
5歳向け!読み聞かせ絵本のおすすめ20選
5歳にもなると、読める本も増え、絵本の世界もグーンと広がりますね。この時期の子供の成長や特徴、人気の絵本について紹介していきます。
- 5歳児におすすめの絵本20選
- おすすめの絵本1「フレデリック」
- おすすめの絵本2「100かいだてのいえ」
- おすすめの絵本3「まくらのせんにん そこのあなたの巻」
- おすすめの絵本4「からすのパンやさん」
- おすすめの絵本5「こんとあき」
- おすすめの絵本6「おしいれのぼうけん」
- おすすめの絵本7「はじめてのおつかい」
- おすすめの絵本8「めっきらもっきら どおん どん」
- おすすめの絵本9「さけの かけごえ どんどこせ」
- おすすめの絵本10「にじいろのさかな うみのそこのぼうけん」
- おすすめの絵本11「バムとケロのにちようび」
- おすすめの絵本12「11ぴきのねこ」
- おすすめの絵本13「きょうはなんのひ?」
- おすすめの絵本14「ないしょのおともだち」
- おすすめの絵本15・16「ちのはなし」「はははのはなし」
- おすすめの絵本17「しろいうさぎとくろいうさぎ」
- おすすめの絵本18「3びきのかわいいオオカミ」
- おすすめの絵本19「まいごのてがみ」
- おすすめの絵本20「おまえうまそうだな」
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5歳児の発育 特徴や興味 絵本の進め方


この頃になると就学前の準備を意識するご両親が多くいるのではないでしょうか。園での集団生活にも慣れ、お友達と遊んだり、仲間意識の芽生えコミュニケーションも育まれ、心も体も成長している頃です。
就学前の準備期間として「文字」の取り組みを行っている園もあることでしょう。いつのまにか「文字」を覚えていて、自分の名前をかける子供もいると思います。絵本も短い文章から少し長いストーリなど読める子供もいると思います。是非お子さんの興味のある絵本を与えましょう。文字が読めるようになったからといって、読み聞かせを終えるのではなく、就学してからも是非読んであげてください。
5歳児におすすめの絵本20選
おすすめの絵本1「フレデリック」

ちょっとかわったのねずみ「フレデリック」のおはなしです。冬が近づく中、みんなでひるもよるも働きます。でも、フレデリックだけは違います。みんなはフレデリックがなんで働かないの?と聞くと、「さむくてくらいふゆのために、おひさまのひかりをあつめている」と答えます。
フレデリックのマイペースにみんなあきれてしましすが、いざふゆになると、みんなはフレデリックが働いてた事を思いだし…?フレデリックの言動を通して、いろんなことを考えさせられるステキな絵本です。
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社
おすすめの絵本2「100かいだてのいえ」

ほしをみるのがだいすきな「トチくん」という男の子が手紙をもらうところから物語は始まります。
「ぼくは100かいだての いえのてっぺんに すんでいます。 あそびにきてください。」
とちくんは、その家にあそびにいきます。1階、2階、3階……と、絵本を縦に下から、読みあげていくと、いろんな動物や虫が次々と登場してきて……ユニークな世界が広がります。
一番てっぺんに住んでいたのは……? 想像力が豊かになります。
作:いわい としお
出版社: 偕成社
発行日: 2008年05月
おすすめの絵本3「まくらのせんにん そこのあなたの巻」

次から次へと、謎の穴にはまってしまう動物たち。穴にはまった動物を何とかしようとした、まくらのせんにんも、なんと穴にはまってしまいます。
そんな中、まくらのせんにんが「こうなったら、『そこのあなた』にたのむしかないな」と読んでいる人に問いかけてきます。そこのあなたは、何をするのでしょうか? 自分自身もまるで絵本の世界に入ってしまったかのように、楽しめる本になっています。
作・絵:かがくい ひろし
出版社: 佼成出版社
発行日: 2010年01月
おすすめの絵本4「からすのパンやさん」

からすのパンやさんのうちに、4羽の赤ちゃんがうまれました。お父さんとお母さんはうれしくて、4羽を大事に育てます。ところが、赤ちゃんを大事にするあまり、パンは黒こげ、半焼きに。お店も散らかったままで、お客さんが減り貧乏になっていきます。そこで、成長した子供たちが考えたのは……?
4羽のからすの個性がイラストにもそれぞれ表現されていて、ストーリーとイラストと2倍楽しめる内容になっています。
作:かこ さとし
出版社: 偕成社
発行日: 1973年09月
おすすめの絵本5「こんとあき」

おばあちゃんに頼まれて、あきのお守り役や遊び相手としてやってきた「こん」。こんは、あきが誕生すると、お守りや遊び相手として、大活躍してくれます。ところが、あきが成長して、こんはだんだん古くなっていき、とうとうある日こんの腕がほころびてしまいます。
あきとこんは おばあちゃんに直してもらおうと、汽車に乗って二人で出かけますが……。あきとこんの2人の友情や、家族の愛に優しい気持ちになれる本です。
作: 林 明子
出版社: 福音館書店
発行日: 1989年06月
おすすめの絵本6「おしいれのぼうけん」

さくら保育園には、こわいものが2つあります。ひとつは言うことをきかない子が入れられてしまう「おしいれ」と、もうひとつは先生たちがやる人形劇に出てくる「ねずみばあさん」です。お昼寝前にケンカをした、さとしとあきらはおしいれに入れられてしまいます。
おしいれに入れられた、さとしとあきらは互いに手を握り合い、冒険がはじまって……。発売されて以来、子供たちから圧倒的な人気を集め、読みごたえのある長めのお話です。
作:ふるた たるひ たばた せいいち
出版社: 童心社
発行日: 1974年11月01日
おすすめの絵本7「はじめてのおつかい」

5歳のみいちゃんは、ある日ママからおつかいを頼まれることからお話が始まります。ママは忙しいので、あかちゃんの牛乳をお願いされたのです。
はじめてのおつかいを頼まれた、みいちゃん。お店に行くまでに自転車にぶつかりそうになったり、お友達にあったり坂の上で転んでしまったりと、ハラハラ・ドキドキが続きますが……。子供の自立や成長を育む絵本です。
作:筒井 頼子 絵:林 明子
出版社: 福音館書店
発行日: 1977年04月
おすすめの絵本8「めっきらもっきら どおん どん」

遊ぶお友達がいない、かんたは一人であそびに行きます。めちゃくちゃな歌をうたっていると、風にのって奇妙な声が聞こえてきました。耳をすまして中をのぞきこんだとたん、穴にすいこまれてしまいます。穴の中には、かんたと遊んでほしいおばけ三人がかんたにとびついてきて……?
子供の視点で表現されており、気づけば不思議な世界にワープ!非日常の楽しさが味わえます。
作: 長谷川 摂子
絵: ふりや なな
出版社: 福音館書店
おすすめの絵本9「さけの かけごえ どんどこせ」

さけの一生のお話です。川で産まれるところから始まり、大きく成長すると、約4年海で過ごし、やがて卵を産むために放流された川にかえってきます。ところが川の近くには、人も暮らしているので、さけをとったり食べたりすることもあります。それを暮らしの支えにしてる人々もいるのです。
主人公に寄り添いながら、さけの目線で、いのちの尊さを学ぶことができます。
著者: 菅原 たくや
出版社: 文化出版局
おすすめの絵本10「にじいろのさかな うみのそこのぼうけん」

にじいろの魚、にじうおくんがうみのそこに自分のウロコを落としてしまったことから、物語は始まります。海の底は真っ暗で、にじうおくんやにじうおくんのお友達も行くのを止める中、自分の大事なうろこを探す為に海の底を冒険しますが……。
海の底は個性豊かな深海魚がたくさんいて、次々と不思議な仲間達が登場してきます。キラキラ光るホログラム印刷になっており、美しいイラストに夢中になります。ちょっぴり勇気がもらえる一冊で、シリーズでも楽しめます。
作・絵: マーカス・フィスター
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 講談社
おすすめの絵本11「バムとケロのにちようび」

雨の日の日曜日、お外遊びができないので、ケロが汚した部屋を片付けて、絵本を読むことにしたバムとケロ。屋根裏部屋に絵本を探しに行くと、蛾やネズミや虫がうじゃうじゃ! 絵本を取ってくるためには、あの虫たちをどうにかしないといけませんが……。
世界中にファンがいる「バムとケロシリーズ」より、1作目のお話です。しっかりものの犬のバムと、イタズラ好きなカエルのケロのコンビが繰り広げる楽しい日々を描いています。細かいところまでよく書き込まれていて、シリーズのほかの絵本を読み進めると、「このキャラクター、前の絵本にも出てた!」という隠しキャラが見つかることも。飽きずに何度でも開きたくなる作品です。
作: 島田 ゆか
出版社: 文溪堂
おすすめの絵本12「11ぴきのねこ」

お腹を空かせた11匹のねこが、みんなで力を合わせて怪物のような大きな魚を捕まえるお話です。魚を捕まえてイカダで引いて帰る途中、夜になって……。
1967年に発売されてから現在まで、いろいろな世代に愛されているロングセラー絵本です。とらねこ大将が率いる11匹のねこたちは、いつも腹ペコで、ちょっとずるくて、でも憎めないキャラクターが魅力。最後のオチは、いつも子供たちの笑いを誘ってくれますよ。
作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
おすすめの絵本13「きょうはなんのひ?」

小学生のまみこがお父さんとお母さんに仕掛ける、心温まる謎解きストーリー。お母さんはまみこからの指令が書いてある手紙を見つけるため、家中や庭を探し回ります。全部見つけると、その手紙にはとびっきり素敵な仕掛けがあって……。
林明子さんのほんわかした優しい絵と、まみこの巧妙な作戦の対比が絶妙な絵本です。筆者もこの本を読んで、同じように母親に「まみこの手紙作戦」を決行した思い出があります。親になってから子供に読み聞かせしたときには、胸が詰まってなかなか次を読めませんでした。まみこが一生懸命考えたであろう最高のアイデアに、親子で感心して感動してみてください。
作: 瀬田 貞二
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
おすすめの絵本14「ないしょのおともだち」

同じ家に住む人間の女の子マリーと、女の子ネズミの秘密の交流が描かれた作品です。ストーリーは、さらにその子ども世代にまで及びます。調度品の細かなところまで描かれたバーバラ・マクリントックの絵が美しく、「ママにはないしょ!」という“秘密”に心躍らせるようになる5歳児にとっては、憧れのお話です。人間のマネをしたネズミの部屋のインテリアは、要注目ですよ。
作: ビバリー・ドノフリオ
絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本 友美子
出版社: ほるぷ出版
おすすめの絵本15・16「ちのはなし」「はははのはなし」


血の働きや、虫の働き・虫歯の怖さを、子どもでも理解できるようにわかりやすく描いた「かがくのとも」シリーズのロングセラー。『ちのはなし』は1978年、『はははのはなし』は1972年の発行とあって、小さい頃に読んだことのあるパパとママも多いのでは? “からだ”に対する子どもの好奇心を満たし、読み手である親も勉強になる絵本です。特に、かこさとしさんの『はははのはなし』は、歯磨き嫌いな子を持つママ必読!
<ちのはなし>
作・絵: ほりうち せいいち
出版社: 福音館書店
<はははのはなし>
作・絵: 加古 里子
出版社: 福音館書店
おすすめの絵本17「しろいうさぎとくろいうさぎ」

白いうさぎと黒いうさぎの結婚をテーマにしたお話。プロポーズや結婚式の贈り物としても選ばれることが多いという作品で、「大切な人(白いうさぎ)とずっと一緒にいたい」という、黒いうさぎの純粋な愛情が感じられます。水墨画のような淡い絵で描くうさぎの毛がふわふわで、思わず触りたくなってしまいますよ。
文・絵: ガース・ウィリアムズ
訳: 松岡 享子
出版社: 福音館書店
おすすめの絵本18「3びきのかわいいオオカミ」

3匹のオオカミが、お母さんに言われて自分たちの家を建てるも、悪いブタに家を壊されてしまうお話です。と、ここまで聞いて「あれ? どこかで聞いたことのある話……?」と思った人は鋭い! 実はこの絵本、『3びきのこぶた』のパロディ。笑えるくらい凶悪なブタは、ハンバーをぶん回し、電気ドリルやダイナマイトまで使って頑丈な家を破壊します。この破壊のシーンに、子どもたちは大ウケ! でもラストは、意外な展開を迎えて……。
それぞれの立場が入れ替わることで、視点を変えて見ることのおもしろさを教えてくれる本です。
作:ユージーン・トリビザス
絵:ヘレン・オクセンバリー
訳:こだま ともこ
出版社:冨山房
おすすめの絵本19「まいごのてがみ」

雨に濡れて文字が消え、宛先不明になってしまったハガキ。郵便屋さんのクマさんと森の動物たちが協力し、一緒に推理しながら届け先を探しだすお話です。実際にかわいいハガキが綴じ込まれていて、絵本の世界をよりリアルに感じることができます。
作: 石井 睦美
絵: 平岡瞳
出版社: 世界文化社
おすすめの絵本20「おまえうまそうだな」

アンキロサウルスの赤ちゃんがひとりぼっちで生まれ、しくしく泣きながら歩いていると、目の前にはティラノサウルスが……。絶体絶命かと思われたアンキロサウルスの赤ちゃんですが、ティラノサウルスが「ひひひひ……おまえうまそうだな」と言ったことから、物語は大きく動き出します。「おとうさーん! ぼくのなまえ“ウマソウ”なんでしょ?」と言ってティラノサウルスの足にしがみつくアンキロサウルス。そこから、2匹一緒の生活が始まり……。
「愛情」という形のないものを描かせたら右に出るものはいない、西宮達也さんの種族を超えた感動の物語です。目つきが悪く、凶暴で乱暴者のイメージがあるティラノサウルスが、本来なら“獲物”であるアンキロサウルスと触れ合うことで芽生えていく「父性愛」を描いているので、パパと一緒に読むのもおすすめ。ちなみに、このティラノサウルスのお話はシリーズ化していて、15冊出ています。どれも恐竜たちを通して、いろいろな愛情の形を教えてくれる良書です。
作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社