昼干し派・夜干し派ともにオススメ！ カインズの物干し「パタラン」の魅力

カインズから発売されているランドリーラックで、今回購入した商品「パタラン」の正式名称は、「ロング丈も掛けられる アルミ折りたたみランドリーラック パタラン」です。

見ての通り、洗濯物を干すためのランドリーラックなのですが、今まで使ってきたランドリーラックとはひと味もふた味も違う使い心地。

片づけのプロとして大型のモノを増やすことはしばらく控えていたのですが、「これは買ってよかった！」と声を大にして言いたい代物でした。

我が家は、共働きの30代夫婦と小学生2人の4人家族。

築30年オーバーの借家に住んでおり、外には屋根のある物干し場はあるものの、室内には今流行りのランドリースペースなんてありません。旧式の洗面脱衣室のみで、お風呂に浴室乾燥なんて機能はもちろんついていません。

私も主人も仕事の都合で出張があったり、夜遅くなったりと不規則なこともあり、洗濯は必ず朝とは限りません。朝でも夕方でも夜でも、できるときに洗濯を回していくというスタイルなので、ときに「洗濯を回したいのに干す場所がない！」なんてことも起こるのです。

そんなある日、愛用していたIKEAの洗濯干し商品が壊れました。この商品はもうすでに発売終了しており、後継商品は前回のものとは跡形もなく変わっているもの。大好きな商品だったので修理しながらギリギリ使っていましたが、もう寿命が……という状態になりました。

そこで、「どんな洗濯干し商品が自分たちのライフスタイルや使い方にフィットするものなのかな?」と夫婦で考えました。

・雨の日でも夜でも干せるように、室内に置ける洗濯物干しがいい。
・ポールはもちろん、タオルや子供たちのハーフパンツなどかけられる場所が欲しい。
・干す場所がその日の天気や仕事の帰宅時間によって変わる可能性があるので、移動がしやすいものがいい。
・色は絶対シンプルな白で派手な装飾などはいらない。

以上が夫婦で出した条件。そして探していたときに巡り会ったのが、今回ご紹介するカインズの「パタラン」でした。

「パタラン」は購入すると、こんな長方形の四角い薄い箱に入っています。自分自身で組み立てをするようになっています。

「ここから、あんな立体的な大きなランドリーグッズになるのかしら」と心配になっちゃうくらいですが、大丈夫！

画像と文章で丁寧に組み立て方が書いてあります。説明書が苦手で感覚的に行動を起こしてしまうタイプの私でさえ、わかりやすく書かれているのでどんどん進めていけます。

全てのパーツはビニールの袋に入っているのですが、出してみるとこんな感じです。思っていたよりもシンプルなパーツが並んでいてひと安心。

自分で組み立てるタイプの商品は、ネジやナットなど小さな部品がいくつもあると、その止め方ひとつで耐久性に関係していきます。DIYに慣れていない私はそこが心配だったのですが、部品数はこれだけでした。

さぁ、アラフォーワーママがひとりで組み立てていきますよ。

説明書の通りに組み立てていくと、指示内容は「はめこむ」「さしこむ」がほとんど！ ポール自体の大きさが綿密に計算されていて、間をつなぐ部品はないのでめちゃくちゃ簡単です。

「ひとりで作るぞ」と意気込んでいたので、どれだけ時間がかかるのか一応キッチンタイマーで計っていたのですが、いらないくらいでした。

撮影もしながらで全部完成するまで、だいたい12分くらい。少し感動する速さです。

ひとつだけちょっと難しいパーツがあるとしたら、キャスターをつけるところでした。穴の中に長いネジのついたキャスターをはめ込んでいくのですが、うまく入らないんです。

「部品壊したら嫌だし、キャスターの替えもついていないしどうしよう……」と不安に思いながらやるので、ますます入らなくて（苦笑）。

もともと力が強い私でもなかなか入らず、ここだけは夫にヘルプを頼みました。夫も初めは恐る恐る触っていましたが、無事完了。

夫曰く、「穴の先端だけ硬いので、キャスターを一気に真っ直ぐ入れる！ 」がコツだそうです。

【ロング丈もかけられる！ パタランの商品特徴】

本体サイズ-幅（cm）:1,160mm～1,470mm
本体サイズ-奥行（cm）:765mm
本体サイズ-高さ（cm）:1,530mm
収納時サイズ:幅140mm×奥行765mm×高さ1,530mm

特徴
・アルミ製で軽く、片手で簡単にたためてコンパクトに。
・軽い上にキャスターつきで持ち運びがラク。
・風が通りやすい設計なので乾きやすい。
・フェイスタオルが10枚以上、タオルハンガーでバスタオルも干せる。40ピンチ相当のハンガーが2つ掛けられ、ロング丈も干せる。

材質・素材
・パイプ／アルミニウム合金
・樹脂部／ABS樹脂
・キャスター／ポリプロピレン
・タオルハンガー／ワイヤー

耐荷重:20kg（竿：4kg、タオルバー：0.25kg、タオルハンガー：0.5kg／1本あたり）
生産国:中国
重量:3.6kg

となっています。

先にご紹介した「どんな洗濯干し商品が自分たちのライフスタイルや使い方にフィットするものなのかな?」と出した4つの条件全て、パタランはしっかり叶えてくれる商品でした。

写真見た方は、「どこに干してるの!?」と思われそうですが、キッチンです。

古い家なので、コンセントの位置を考えて除湿乾燥機を回すとしたらここがちょうどよかった場所なのですが（笑）。こんな狭いキッチンにも対応してくれるコンパクトなサイズ感が素晴らしいです。

この日はパジャマ4人分、下着4人分、子どもの制服2人分、スポーツタオル4枚、大人の私服2人分を洗っているのですが、それでもこれだけの余裕があります。

最近は除湿機やサーキュレーターをうまく使って洗濯乾燥するお家が多いですよね。我が家ももれなく使用しています。ホームページで商品設計上通気をよくしている、とのことだったのですが、下からの通風でしっかり乾かすことができました。

夜10時に干して、朝6時に確認してみると、夫の私服パンツと私のデニム、子どもたちの制服の襟の裏はまだ湿っている感じがしましたが、そのほかはカラッと乾いていましたよ。

この日はパタランでの昼干しに挑戦です。朝は晴れているけど、これからの天気がわからない場合や、出かけるので家に長時間いないときには、室内干しがとても便利ですよね。

わが家は２階に10畳の和室があるので、キッチンよりも広く、場所をしっかり使ってダイナミックに干しております。

ハンガーにかけるものはもちろん、タオルハンガー部分に子どもたちの体操服のハーフパンツが干せるので、通気もよく大満足です。

基本のベースに加え、パタランは細かいところもとっても便利です。サイドにフックがついているのですが、洗った帽子や子どもたちの上靴を引っ掛けたり、雨に少しだけ濡れちゃったカバンを乾かすことも出来ます。

今回はそんなに小物がなかったので、ピンチハンガーを引っ掛けています。

サイドのバスタオルハンガーには、バスタオルはもちろん、ちょっとしたモノも乾かすことが出来ます。

今回は夫の夏用の室内スリッパを干してみましたが、子どもたちの小さなぬいぐるみクッション、私のお化粧に使うブラシやパフなども置いたりと、密かに大活躍している場所です。

使わないときには設置方法を変えて畳むことができるので、とても柔軟性の高いアイテムです。

これまで散々機能性について誉めてきた私ですが、「パタラン」を買ってみて、実は一番気に入っている機能はこれ。それはおしゃれでいて軽くて薄いこと！

洗濯ってどこのご家庭でもほぼ毎日するものですよね。ただ、洗濯物干し関連のものっておしゃれを追求すると重くなりがち……。もちろん濡れたものを干すので、干した後はさらに重くて動かしにくいんです。だからといって、味気ないステンレス素材が室内にあると、ちょっとテンションが下がってしまい、「なんだかな……」と思ってしまう私。

おしゃれと軽さは両立できないのか？ と思っていた矢先に出会ったのが、オールホワイトで統一されている「パタラン」だったのです。

そして、畳むとこんなにコンパクトになるんです。厚さは14センチ。昔使ってたベビーカーよりも断然薄いです！

商品の真ん中にある取っ手を片手で引くだけで、簡単にこの大きさになります。力が必要なく、スムーズに動いてくれるのでママの味方ですよね。おかげで、キッチンに干したり2階の和室に干したりと、洗濯物干しそのものを動かして、自分の干したい場所で楽に干すという希望も叶えることが出来ました。

夫も初めて持ったときの一言が「軽い！」でした。夫にとっても使い勝手がいいようで、洗濯を以前にも増して主体的にしてくれていて、私も助かっています。

ほぼ毎日の作業である「洗濯」。だからこそ、使うツールって本当に大事だったんだなと感じました。我慢せずに早く買い替えればよかった……とも（笑）。

今は共働きのおうちも増えて、洗濯を夜に回したり、外に干せないご夫婦も多いと思います。でもそんなとき、小回りの効く「パタラン」は、洗濯に関するお悩みをたくさん解消してくれますよ。とってもコンパクトなので、収納も場所を取りません。

我が家は今後も「パタラン」と一緒に、共働き生活を乗り切っていこうと思います。

あなたのお洗濯ライフが少しでも楽になりますように。この記事が参考になれば嬉しいです。