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- 2026年10月09日 10:31
3児パパ・照英さん「“上の子リスペクト”は間違ってなかった」そう確信した深い理由|Family First #2
俳優・タレントとして活躍し、3児のパパでもある照英さん。“上の子リスペクト”という子育て方針について、「間違っていなかった」と日々感じているそう。その理由とは……?
\タレント・照英さんが初めて語る“目からウロコ”の「父親論」/
陸上競技・やり投げの元アスリートで、タレントとして活躍する3児の父・照英さんが、「家族」と「子育て」を中心に、父親の在り方を独自の視点で綴った子育てエッセイ。
実は「子どもが苦手だった」という照英さんが、なぜ子育てにハマり、“家族を最優先する”という生き方にたどり着いたのでしょうか。一人の父親が、子どもと過ごすなかで感じ、考え、見つけてきた「家族」と「育児」のかたちとは?
これから子育てを始める人はもちろん、今まさに子育て真っ最中の人、そして子育てを終えた人にも、家族について改めて考えるきっかけをくれる一冊です。
書籍『Family First 子どもに泣かれた戦隊ヒーローがたどり着いた「家族」と「育児」のかたち』(著:照英/双葉社)から一部抜粋してお届けします。
間違ってなかったな
「妹にいろいろ教えてあげて」という感じで長男には言い聞かせ、長女には「お兄ちゃんが支えてくれているんだよ」「お兄ちゃんの言うことはちゃんと聞いて」と伝えてきました。
そうやって育てていくうちに、お兄ちゃんがお父さんみたいになっていき、日頃の生活では長女が長男を見習いますし、なんでも長男に教わるくらい仲が良く育った。長女にとって、長男が尊敬できる人になっていったんです。
とにかく、今でも長女は長男が大好き。実際に、「お兄ちゃんが理想のタイプ」「お兄ちゃんが同級生にいたら好きになっちゃう」なんて言って、長男に褒められようものなら泣いて喜んでしまったこともあるんです。スマホのケースには長男の写真を挟んだりしていて、友達に「それ誰? アイドル?」って聞かれても、素直に「お兄ちゃん」と答えてしまったとのこと。過去に私のインスタグラムに長男の写真を載せた時には、それを見ただけで「芸能人だ」と大喜びで、今後、もし長男が役者になったとしたらと話したら、「私がマネージャーになってお兄ちゃんを支えたい」なんて言い始める始末で……。
そのくらいお兄ちゃんが好きなんですよね。もう、恋人ができなくなるんじゃないかと親が心配しちゃうくらいです(笑)。
そんなふうに、ちょっと行きすぎなんじゃないかなという不安もよぎったことがあるくらいなんですが、この育て方をしてきて良かったと感じる出来事もありました。
長女が中学に入ったばかりの頃、何かあるとよく長男に相談するようになっていたんです。
中学に入ると、勉強も今までとは全然違うし、部活やら何やらで環境もガラッと変わります。本人も何かと心配事や悩み事もあったのでしょう。そんな時によく長男と話をしていたんです。そして長男がいろいろアドバイスすると、それを素直に聞き入れて実践しようとしていました。
そんな会話を聞いて、妻も私もたまに口を出したりしたんですが、そうすると今度は、それについてまた長男に意見を求め、それに対して長男がまた答える……そんなやりとりが増えていきました。
中学生って、やはり親の意見を聞きたくなくなる時期。特に長女は、その傾向が早く見られる子でしたから、親に代わって話を聞き、アドバイスをしてくれ、しかも、同年代として親とは違った見方の意見をちゃんと言ってくれる存在って、すごく貴重ですよね。
もちろん、これは長女に限った話ではなく、長男が面倒見のいい、優しい子に育ってくれたからというのもあります。こういう関係って素晴らしいと思うし、この光景がすごく良いなって感じました。やっぱり“上の子リスペクト”の方針は間違ってなかったなと。
一方の長男を見ても、この育て方のいい影響が出ていたようです。幼稚園に通い始めるともう、周りに友達がたくさんいるタイプで。協調性が強い反面、競争意識が少なかったり素直すぎたりするのが、親としては少し心配になるくらいです。
また、高校ではレギュラーでもないのに軟式野球部の副部長に選ばれ、その理由を顧問の先生に聞いてみたら、「彼はベンチからチームを温められるから」「ちゃんとみんなの話を聞いてまとめていくように持っていくのが一番うまいから」だと言うんです。先輩にも一番かわいがられるし、何十人もいる部員とも仲良くできるそうで。
彼が協調性や責任感を持てる人になったという点では、このような育て方がすごくうまくいったと思っています。
きょうだいとは“仲良く遊ぶ家族”
次女が生まれてからも“上の子リスペクト”は継続してきました。次女には「お姉ちゃんはすごいんだよ」ということは日頃から伝えていたんです。そうしたら、長女もお母さんみたいになって、次女は今や、長女の小さなファン。「お姉ちゃんのためなら何でもできる」なんて言って、シール帳やアイドルグッズも作ってあげているみたいで。6歳も離れているのに、2人で韓国料理を食べに新大久保に行ってしまうくらいなんです。
長女が友達と遊びに行くから時間が取れないと言っただけで、「私との時間を作ってほしいのに」と拗ねちゃうし、長女が試験勉強などで夜遅くならないときは、必ず一緒に寝たがります。普段一緒に寝るのはパパやママとなのに、お姉ちゃんが一緒に寝てくれると言ったら、もう親の寝室には寄りつかないんです(笑)。
長女にも、きょうだいの接し方について聞いたことがあるんですが、そうしたら長女は、「姉妹がいる友達が“お姉ちゃんがちっちゃい頃からずっと妹の悪いところばっかりを探しててうるさい”とか、“私の物を奪ってくる”とか言ってるのを聞くけど、そこがうちとは違うなと思う。今も昔も妹はかわいいし、お兄ちゃんにイラついたこともない。上のきょうだいを尊敬して、下のきょうだいには尊敬されるくらい優しくする、それくらい好きになればいいのにと思う」と話しています。
実際に、次女が長女のことが大好きなのは長女もよくわかっているみたいで……。だから、次女のことも「かわいいと思う」そうです。
ちなみに次女は、きょうだいとは“仲良く遊ぶ家族”だと思ってるみたいで、長男のことも、「お兄ちゃんにはもっと遊んでほしいし、お姉ちゃんにはもっと一緒に寝てほしい」と話しています。
続きはぜひ書籍でご覧ください。
※本記事は、『Family First 子どもに泣かれた戦隊ヒーローがたどり着いた「家族」と「育児」のかたち』<著:照英 /双葉社>より抜粋・再編集して作成しました。
