
面倒なゴミの回収……家族の協力を得て"イライラ"を解消するコツとは?
お客さまからお聞きするお悩みのひとつに、「家族がゴミをゴミ箱へ捨ててくれない問題」があります。それでも、ゴミ捨ては週に何度も発生する大事な家事のひとつ。ゴミ捨てに関わる当たり前を、今一度見直してみませんか? 今回は、我が家で取り入れている、ゴミ捨てをラクにこなすコツについてお伝えしたいと思います。
こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®木原ことのです。
すっかり在宅時間が増えた今日このごろ、ゴミの量はどうしても増えがち。
どんなに面倒でも、ゴミの処理は地域のルールに則ってきちんと行わなければいけません。
しかし、「自分以外の家族が、きちんとゴミを捨ててくれない……」「ゴミの回収に、とにかく手間がかかる……」と、ゴミ問題に毎回イライラ!
今回はそんなイライラを解消するため、あるものを手放すことを検討した我が家の事例について、ご紹介したいと思います。
ゴミ箱の数に着目! ゴミ捨てしやすい工夫とは

冷蔵庫の横にかかっている紙袋が、わが家の燃えるゴミ用の袋。
その手前のビニール袋が、シンクの前にかかっている燃えないゴミ用の袋。
メインのゴミ箱はこの2つ。
ゴミがいっぱいになったら袋ごと捨てるだけだから、とても簡単。
ちなみにこの形になる前は、各部屋にひとつずつゴミ箱を置いていました。
各ゴミ箱には、ビニール袋をセット。
ゴミの日の前夜にビニール袋ごとゴミを集め、大きいゴミ袋にまとめて入れることをしていました。
だけど、ビニール袋を外したあとのゴミ箱の底には、ビニール袋に入り損ねた細かなゴミ屑……。
それからなぜか、ときどきベタベタした汚れもゴミ箱に付いていたり……。
ゴミ箱の汚れって、ついつい見て見ないふりしてしまうんですよね。
ゴミ箱の数を減らしてみる

ゴミ箱の数だけゴミ箱本体の掃除も必要になるため、思い切ってゴミ箱の数を減らすことにしました。
わが家は2LDKなのですが、寝室・洗面所・キッチンにひとつずつで合計3つ。
まずはじめは、キッチンにある一番大きなゴミ箱だけにしてみました。
これでゴミの日の前夜、各部屋を回ってゴミを集めることがなくなりました。
ゴミが出た場合は、ゴミを出した人が、その都度キッチンまでゴミを持ってくることになります。
ひとりでゴミを回収して回るのではなく、すでにゴミが集まってくれているのがとてもラクになりました!
ゴミ箱から、ゴミ袋へチェンジ!

以前、キッチンで使っていたのは、足でペダルを踏むとフタが開いて、離すとふわっとフタが閉まるタイプ。
デザインもステンレス製で、しっかりしていて頑丈。
インテリアショップで一目惚れして購入したのですが、とにかく重さがあるのと、内側の作りがフラットではなかったため、私にとってお手入れがとても面倒でした。
手放したいと考えていたとき、欲しいと言ってくれる友人にお譲りすることになりました。
新たに購入したのは、四角くて内側もフラットなフタ付きのゴミ箱。
当時、ブロガーさんの記事でよく見かけた商品です。
しかし、四隅に溜まる汚れを掃除するのにも疲れてしまった私……。
そしてついに、ゴミ箱自体を手放してしまいました。
それができたのは、私の住んでいる地域が、ショッピングバッグなどの紙袋をガムテープで止めると、そのままゴミに出せるシステムであったため(専用の紙袋も販売されています)。
お客さまにもこの方法をオススメしたところ、「今までなかなか、ゴミをゴミ箱に捨ててくれなかった子どもさんが捨ててくれるようになった」とご報告いただきました!
掲載許可をいただいた写真は以前のゴミ箱で、今では紙袋だけにしたそうです。
ゴミが捨てやすくなったワケ

ゴミを回収する必要をなくすには、家族の協力なくては成り立ちません。
各部屋にあるゴミ箱からゴミを集めて、可燃・不燃・プラなどに分別し、さらにラベルを剥がしたりする作業は大変です。
でも、ゴミを出した本人が自分でこれをやってくれるとその作業はなくなります。
少しの手間と、家の中を数歩移動してゴミ箱に捨てに行くだけ。
それがなかなかできなかった原因のひとつには、ゴミ箱のフタが関係していることが多いよう。
そして、ゴミ箱が小さすぎること、ゴミ箱の間口が狭いことも関係しているようですよ。
似たようなお悩みがあるご家庭は、一度、ゴミ箱のフタを外してみることを提案します。
それから、小さすぎるゴミ箱を、大きめのゴミ箱に変えてみることもお試しくださいね。
もし、我が家に今後ゴミ箱が必要になった場合には、角が丸くて内側がフラットな、軽いゴミ箱を選びます!
ゴミを溜め込むことは風水的にもNG

ゴミを捨てるということは、家の中のマイナスのエネルギーを捨てることだと思います。
それから、ゴミが湿気を吸わないように心がけることも大事。
ゴミの重量も軽くなって扱いやすいですよね。
例えば、生ゴミを捨てる三角コーナー。
シンクの中に設置するのではなく、外に出しておくと湿気を溜めずにすみます。
私は専用のホルダーを使っていますが、抵抗のない方は、生ゴミをすべてシンクのゴミ受けに落として、食器洗いの際にまとめて処分する、というやり方もありますね。
シンクの中で使い続けていると、どうしても落ちない水垢などが溜まってしまいます。
落ちない汚れがある三角コーナーを使っているのなら、手放しどきかもしれません。
ちなみに、私が三角コーナーのように使っているポリ袋ホルダーはこちら。
使わないときは畳むことができるので、便利ですよ。

ニオイ漏れNG! 屋外のゴミ箱

我が家は犬用として、ベランダに密閉タイプのゴミ箱を置いています。
ゴミの日までゴミを腐らせないためには、できるだけ日が当たらない場所に設置することがポイント。それに密閉タイプを使うことで、最小限に臭いが抑えられます。
私の使っているゴミ箱は、フタを閉めてしまうと本当に臭わないのです。
犬の使用済みシートだけでなく、赤ちゃんのおむつ専用にするのも最適!

効果のある虫除けスプレーの作り方
さらに、屋外のゴミ箱についての悩みといえば、虫の発生ですよね。
それには、忌避効果のあるアロマオイルで作ったスプレーで対処しています。
効果のあるアロマオイルは、ゼラニウム、ペパーミント、シトロネラ、レモングラス、ユーカリレモン、ティートリー。
殺虫剤ではないので安心して使うことができますが、妊婦中の場合、使用を避けたほうがいいアロマがあるので、注意してくださいね。
【材料】
・精製水 45ml
・無水エタノール5ml
・アロマオイル(2、3種類ほど)約8滴
【作り方】
1. 薬局で、精製水と無水エタノールを購入
2. 無水エタノールとアロマオイルをスプレーボトルに入れて、振り混ぜる
3. 精製水を入れて振り混ぜる
簡単にできるので、こちらもぜひ試してみてくださいね♪
まとめ

おうちの中のゴミの回収が面倒なのは、各家庭共通の問題です。
回収に行っても、ちょっとしか入っていなかったりすると、せっかく取りに来たのに……なんて思ってしまいます。2階建て、3階建てのおうちに住むママとっては、無視できないストレスに。
でも、そんなことでイライラするくらいなら、自分にとってラクなルールを作ってしまえばいいのです。
家族だって、イライラしながらゴミを回収しているよりも、機嫌よく「ゴミを持ってきてー!」とお願いするお母さんのほうがよほどうれしいハズ。
ちなみに不要なものを入れるゴミ箱は、家庭運をつかさどっているそう。
在宅時間が増えた機会に、ゴミ箱の数とゴミ捨てのルールを見直して、家庭運をアップするきっかけになれば幸いです。