
ママたちが実践する、子どもから「行きたくない」と言われたときの対処法
子どもが保育園や幼稚園、学校に「行きたくない!」と言い出したら、どうしますか? 朝の慌ただしい時間、出発直前に言われて困ってしまったママも多いのでは。「なんで?」「どうして?」とパニックになったとき、先輩ママの対応が参考になるかもしれません。

とりあえず気分を変えて出かける
子どもの言い出したことが本気かどうか、わからないときがありますよね。ちょっとしたことでへそを曲げてしまったようなときは、気分を変えてあげるとうまくいくことも。
「行かなきゃダメ!」と怒ったり、なだめたりするのではなく、まったく別方向からの声かけで対応している、という回答がありました。そのほかにも、「大好きなおもちゃやぬいぐるみをお散歩させようね」と、とりあえず家の外に連れ出す方法も参考になります。
帰宅後の楽しみを提案する
「行って帰ってきたら楽しいことが待っている」というご褒美作戦は有効なようです。仕事帰りの寄り道を楽しみに会社へ出かける大人と同じですね。
そのためには、考えるだけでワクワクするようなご褒美を提案してあげるのがポイント。「お迎えに行くから帰りにおやつを一緒に選ぼうね」など、いつもは我慢していることがいいかもしれませんね。
お友達の力を借りる
複数のママたちが実践している「○○ちゃんが待ってるよ」という声かけは、子どもの元気を引き出す方法として効果があるようです。ただし、前日にトラブルがあったお友達の名前を出すと逆効果かも……。
回答のなかには、「先生が待ってるよ」という声かけもありました。
「お友達」「先生」というかたちで、固有名詞を使わないほうが応用が利きそうです。
きちんと理由をきいてあげる
「行きたくない!」の理由が「テレビの続きを見たいから」「まだ家で遊びたいから」という理由なら安心ですが、もしかすると、もっと大きな理由があるのかもしれません。
多くの先輩ママがそんな心配をしつつ「理由を聞く」という回答をあげてくれました。「意地悪をする子がいる」「給食が食べられない」などの理由なら、根本的な解決が必要になることも。
じっくり話をきいてもらうだけでも安心する子もいます。理由をきいて「気持ちわかるよ」と共感してあげることも大事ですね。
無理はさせない
大人の事情が許せば、という状況が大前提ですが、なかにはきっぱり「休ませる」という回答も。普段は「行きたくない」と言わない子の場合は、様子を見て判断するのも方法のひとつです。
とはいえ、行かないことが当たり前になってしまうと大人も困りますね。自分のなかで行かせるか休ませるかの基準をしっかり持っておき、ぶれない態度のほうが子どもは安心します。
まとめ
朝の忙しい時間に子どもから「行きたくない!」といわれると、大人は焦ってしまいますね。子どもの年齢が上がると、行きたくない理由にいじめなども考えられるので、いっそうドキッとしてしまいます。
判断のポイントは、やはり普段のコミュニケーション。いつもと様子が違うと感じたら、「無理させない」「叱らない」であげてください。午後から熱があがることもあるので、体調にも注意です。
親業は難しいことばかりですが、がんばりましょう!
マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年8月3日~8月7日
調査人数:150人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)