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2022年02月08日 07:28 更新

【クイズ】実はカロリー計算よりも大事! ダイエット中の食事で重視するべきこと『やせるのはどっち?』Vol.5

子育てで日々忙しいパパ&ママこそ、正しい運動と食事で効率のよいダイエットを実践したいですね。福原愛選手や青学駅伝チームのトレーナーも務めた中野ジェームズ修一さんの著書『やせるのはどっち?理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)より、ダイエットの正解がわかるクイズを連載でお届けします!

Q ダイエット中の食事で重視するべきことは?

A カロリーをどれだけ抑えられたか

B 何を何回食べたのか

正解はこっち!

B 何を何回食べたのか

食事はカロリーではなく中身が大事です。

「低カロリーだから」と、こんにゃくばかり、キャベツばかり食べ続けてしまう......。失敗ダイエットによくあるパターンです。
特定の食べ物ばかりを摂り続けることは、ストレスやリバウンドの原因になります。何よりも体を作る材料が足りなくなり、筋肉が削げ落ちてガリガリの体になったり、肌色が悪くなったりなど、ただただ、不健康にやせてしまいます。
でも、みなさんが目指しているのは、「健康的でイイ感じにやせる」ことではないでしょうか?
食事はカロリーではなく中身が大事です。その理由を、簡単に説明しましょう。
まず、筋肉を作るにはタンパク質が必要です。体調が悪いと積極的に体を動かす気にならないので、体調を整えるビタミンとミネラルも当然、必要。また、体脂肪を燃焼させるにはエネルギー源が必要なので、糖質も欠かせません。さらに、高カロリーだからと敬遠される脂質も体には必須。なぜならホルモンの生成やビタミンを体に吸収するためには脂質が欠かせないからです。
あらゆる栄養素には役割があり、偏らず食べることではじめて働きます。「カロリーが高いから揚げ物はダメ」「こんにゃく麺以外の麺類はNG!」と食べてはいけないものを並べるよりも、「バランスのよい食事」を摂るほうが、間違いなく「イイ感じ」にやせます。

とはいえ、この「バランスのいい食事」の基準がわかりにくい。結局、そこがカロリー基準に走ってしまう要因でもあると思います。
そこで、「バランスのいい食事」を誰でも簡単に実践できる方法を教えましょう。ズバリ、「1日で14品目をコンプリートする」という食事法です。
この食事法では、「1日に何を何回食べられたか」を考えます。ルールは2つ。
【1】14に分けた品目にあてはまる食材を、1日1回食べる。
【2】ただし、穀類は1日3食必ず食べる。

これだけで、自動的にバランスのよい食事の完成です。
例えば朝食にトースト、ハムエッグ、ドレッシングをかけたトマトサラダ、フルーツ入りのヨーグルトを食べたとします。すると朝食だけで「穀類」「肉類」「卵」「緑黄色野菜」「油類」「果物類」「乳製品」の7品目を摂ったことになります(品目の分類は下記参照)。
この食事法を使えば、「夕食にステーキ(肉類)を食べたいから、朝はハム(肉類)をやめておこう」というふうに、1日の食事を上手に組み立てられるようになります。

大切なのは、考えなしに食べたいものだけを食べるという習慣をなくすこと。
「低カロリーでヘルシーだから」と野菜ばかり食べる、「楽だから」と朝食に買い置きした甘い菓子パンを食べ、間食もチョコやクッキーを食べる……といった食事を続けていると、どうしても栄養は偏ります。
1食、1食、「摂り過ぎの品目はないか?」「不足しがちな品目はどれか?」を考えるクセをつけると、自分にはどんな食品が足りなくなりやすいかがわかります。
摂り過ぎの品目を不足している品目に入れ替え、バランスを整える。これを意識していくと、必ず、食生活が改善されていきます。
最初は、毎日厳密に品目を達成できなくてもOK。できるときに頑張ろう!ぐらいの気持ちでトライしてみてください。

14品目一覧

この食事法では、「何を何回食べられたか」を考えます。これだけで、自動的にバランスのよい食事の完成です。

14品目食事法のルール
【1】14に分けた品目にあてはまる食材を、1日1回食べる。
【2】ただし、穀類は1日3食必ず食べる。

※しょう油、みそなど、油類以外の調味料はカウントしない。

(著:中野ジェームズ修一、イラスト:斉藤ヨーコ『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

書籍『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』について

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青山学院大学・駅伝チーム指導も担当する一流トレーナーの著者による、
"読む"パーソナルトレーニング!!

産後太りに悩みつつも、子育てに追われてダイエットの最新情報のアップデートすらままならない!というママにも。
子育てが落ち着いてダイエットしたいけれど、久しぶりで何から始めていいかわからない……というママにもおすすめ!

ゆっくり本を読む時間がない、という人も大丈夫。
この本は1日に1つのクイズを読んでいけば、1ヶ月で運動やダイエットの「正解」がわかるようになっています。

効率よくダイエットするためには、正しい知識がマストです。
まず本書を読むことから始めてみては。
ダイエットのやる気もアップさせてくれる心強い1冊です。

中野ジェームズ修一さんのプロフィール

●PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
●米国スポーツ医学会認定運動生理学士
●(株)スポーツモチベーション最高技術責任者
●(社)フィジカルトレーナー協会(PTI)代表理事

「理論的かつ結果を出すトレーナー」として数多くのトップアスリートやチームのトレーナーを歴任。とくに卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペア(藤井瑞希選手・垣岩令佳選手)、マラソンの神野大地選手の個人トレーナーとして広く知られている。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化も担当。ランニングなどのパフォーマンスアップや健康維持増進のための講演、執筆など多方向で活躍。近年は超高齢化社会における健康寿命延伸のための啓蒙活動にも注力している。自身が技術責任者を務める東京都・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」は、無理なく楽しく運動を続けられる施設として、幅広い層から支持を集め活況を呈している。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)などベストセラー多数。

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