまとめています。クリスマスやハロウィン、お正月などの装飾品を季節別で分けてもわかりやすいですね。
箱収納のポイントは重ねられることがメリットですが、出し入れが面倒になるのがデメリット。箱には出番の少ない物や思い出の品など、長期保管したい物を収納するといいでしょう。
無印のPPケースやファイルボックスで小物や書類もキレイに収納

細々としたアイテムは、無印良品のポリプロピレンケースを使って分類すると、わかりやすく使い勝手も良くなります。収納したいアイテムや必要に応じてケースや引き出しを選びましょう。
ファイルボックスも書類だけでなくスプレー、ワックス類、キッチンではフライパン収納など、さまざまなスペースやアイテムに使うことができます。
ワイヤーラックで空間を無駄なく使用

幅・高さ共に、サイズ・オプションパーツも豊富に揃っているワイヤーラックを使えば、大きな空間も無駄なく効率的に使用することができます。こちらは、押入れに普段着と書籍や小物を収納した事例です。
場所別・棚の収納方法をチェック
キッチン

高い場所にある吊り戸棚には、取っ手付きのカゴがおすすめです。アイテム別に小物や食品をまとめることで、わかりやすく、さらに出し入れも簡単♪ 上の段には使用頻度の低い物、下の段には使用頻度が中ぐらいの物を収納すると便利ですよ。
トイレ

収納棚のあるトイレならカゴを使って、生理用品、掃除用品、消臭用品など、細かいアイテムを収納することができますね。オープン棚の場合はインテリア的にも、ラタンボックスやワイヤーボックスなど見た目がおしゃれな物を選ぶとスッキリまとまります。
ただし、トイレットペーパーなど頻繁によく使うアイテムは、収納用品を使わず棚にそのまま置くだけの方が使い勝手が良いことがあるので気をつけてください。
洗面周り

お客様が使うこともある場所なので、見せない収納にするのをおすすめします。中の見えない不透明なボックスを使って収納しましょう。よく出し入れするアイテムはそのままでも取り出せるように、上の空間をあけて余裕を持たせます。
玄関(シューズ入れ)

ブーツやローファー、子供靴などサイズも高さもバラバラな靴は、コの字ラックを使うとうまく空間を活かすことができます。

シューズ入れにはレイングッズやハンカチ、ティッシュなど、うっかり忘れがちな外に持ち出すものをまとめてカゴに収納しておくと便利です。
整理しやすい棚ってある? 商品を厳選
「どんな棚を買えばいいのかわからない」という方には、以下の商品がおすすめです。棚板が可動式で調整できる、サイズが豊富、伸縮機能が付いている、使いたいスペースに合わせて選べるなど、収納したい場所に合わせて適したものを選びましょう。
ニトリ
ニトリでのおすすめは、棚板を自由に可動できる「カラボ」シリーズ。特に子どもの学用品やランドセル、身支度用品をまとめるのに棚板が調整できる「カラボ」は融通がきくので、成長してからも調節しながら長く使うことが可能です。
●ニトリの「カラボ」はこちら
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/OfficeBookshelfStationery/ColorBox/8841202?ptr=item
カラボシリーズにもピッタリな収納ボックスが「インボックス」。サイズも豊富で大小さまざまな物を収納するのに便利! 見た目もシンプルでスッキリ見せることができます。

●ニトリの「インボックス」はこちら
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/StorageRackDresser/Storage/StorageBasket/8420631s?ptr=item
洗面台下やキッチンシンクの下など、排水トラップがあるスペースや、狭いスペースには、こちらの伸縮フリーラックがおすすめ。排水トラップを避けて棚を設置することができ、棚幅も伸縮できるので狭いスペースを上下で区切るのにピッタリです。
●ニトリの「伸縮フリーラック」はこちら
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/KitchenGoodsTableware/8511286s?ptr=item
洗面台下などに細々した物を収納する場合、「ネームバスケット」を使ってアイテムごとに分けて収納すると、使い勝手が良くまとまります。サイズが豊富なので、収納したい物に合わせて選ぶこともでき、いろいろなスペースに使えるおすすめの収納ボックスです。

IKEA
IKEAでは定番の本棚である「BILLY」。本や雑誌はもちろんのこと、子どもの教科書や文具などを収納するのにも最適です。
棚が可動式なので、持ち物に合わせて調節が可能。カラーも選べるので、インテリアに合わせてセレクトできるのも魅力です。ただし、棚板1枚あたりの最大荷重を越えると板が湾曲しますので、重さには注意。
●IKEAの「BILLY」はこちら
https://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/70351570/
BILLYには同じくIKEAのファイルボックスがおすすめです。ベストサイズで、無駄なく収納することができます。

無印良品
無印良品の中でも、パイン材のあたたかみのある表情が人気の「パイン材ユニットシェルフ」。使用用途に応じて好みのセットを使ったり、オプションでパーツ購入もできるので連結も可能。女性でも簡単に組み立てができるのもおすすめポイントです。

高さ:83.0cm~
幅 :86.0cm~
サイズを組み合わせて、選べるのもポイント!
無印良品では、数種類のカゴやボックスを組み合わせて選ぶことができますが、中でもポリエステル綿麻混・ソフトボックスは、扱いが簡単で、中がコーティングされているので耐水性もあり。さらに、布製なので軽く折り畳めて便利な商品です。サイズも数種類ありますので収納したい物に応じて選択が可能なのも魅力。モジュールが統一されているので、シェルフなどと組み合わせて使えます。

まとめ
さまざまなスペースやグッズでの方法をお伝えしましたが、棚の中を使いやすく収納するコツは、次の3つがポイント!
・空間を仕切る
・手前に立った時に全体が把握できるようにする
・出し入れがしやすい収納方法にする
使いやすい状態に整えるために、ぜひこの3つのポイントを踏まえて棚を上手に活用してみてくださいね。