コストコのエグゼクティブ会員は損？ 他会員との違いを比較してみた

コストコアドバイザーのコストコ男子です。

コストコのエグゼクティブ会員制度が2019年9月からスタートしたのをご存知ですか？

元々、海外のコストコでは、ビジネスメンバーやゴールドスターメンバーといった通常の会員とは違うエグゼクティブ会員というものがありました。

それが、いよいよ日本のコストコでも始まったということで話題になっています。

この記事では、そんなコストコのエグゼクティブ会員について徹底解説していきます！

コストコのエグゼクティブ会員は、これまでにあったコストコのビジネスメンバー（法人会員）やゴールドスターメンバー（個人会員）の上位に位置する、スペシャルな会員制度です。

エグゼクティブ会員になるためには、アップグレードするための年会費を支払えば、どなたでもエグゼクティブ会員になることができるんですよ。

エグゼクティブ会員になると、リワードと呼ばれるコストコのポイントがもらえるようになります。

アップグレードするための年会費は、こちらの通りです。

通常年会費と合算すると
ビジネス会員→年会費3,850円＋エグゼクティブ5,150円＝9,000円
ゴールドスター会員→年会費4,400円＋エグゼクティブ4,600円＝9,000円

ビジネス会員の人も、ゴールドスター会員の人も、エグゼクティブ会員になると、どちらも同じ9,000円（税抜）の年会費がかかるのですが、コストコで買い物をした金額の2%をリワードとして受け取れるとってもお得な制度なんです！

しかも、コストコグローバルカード（クレジットカード）で支払いをすると、エグゼクティブ会員で受け取る2%とは別に、さらに1.5%のリワードがもらえますから、合計3.5%ものリワードがもらえるという計算になりますよ。

では、いったい年間でいくら以上コストコで買い物をすれば、エグゼクティブ会員の年会費の元をとれるのでしょうか？

一般的なゴールドスター会員（個人会員）の人が、1年間でどれくらいコストコで買い物をすればエグゼクティブ会員のアップグレード費用の元がとれるのでしょうか？

結論は……税込みで年間278,300円以上です！

1カ月あたりで計算すると、23,191円ですね。

コストコでは大体2万円以上買うならエグゼクティブに、というアナウンスをしていますが、実際はもう少し高めの23,000円あたりがボーダーになってきます。

おそらく、あの2万円以上というアナウンス金額は、「消費税抜きで」っていう説明が抜けているんだと思います（笑）。

参考までに、どのように計算したか解説しておきますね。

計算としてはまず、ゴールドスター会員の人がエグゼクティブ会員になるためのアップグレード費用をみてみましょう。

【エグゼクティブ会員へのアップグレード費用】
　4,600円+消費税（10%）＝5,060円

【買い物金額別シミュレーション】
まずは、この5,060円を回収するために、コストコで税抜き金額でどれくらい買えば元がとれるのか計算してみました。

リワードを5,060ポイントもらうには税抜き金額でいくら買えばいいのかを計算します。
（消費税はポイント対象ではないので）

5,060円÷2%＝253,000円

消費税率がものによって違うのですが、ここは10%と仮定して計算すると、278,300円となります。

コストコの値段表示は税込みですから、年間のレシートの合計金額が278,300円以上なら、元を取れている計算になりますね。

ただし、以下の商品はポイントが2%ではありませんので、よく購入するものがある場合は注意してください。

【還元率1%】
調剤薬局の処方箋
アルコール商品全般（みりん、料理酒、養命酒を含む）

【還元率0%】
ガソリン/軽油/灯油
コストコ発行のプリペイドカード・商品券
フードコート
チケットプログラム
POSAカード（iTunes、Google Playなど）
瓶・ケース保証金（ウィルキンソンジンジャエールなど）
寄付金
廃タイヤ処理代
配送料（コストコオンラインショッピングでの配送費を含む価格での購入は2%リワード対象）
消費税およびサーチャージ
コストコ提携外部業者によるサービス（コストコフォトセンターなど）
延長保証
年会費

ちなみに補足しておくと、調剤薬局の処方箋のところが1%になっていますが、普通のお薬については通常通り2%還元となります。

また、ガソリンについては還元率0%となっていますが、エグゼクティブ会員としてのリワードは0%ですが、コストコグローバルカードで支払えば、通常の1.5%にプラスして2%のリワード（上限1万円）がもらえるそうですよ！

そんなお得なエグゼクティブ会員になるには、どのようにすればいいのでしょうか？

エグゼクティブ会員になるには、2つの場所で手続きすることができます。

●エグゼクティブ会員の窓口カウンター（入口付近、レジの出口付近）
●レジでのアップグレード

エグゼクティブ会員の窓口カウンターに行くと、エグゼクティブ会員になるメリットだけでなく、会員カードのバーコードを読み取ってくれて、あなたが1年間でどのくらい購入しているかという情報も教えてくれます。

今すぐエグゼクティブ会員にアップグレードする場合の金額も教えてもらえますよ。

ちなみに、先程紹介したエグゼクティブ会員へのアップグレード金額というのは、新規入会もしくは更新時の金額です。

おそらく、ほとんどの人は更新月ではない途中からのアップグレードになりますから、エグゼクティブ会員へのアップグレード費用が、（更新月までの残りの月数）×（月額年会費）となります。

更新月までの残月数ごとのアップグレード費用は、こちらの通りです。（ゴールドスター会員の場合）

ここで気づいてしまった人がいるかもしれませんが、残り2カ月と残り1カ月のアップグレード金額が0円になっていますよね。

なので、更新月の2カ月前に1年分のアップグレードすれば、14カ月分のエグゼクティブ会員資格をゲットできてとってもお得です！

更新月は、いま持っているコストコの会員カードの裏面に「04/16」など「mm/yy」形式で書いてあるので、見てみてくださいね。

ちなみに「04/16」の場合は4月が更新月となります。

エグゼクティブ会員にアップグレードすると、これまで使用されていた会員カードを返却して、新たにエグゼクティブ会員カードをつくることになります。

裏面の写真も撮影をしなおしになりますので、ちゃんと髪型とお化粧を整えてからコストコに行くようにしてくださいね。

また、むかしからコストコの会員になっている人は、会員カードの裏面の更新月（コストコ入会日）が古いままのほうがいいっていう人もいると思います。

更新月はそのまま引き継がれますから、安心してください。

エグゼクティブ会員を解約して、ゴールドスター会員にダウングレードすることもできますが、その場合には注意が必要です。

ゴールドスター会員にダウングレードすると、エグゼクティブ会員にアップグレードしたときの会費は全額返金されますが、エグゼクティブ会員として受け取った2%分のリワードは無効となってしまいます。

また、ダウングレードしてから1年間（12カ月間）は、再度エグゼクティブ会員にアップグレードすることができませんので、慎重に考えてからにしてくださいね。

では、コストコのエグゼクティブ会員になるメリットとは、どんなものがあるのでしょうか？

繰り返しになりますが、コストコのエグゼクティブ会員になると、コストコでの税抜き価格の2%のリワードと呼ばれるポイントがもらえます。

リワードは、1ポイント1円の価値があり、コストコでの買い物で利用することができるんですよ。

ただし、楽天ポイントやTポイントなどのように、いつでも利用できるわけではなく、毎年12月までの1年分のリワードが、翌年の2月に付与されるルールになっています。

すぐに使えないというデメリットはありますが、逆にいうと忘れたころにボーンと入ってくるポイントなので、すぐに使っちゃう人にはメリットかもしれませんね（笑）。

2019年12月31日までにエグゼクティブ会員にアップグレードすると、もれなくエグゼクティブメンバー限定クーラーバッグがもらえますよ！

エグゼクティブという名にふさわしい、高級感のあるクーラーバッグなので、これを持ってコストコで買い物をすれば、ちょっと優越感に浸れるかもしれません（笑）。

海外のコストコでは、エグゼクティブ会員向けのクーポンや割引などがあったりするので、日本でも今後スタートする可能性は十分にあります。

実際に、エグゼクティブ会員の案内リーフレットには、このように書いてありますよ♪

これはかなり期待できそうですね！

海外では、それ以外にもコストコ公式マガジン「コストココネクション」の定期郵送サービスや、生命保険や医療保険などの割引サービス等もあるみたいなので、日本でも展開するかもしれません。

今後のエグゼクティブ会員向けのサービスには要注目ですね♪

2019年は、他にもケーキのネット予約がスタートしたり、これからネット通販もスタートしたりと、コストコもどんどん進化していっています！

今回のエグゼクティブ会員制度は、解約することもできなくはないので、まずは申し込みしてみてもいいのでは？　ぜひエグゼクティブ会員になって、お得なメリットを感じてみてください。