
離乳食のなめこはいつから?後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】
つるんとした舌触りがおいしいなめこですが、赤ちゃんはいつごろから食べられるのでしょうか。離乳食での開始時期の目安とともに、水煮缶は使えるか、洗ったほうがいいか、冷凍は可能かなどについてもお伝えします。レシピもご紹介しますので、参考にしてくださいね。
なめこ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

・後期の調理:噛み切れないことがあるので避けてもいいが、あげる場合は細かくきざむ
・完了期の調理:細かくきざむ
なめこの旬と栄養素
天然のなめこの旬は10月中旬~11月ごろですが、生産量が少ないため店頭に並ぶことはほとんどありません。現在流通しているなめこは人工的に栽培されているもののため、一年中手に入る食材です。なめこは石づきがないもののほうが一般的ですが、石づきがついた状態のなめこ(株とりなめこ)もあります。

なお、なめこは約95%が水分で、ビタミンB群やカリウム、マグネシウムなどのミネラルと食物繊維を含んでいます。
離乳食のなめこ、下処理・下ごしらえの方法
なめこを赤ちゃんに食べさせる時は、普段とは違ったひと手間が必要です。
下処理のコツ

なめこは、大人は水洗いしなくても食べられますが、ぬめりにおがくずなどが付着している可能性もあるため、赤ちゃんには水洗いすると安心です。洗った後は沸騰したお湯に湯通しし、細かくきざみ、料理に使うと安心でしょう。株とりなめこの場合は、石づきを切り落としてから使います。
調理上の注意点
なめこは食物繊維が多く噛み切りにくいので、繊維を断ち切るように必ず細かくきざみましょう。なめこは大人でも生で食べることができない食材の1つです。特に離乳食ではしっかりと加熱をすることが大切です。また、なめこは傷みやすい食材のため、購入後1~2日以内には食べましょう。
なめこの離乳食、よくある疑問
次に、水煮缶や量など離乳食になめこを使うときに疑問に思うことにお答えします。
なめこの水煮缶詰は使える?

なめこは加熱処理をして缶詰や真空パックで販売されているものもありますが、基本的に赤ちゃんにも使うことは可能です。
ただし、なめこは食物繊維が多く噛み切りにくく、ぬめりでツルンとそのまま飲み込んでしまう危険性もあるため、必ず細かくきざみましょう。ぬめりが気になるときは洗い、一度茹でることをおすすめします。
なめこをたくさん食べても大丈夫?
なめこにはお腹の中で溶けにくい食物繊維(不溶性食物繊維)が多く含まれており、消化機能が未発達な赤ちゃんが食べすぎると、お腹が痛くなる可能性もあります。他の野菜を中心にとり、なめこは多くなりすぎないようにしておくと良いでしょう。
なめこは冷凍できる?
なめこを冷凍することは可能です。なめこを茹で、細かくきざんだものを1回の使用分ずつ小分けにして、ストックしておくと離乳食づくりに便利です。食品の安全面を考慮し、冷凍保存したものは1週間を目安に食べ切るようにしましょう。
なめこの離乳食レシピ! 後期・完了期
最後になめこを使ったオススメのレシピをご紹介します。
<離乳後期のレシピ>納豆となめこのお麩煮

材料(1回量)
・ひきわり納豆 小さじ2
・なめこ 5g
・キャベツ 10g
・お麩 2個
・だし汁 70ml
・しょうゆ 少々
・水溶き片栗粉 少々(水:片栗粉=1:1)
作り方
① ひきわり納豆となめこは茹でる
② なめこは細かくきざみ、キャベツとお麩は粗みじん切りにする
③ 鍋に①・②とだし汁を加え、キャベツがやわらかくなるまで煮る
④ 煮立ったら、しょうゆで味をととのえ、水溶き片栗粉でとろみをつける
<離乳完了期のレシピ>あじとなめこのみぞれ煮

材料(1回量)
・あじ 15~20g(刺身1切れ程度)
・大根 15g
・なめこ 10g
・だし汁 100ml
・しょうゆ 数滴
・砂糖 ひとつまみ
作り方
① 大根は皮をむいてすりおろし、なめこは茹でて細かくきざむ
② 鍋に①とだし汁を入れ、煮る
③ ②にあじを入れひと煮立ちしたら調味料を入れ、味をととのえる
<離乳後期・完了期のレシピ>けんちんうどん

① うどんはやわらかくなるまで茹で、1cmほどの長さに切る
② なめこは茹でて細かくきざみ、大根・にんじんは5mm角ほどの大きさに切る
③ 鍋にだし汁と②を加え、やわらかくなるまで煮る
④ 食べやすい大きさに切った豆腐と①を③に加え、ひと煮立ちしたらしょうゆで味を調える
まとめ

なめこ特有のぬめりは、スープに加えるなどすると自然に料理にとろみがつくため、わざわざとろみづけをする必要もなく、離乳食には便利な食材です。しかし、食物繊維が多く弾力もあるので、注意してあげたい食材の1つでもあります。与える際は必ず細かくきざんで与えましょう。様々な食材に親しむことも離乳期にはとっても大切です。
(文:茅野陽 先生、監修:川口由美子 先生)
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