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2021年11月22日 15:50 更新

100均突っ張り棒と牛乳パックで収納できる! お店のような人形用クローゼット

お人形でごっこ遊びをしている子どもの姿は、とても微笑ましいですね。けれども、お人形の洋服や、小さな靴や帽子を「どう収納したらよいのか?」と、片づけのたびに迷ってしまっていませんか? そこで今回は、子どもが自分で選び・戻せるように、100均アイテムと牛乳パックで作ったお人形用クローゼットをご紹介いたします。

こんにちは。ライフオーガナイザー®︎の佐藤美香です。

子どもの成長って、目まぐるしいですね。よく遊ぶおもちゃも変わりますし、手が届く高さも変われば、出来ることだって変わります。そこで困るのが、おもちゃの収納。特にお人形遊びは、靴や帽子などの小さなものも多く、洋服もワンピースのように丈の長いものもあれば、短パンのようなものもあります。子どもが自分で管理しやすくするには、どうしたらよいのか? と考え、お人形用のクローゼットを自作しました。

クローゼットを作るまでに考えたことや、作ったときに使ったものについてご紹介いたします。身近なもので簡単にできるので、収納に困っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

おもちゃの収納は「定期的な見直し」が必要

現在5歳になる三女のおもちゃ収納に使っているのは、ニトリのカラーボックス。棚板の高さを調整できるので、子どもの成長に合わせて、棚板の位置を変えて使っています。

今まで「Nカラボ ワイドA4 3段」というものを使っていましたが、廃盤になったようです。調べてみると、似たタイプで「カラーボックス Nカラボ ワイド3段(ホワイトウォッシュ)」がありました。

ちなみに、3歳のころの様子がこちら。

おもちゃの収納

このころは、ブロックや絵本など、私や上の子と一緒に遊ぶものがメインでした。けれども、4歳になるとひとりでおままごとやお人形遊びをするようになってきました。少しの間様子をみていたのですが、気がつけばおもちゃの収納はこんな状態に……。

おもちゃの収納

ずっと遊んでいるものもあれば、もう遊ばなくなっているもの、新たによく遊ぶようになったものが混在しています(汗)。おもちゃの上に、さらにおもちゃをのせている所も、目立つようになってきました。

さらに、お人形遊びする機会が増えたことで、保管していた長女・次女が小さいころに遊んでいたお人形の洋服も出してきたため、おもちゃを収納するためのカラーボックスに入りきらなくなってしまいました。

そこで、今遊んでいないものは親戚の子にあげたりしながら手放し、今遊んでいるおもちゃが入るようにしました。

よく遊ぶおもちゃを特等席に

おもちゃを見直した後は、今度は収納場所の見直しです。今一番お気に入りのお人形や洋服を、三女がとりやすい位置に配置することにしました。といっても、使いやすい下から2段目は、人形や洋服を並べたりするには少し狭い……せっかくなので、棚板を調整して、人形用のクロ―ゼットを作ることにしました。

おもちゃの収納

十分なスペースを確保して、これからお人形用のクローゼットを作っていこうと思ったものの、いざ中身を全部出すとカラーボックスが随分汚れていることに気がつきました。

おもちゃの収納

経年劣化による汚れというところでしょうか……。拭いてみましたが、一向にきれいになりません。よく見ると傷もアチコチにありました。

使いたくなる! ワクワクする工夫

せっかくのお人形用クローゼットなので、ここは子どもがワクワクするような可愛らしい空間にしたい。そこで、汚れた部分にはリメイクシートを貼ることにしました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

リメイクシートはセリアで購入したもの。三女と「どれにしようか?」と選ぶのも、楽しい時間となりました。

使ったときのことを想像して道具を選ぶ

リメイクシートを貼ったら、ここからがクローゼット作りの本番です。たくさんある人形の洋服を全部並べることができるように、横に突っ張り棒をすることにしました。

ここで気になるのが、お人形用のハンガーを使うか? ということ。ハンガーを使って、洋服を並べれば選びやすい! けれども、遊んでいる間、あちこちにハンガーが散らばる様子が目に浮かびます(汗)。それに、三女が自分で小さなハンガーに小さな洋服をかけて、もとに戻すか? も気になりました。

せっかく洋服が選びやすいクローゼットを作っても、散らばるハンガーにイライラして怒ってしまうのは避けたい……。そこで、突っ張り棒から直接洋服を出し入れできる仕組みを考えました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

突っ張り棒に、100均で購入したカードリング25mmを通し、そこにステンレスミニピンチを通した19mmのカードリングを取りつけました。洋服はミニピンチで挟みます。サイズの違う2つのリングを使ったのは、大きめのリングで突っ張り棒のすべりをよくしたかったのと、2つ繋げることで挟んだ洋服が動きやすくなるためでした。少しでも、子どもでも扱いやすくしたかったのです。

家の収納を考えるとき、ついスペースを無駄にしないようにと、スペースを余すことなくキッチリと入れたくなります。けれども、子どもが使う場所は、子どもが出し入れしやすいことが最優先。少しぐらい遊びといわれる余白のようなスペースもあると安心です。

今あるものを利用した収納

洋服を掛けるところまで完成したものの、ほかにも靴や帽子、突っ張り棒にかけるには小さすぎる水着などの収納スペースが必要です。そこで、洗って乾かしていた豆乳のパックを利用し、よくクローゼットの収納で見かけるシャツホルダーを作りました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

小さな衣類を収納するのにちょうどよいサイズにパックを切り、残りで中の仕切りも作りました。仕上げに、別の場所で使って残っていたリメイクシートを貼りました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

また、丈の短めの衣類とブーツ類を2段で収納できるように、編み棒と針金を組み合わせ、カードリングとミニピンチを取りつけました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

またシューズボックスには、引き出しを仕切るため使っていたケースを利用。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

牛乳パックを折って、2段にしました。同じシリーズのハーフサイズのケースは、バック入れとしてそのまま使うことにしました。

クローゼットの材料&買い足したもの

それぞれ作ったものを配置して出来上がりです。今回購入した商品はこちら。

100均のリングファイル、ステンレスピンチ、突っ張り棒など

カードリングやピンチは、使いながら買い足しました。また、三女からのリクエストでアクリルミラーを貼り、右側にはベレー帽を掛けられるようにミニ粘着フックを足しました。どれも、100均で揃うものばかりです。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

毎回キッチリでなくてもOKのユルラクなルール

試行錯誤しながら少しずつ進めていったため、出来上がるまでには1週間ほどかかりました。だからといって、毎回キッチリもとに戻すか? というと、そうでもありません……。「とりあえず」で入れることも少なくありません。けれども、この空間の中に戻せばOKとしています。

以前は、全部ひとまとめに大きな箱に入れていたため、1枚欲しい服を出すのにも、箱ごとひっくり返していました。そのため、あちこちに服や小物が散らばってしまい、探すのに苦労していたのです。遊び前に捜索するのに時間がかかって、遊ぶ時間がなくなってしまってはもったいない。そのため、すぐ遊べる状態ならばOK。洋服が積みあがってきたなと思ったら、声をかける程度です。

おかげで? 1年たった今でも楽しそうに使っています。また、私自身もいろいろ考えながら作ったため、とても愛着のある空間となりました。

おもちゃの収納 人形用クローゼット

まとめ

忙しい毎日の中で、子どもの成長に合わせて、その都度収納を見直すのは大変なことだと思います。けれども、声をかけ、聞いていくことで、子どもの片づけやすい方法が見つかりやすくなります。子どもが楽しんで、自分から片づけるようになる、なんてことになれば、ママもラクができるというもの。ぜひ、子どもとの収納見直しタイムも楽しんでみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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