こんなに簡単!? 子どもと一緒に作れるバナナのおやつレシピ3選
栄養価も高く、お手ごろ価格で手に入るバナナは、おやつとしても優秀。そのまま食べるだけでなく、スイーツ作りの材料としてもオススメです。今回は子どもと一緒に作れる、とっても簡単なバナナを使ったおやつをご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
離乳食から取り入れられるバナナは、そのまま食べても、おやつ作りの材料にしてもおいしいですよね。我が家でも、子どもが小さいころからお世話になっています。もともと甘みもあるからか、離乳食のころはバナナさえ入れれば食べてくれ、これがなかったら困っていたかも!
子どもが大きくなっても、すぐに栄養補給できるバナナは、手ごろなおやつとして活躍。皮を剥いてすぐに食べられるので、おうちでも外出時にもパッと出して食べることができてしまうところがいいですよね。
そんな便利なバナナですが、唯一困ることが、割と早く柔らかくなったり黒ずんでしまうこと。柔らかくなってしまったバナナは、おやつ作りの材料として活用すると、バナナの甘みやしっとりとした特長を生かせます。
おやつ作りに取り入れるときのコツ
バナナは熟してくると皮に黒い斑点が出てきます。これをシュガースポットと言いますが、これはバナナが甘くなった証。おやつ作りに使うなら、このシュガースポットが出てきてからのほうが、甘く柔らかくなっているので向いています。
シュガースポットが出てくるころには、皮も柔らかく、実のほうも柔らかくなってきます。中にはちょっと硬めのころが好き! という人もいると思いますが(私も娘もそのまま食べるなら硬めが好き)、加工する場合は柔らかくなって、手で力を加えるとホロホロッと崩れるくらいが使いやすく、仕上がりもよくなります。完全につぶして生地に混ぜ込むような場合は、ちょっと茶色くなって、崩れそうなくらいのほうがおいしくできるときもあるんですよ。
バナナは空気に触れたり、加熱すると茶色くなります。加熱して調理するようなレシピだと、バナナが茶色くなるのは仕方がないので、特に気にしなくでください。
生食で使う場合は、変色を止めるためにレモン汁を振りかけて防ぎます。レモン汁のほかに塩水やはちみつでも効果があります。色をきれいに仕上げたいときには試してみてくださいね。
バナナを使った簡単おやつ3選
バナナを使ったおやつは簡単なものが多く、思い立ったらすぐに作れるレシピがたくさん。
今回は特に、子どもと一緒に作れる簡単なレシピをピックアップしました。ボウルに材料をどんどん加えて混ぜていくだけ、袋に材料を入れてもみもみするだけ、といった「~だけ」で作れるものばかりです。
ワンボウルで混ぜるだけ! バナナケーキ
ふんわり柔らかで、しっとりしているバナナケーキ。栄養価も高いので、おやつや軽食にもOK! どんどん材料を入れ、ぐるぐると混ぜていけば生地ができるので失敗なく作れます。
【材料(バウンド型1個分)】
・バナナ……1本
・卵……1個
・薄力粉……100g
・砂糖……60g
・無塩バター……50g
・塩……小さじ1/4
・ベーキングソーダ(重曹)……小さじ1/2
・シナモン……お好みで
・バニラエッセンス……数滴
・ミックスナッツ……30g
・チョコチップ……適量
※窒息などの恐れがあるので、ナッツ類や豆は5歳ごろまでは食べさせないようにしてください。
【作り方】
① ボウルにバナナを入れ、つぶす。
② 卵、バニラエッセンスを加えて混ぜる。
③ 砂糖を加えて混ぜる。
④ バターを電子レンジで加熱して溶かして、加えて混ぜる。
⑤ 薄力粉、塩、ベーキングソーダ、シナモンを加えて混ぜる。
これで生地ができました。どんどん加えて混ぜるだけです。
⑥ パウンド型にオーブンペーパーを敷き、生地を流し入れ、チョコチップとナッツをかける。
⑦ 180℃に予熱したオーブンで30分~40分焼く。
串で刺して生地がついてこなくなったら中まで火が通っています。オーブンによって焼き時間が変わることもあるので、時間は調整してください。
焼いているとバナナの甘い香りが広がります♪ 焼き立てはふわふわ、冷めるとしっとり。どちらも美味しいです。
もみもみするだけ! チョコバナナアイス
バナナはスムージーやアイス作りにもぴったり。つぶすだけでとろみがつくので、口当たりのよい仕上がりになります。今回はフリーザーバッグに入れてもみもみするだけのレシピです。
【材料(4人分)】
・バナナ……3本
・生クリーム……200ml
・純ココア……大さじ3
・砂糖……大さじ2
バナナの甘さによって砂糖の分量は調整してください。
【作り方】
① バナナの皮を剥き、フリーザーバッグに入れて、袋をもみもみしてつぶす。
② 生クリーム、純ココア、砂糖を加えて混ぜる。
③ 空気を抜くようにして口を閉じ、金属バットに乗せて冷凍庫へ。
④ 固まるまで数回出してはもみもみして崩す。
何度か崩すことで、口当たりがよくなります。
完全に固まっていると、冷凍庫から出してすぐはカチンコチンですが、しばらく置くとスプーンでも取りやすくなります。
出してすぐはシャリっとした食感が強く、少し溶けてくるとバナナのとろみがより感じられるまったりとした食感に。
耳と鼻まわりをバナナで、目や口はチョコで作ればくまちゃんアイスに変身♪ デコレーション次第で、もっと楽しめます。
チョコバナナは間違いない組み合わせですが、まだチョコは食べさせたくない年齢のお子さんにはほかの組み合わせにしてみて。バナナにキウイ&牛乳、ブルーベリー&ヨーグルト、きなこ&豆乳など、バナナはさまざまなフルーツに合わせやすいのでいろいろな味を作ることができます。
レンチンして混ぜるだけ! バナナプリン
最後にご紹介するのは、ゼラチンや卵など不使用で作れる簡単バナナプリン。バナナに含まれるペクチンと牛乳のカルシウムが反応して固まる力を使います。通常、バナナと牛乳を混ぜても固まりませんが、これは酵素の働きがあるから。電子レンジで温めることにより、酵素が壊れ、ペクチンとカルシウムが反応できるようになります。
【材料(4個分)】
・バナナ……大きめ2本(皮を剥いて200~250g)
・牛乳……150ml
・砂糖……小さじ1
(デコレーション)
生クリーム、バナナ、タイム、キャラメルソース
デコレーションはお好みで。
【作り方】
① バナナを耐熱容器にちぎって入れ、ふんわりラップをかける。
② 600wの電子レンジで3分加熱。
③ バナナ、牛乳、砂糖をミキサーやブレンダーを使って混ぜ合わせる。
④ プリンカップに入れて冷蔵庫で冷やす。
数時間後、固まったらつるんとカップから外れるようになります。カップはあらかじめ内側を濡らしてから、生地を入れるとはがれやすくなります。
※何時間冷やしても固まらないときは、いくつかの原因が考えられます。
【ペクチンの量が少ない】
バナナの量が少なかったり、熟していないバナナを使うとペクチンの量が足りません。シュガースポットの出たバナナを使うようにしてください。
【混ぜ方が足りない】
ペクチンとカルシウムがよく反応するように、しっかり混ぜ合わせると、分離したりすることなく固まりやすいです。滑らかになるまで撹拌するようにしましょう。
もし固まらなかったとしても、失敗と思わず、スムージーとして味わったり、先にご紹介したアイスにしてもOK!
バナナの甘みで十分なくらい甘いですが、生クリームやキャラメルソースなど、お好みでデコレーションしてください。
ゼラチンなどで固めたわけではないので、ぷるんとしたしっかり食感ではなく、とろんとした溶けるような柔らかな食感です。
まとめ
バナナは栄養も豊富で、皮を剥いてすぐに食べられる手軽さが魅力ですが、おやつ作りの材料としても優秀です。自然な甘さととろみで、しっとりさせたり、柔らかな食感になったり、簡単に美味しいおやつを作ることができます。
今回は特に、子どもと一緒におやつ作りができるようなレシピを集めました。材料を混ぜるだけ、もみもみするだけ、といったシンプルな作業なので、思い立ったらすぐに作ることができます。トッピングや具材を変えてアレンジも自由にできるので、ぜひ作ってみてくださいね♪