車買取で査定額をアップさせる方法は？　交渉術と注意点

車を中古買取の業者に出すとき、できるだけ高く査定してもらうには、業者選びが大切です。どんな方法を取ればいいのか、ご紹介していきます。

できるだけ高く車を買い取ってほしいなら、一括査定に申し込むのがおすすめです。一括査定サービスはひとつの場所に登録すれば、提携しているすべての買取業者で査定してもらうことができます。

一括査定に申し込むと、複数の業者に買取価格を競わせることになるので、高額買取が狙えます。また、自分で一つひとつの業者に依頼する必要がないので、連絡の手間が省けるのはもちろん、買取業者を探す手間もかかりません。

しかし、その一方で、査定額を知らせる電話やその後のセールスの電話が来るので、対応が面倒臭いというデメリットがあります。また、複数社の査定額を比較することになるので、時間がかかるという欠点もあります。

車は新車購入する際に、ディーラーに依頼すれば買い取ってもらうことができます。しかし、ディーラーで買い取ってもらうときは、あくまでも中古車の下取りという扱いになるため、買取業者に依頼するときよりも、買取額が安くなる可能性も。

買取査定額をアップさせるには、業者選定の他にもいくつかのポイントがあります。どのような点に気をつければいいのでしょうか。さっそく買取査定額を上げるコツについてご紹介します。

整備記録などが記載されているのがメンテナンスノートです。メンテナンスノートを用意しておくと、車への信頼度がアップするため、高く買い取ってもらいやすくなるといわれています。オイル交換をしているかどうかなど細かな点はなかなか見ただけではチェックできないので、メンテナンスノートがあると便利です。

自分の好みで車のカスタマイズをしているという方は多いでしょう。自分で乗っている間は良いですが、買取査定に出す場合は、元に戻せる部分は購入時の純正パーツにしておくことをおすすめします。

ただし、一度カスタマイズで付け替えたものをまたもとに戻すのは、費用だけではなく手間もかかります。無理に外して車本体を傷つけてしまうと、査定額が下がってしまうリスクが高まるので、不安な方は、取り外す前に買取業者に査定してもらった方が良いかもしれません。

車が1番売れるといわれている時期は、3月です。そのため、2～4月は車の買取額が高くなるとされています。また、9月も3月と同じように需要が高まるため、査定額が高くなる傾向があるようす。特に手放す時期にこだわりがないのであれば、3月と9月を狙ってみると良いでしょう。

買取査定額をアップさせたいなら、ただ査定を依頼するのではなく、交渉してみることも大切です。まずは、売りたいという思いを伝えることです。しつこい営業を避けるため、つい「どの程度の値段なのか知りたかっただけ」と言ってしまう方も多いでしょう。しかし、売る気がないと思われてしまうと価格交渉を本気で行えなくなってしまいます。

次に、引き渡し期間を明確にしておくことも大切です。引き渡し期間がいつごろか分からないと、査定を出してから引き渡しまでの期間に車が傷つくリスクがあるため、明確な査定額を出してもらえません。引き渡し日時を伝えることで、「それならこれくらいまで出せる」というようにオークションの相場とあわせて、本気の買取額を提示してもらいやすくなります。

車の買取査定では、思いがけずトラブルに巻き込まれる可能性があるため注意が必要です。ここでは注意したいトラブルケースについてご紹介します。

まず、1つ目が車の査定が終わった後の減額です。車を査定したときに提示された金額に納得していたのに、引き渡した後、減額されてしまったというケースがあるよう。契約書を交わしたはずなのに「本当はもっと価格が低かった」「事故車だった」と業者からいわれてしまうと、どうしても引き下がらなければならないのかという気持ちになってしまいますよね。

契約書の条項でおかしな点はないか、事前にチェックしておいた方が良いでしょう。

また、契約のキャンセルを拒否されてしまい、強引に買取られてしまったというケースもあるようです。契約後のキャンセルを防ぐために、極端に高額な解除料を支払うよう強要されるというパターンも考えられるので注意しましょう。

車の買取業者を選ぶには、一括査定サービスを利用してじっくり探しましょう。買取査定額をアップさせるには、いくつかのポイントがあります。査定を依頼する前にメンテナンスノートを用意するなど、できるだけ高値で手放せるよう工夫してみてくださいね。