
チャタテムシの害虫被害と効果的な駆除方法とは
家の中でよく見かける白っぽくて小さな虫。一見ダニと見間違えそうになりますが、それはチャタテムシと呼ばれる虫です。 チャタテムシは繁殖力が非常に強いため、見つけ次第駆除することが大切。今回はチャタテムシについてご紹介します。
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チャタテムシって?

チャタテムシは、漢字で書くと「茶立虫」と書き、「本シラミ」とも呼ばれています。人間と異なり、単体生殖できるため、非常に繁殖力が強いです。日本のほかたくさんの国に生息しており、活動時期も年中とどこにでもいる害虫として知られています。
体長は1.0~1.3mmと、非常に小さいことで知られています。そのため、ダニと間違う人も少なくありません。羽はなく、頭が大きいという特徴があります。
チャタテムシの生態
チャタテムシは、高温多湿でカビが生えるようなじめじめした場所を好みます。これは、チャタテムシがカビやフケなどを食べるためです。年中生息していますが、乾燥に弱いため、梅雨の時期から湿気の多い秋にかけて活発になります。
家の中でよくみられる場所は食品庫。鰹節や乾麺、小麦粉などの食品のほか、壁紙の糊やダンボール、新聞紙、畳の下などにも生息している可能性が高いです。また、古雑誌にも多く生息するため、しばらく掃除していない書棚などにも多くみられます。
ダニとよく間違われるチャタテムシですが、ダニと異なり噛んだり刺したりはしません。しかし、ダニの一種であるツメダニはチャタテムシを食べます。そのため、チャタテムシが発生したら、それを捕食するダニが集まってくる可能性があるので、ダニの被害に合わないよう対策することが必要。
チャタテムシを駆除するには?


食品庫や書棚に生息しているチャタテムシは、食品にわくだけではなく、ダニの繁殖を促してしまいます。また、繁殖力が非常に強く、メスは生まれてから毎日卵を1、2個というペースで生んでいくため、しっかり駆除しないとどんどん増えてしまいます。では、チャタテムシをどのように駆除したらいいのでしょうか?
幼虫は掃除機や薬品で駆除
チャタテムシの繁殖ペースは非常に高いため、毎日のように卵が孵化し、幼虫が育ってどんどん成虫が増えていきます。幼虫は卵のように集まって生息するため、見つけ次第、掃除機で吸い取ったり、洗剤を付けて拭き取ったりしましょう。
また、殺虫剤も有効です。動いているチャタテムシを見つけたら、噴射タイプの殺虫剤で退治してもいいのですが、吹き飛んでしまわないようになるべく離してください。
大量に発生してしまった場合などは、くん蒸剤を使って、部屋のなかをまるごと対策するのも◎。
チャタテムシの住処をなくす
チャタテムシは湿気を好みます。そのため、定期的に部屋の空気を換気し、ソファの下や食器棚など動かせるものは動かして、日光に当てるようにします。エサとなるカビを除去するのも効果的です。カビが既に発生している場所がある場合は、殺カビ剤を吹き付けた後、防カビ剤を付けると、再びカビが発生するのを防ぐことができるでしょう。
また、古本や古雑誌、ダンボールなどに住み着いている可能性もあるので、早めに処分するようにしてください。
チャタテムシを駆除できるアイテム


チャタテムシは人に対して、害がないといわれていますが、大量に発生したら気持ち悪いですし、ダニの餌となる可能性が高いため、対策しておきたいところ。チャタテムシを駆除できるグッズを集めました。

お部屋全体に対して、チャタテムシ対策をしたい方はくん煙タイプを。また本棚など、蓋がある棚を使っている場合は、チャタテムシが本に潜んでいる可能性があるので開けておきましょう。
終わった後は、ついでに掃除機をかけて、駆除したチャタテムシを吸い取れば対策完了です。

チャタテムシの住処となる、畳やベッドの下、通り道となりそうな場所にシューッとひと吹きかけておきましょう。畳にも細いノズルを差し込んで、噴射できるようになっています。
チャタテムシのほか、シロアリやヤスデ、クモにも効くため1本あると便利です。
まとめ
チャタテムシは非常に繁殖力が強いだけではなく、どの家庭にも住み着きやすい害虫のひとつです。チャタテムシは高温多湿な場所を好むため、湿気の高い夏の時期などは特に注意が必要。大量に発生してしまう前に、対策を講じてくださいね。
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