子どもの耳掃除はやっちゃダメ!? 上原さくらさん「信じられないくらい耳垢が詰まって」と衝撃
タレントの上原さくらさんが、一歳半になる長女が風邪をひいて耳鼻科へ連れて行き、本当に驚くことがあったとブログに綴っています。それは子どもの耳に、驚くべきサイズの耳垢がたくさん詰まっていたから。子どもの耳掃除をどんなふうにすればいいのか悩むママパパは多いと思いますが、「耳垢は取らなくていい」って本当なのでしょうか?
「信じられないくらい耳垢が詰まっていた」
上原さくらさんは、風邪症状が長引いている長女を連れて耳鼻科へ行き、鼻水の吸引と耳垢の除去をしてもらったとブログに投稿しました。耳も鼻も喉もとても丁寧に診てもらい、受診して良かったと感謝を綴りつつ、「風邪症状とは関係ないことでしたが、耳垢を取ってもらってビックリ 信じられないくらい耳垢が詰まっていたんです」と驚きの様子でした。
これまで長女の耳の穴は、上原さんが時々、綿棒で軽く掃除していたそう。にもかかわらず、上原さん自身の耳からさえ「1度も出たことのないサイズの耳垢」がたくさん取れたため、「何事かと本当に驚いてしまいました」とのこと。
ただ、耳鼻科では「普段はポロッと落ちてくるから掃除しなくてもいいんですよ」と、こうした受診の機会に医師に診てもらうくらいでちょうどいいと言われたそう。
「娘の小さな耳にあんなに耳垢が入っていたら、聞こえにくかったんじゃないかと可哀想になっちゃいましたが、今回スッキリ出来てよかったです」
(上原さくらさんオフィシャルブログより)
耳鼻科で診てもらうと、驚くほど大きな耳垢が詰まっていることって、ありますよね。でも子どもの耳掃除はどのくらいの頻度で、どんなふうにすればいいのでしょうか?
上原さくらさん43歳での出産直後から2ヶ月間の記録
赤ちゃんの耳掃除はしてもいいの?
耳垢(みみあか・じこう)は、耳の入り口から鼓膜に至るまでの外耳道という細長い穴の皮膚がはがれてきたものに、脂分や粘液などの分泌物、そしてホコリが混ざったものです。耳垢は人によってベタベタだったりカサカサだったりしますが、これは外耳道からの分泌物の量に差があるからと言われています。
耳掃除の頻度は月1、2回で十分。耳の中の皮膚は、新陳代謝しながら鼓膜から入り口に向かって毎日徐々に移動するため、その動きによって耳垢は自然に耳の奥から外へと押し出されます。
とはいえ、まったく耳掃除をしなくていいわけでもありません。耳垢がたまりすぎると難聴になりますし、外耳道に湿疹ができやすくなったりするからです。耳垢が栓のように詰まっていたり、耳の中にくっついて取れない場合は、無理やりとろうとせず耳鼻咽喉科で取ってもらいましょう。
耳垢が栓のように詰まっているなどの状態でなければ、耳の奥の耳垢は普通、自然に入り口付近に出てくるものなので、耳の入り口や周りをきれいにすればそれで十分です。奥まで掃除しようとすると耳垢を奥に押し込んでしまい、かえって取りにくくなることもあります。
家庭でお子さんの耳掃除をする場合は、綿棒はベビー用を用意してください。赤ちゃんの小さな耳に入りやすく、皮膚を傷つけにくくなっているからです。持ち方は、鉛筆を持つように綿棒の軸の中央あたりを持ちましょう。耳たぶを少し引っ張る方が掃除しやすくなります。
赤ちゃんが動くと綿棒が奥まで入ってしまって耳を傷つける可能性があるので、赤ちゃんの頭はしっかり固定しましょう。耳掃除を嫌がって暴れることもあるので、できれば大人は2人いたほうがよいでしょう。
決して奥まで入れようとせず、赤ちゃんの頭をしっかり押さえて、耳の入口の汚れが見える部分だけを、綿棒を1〜2回まわして優しくぬぐうだけで完了です。やりすぎないように気をつけててください。
なお、耳垢がカサカサで粉っぽかったり、汚れがとりづらい場合は、綿棒にベビーオイルやワセリンをつけるととれやすくなります。また、耳介の内側はガーゼを使ってやさしくぬぐい、耳の裏側も入浴時などにぬぐってあげましょう。「きれいになって気持ちいいね」などと声掛けしながら行ってみてください。
ちなみに沐浴で耳に水が入ってしまったとき、綿棒で水をふきとる必要はありません。耳に水が入ったとしても、体温で蒸発するといわれています。耳に入った水が気になる場合でも、ガーゼや脱脂綿をあてたり、入った方の耳を下にして寝かせれば大丈夫なことがほとんどです。