イモトアヤコさん産後一番の悩み「気を抜くとキーボードの文字が二重に見えてくる」
昨年末に第一子の男の子を出産したイモトアヤコさん。“珍獣ハンター”として世界各国を旅してきましたが、経験豊富なイモトさんをもってしても、新生児の育児はなかなかハードモードのようです。
寝顔写真と「息子よ、すまん」
イモトアヤコさんは自身のウェブマガジン『よかん日和』のコラム記事を2月9日に更新し、「息子が産まれて一ヶ月。 生活が一変した。本当に一変した。」と綴っています。タイトルは「ないものねだり」。
妊娠期間もさまざまな変化に驚くことばかりだったものの、産後は「それをはるかに上回る変化」に、どうにかこうにかついていくのが精一杯だというイモトさん。自身の体の変化だけでなく、赤ん坊を無事に生かして育てることを第一義とすると生活が激変するため、戸惑いも大きかったのでしょう。
その大きな変化でつらいことのナンバーワンは「とにかく睡眠不足」だといい、2~3時間おきに授乳しあやすことをエンドレスで繰り返すため、「産まれてからまとまって寝るということが不可能」な状態が続いているそうです。
件のコラムを書くにあたっても、「正直これを書いている今も、気を抜くとキーボードの文字が二重に見えてくる。誤字脱字万歳だ」と綴り、慢性的な睡眠不足がかなり堪えているよう。「今の息子は今しかない」と、日に日に成長する姿に温かい気持ちを覚えつつも、いま一番強い思いは「眠たい。。。」 。自らの寝顔写真を添えて、「息子よ、すまん」と、コラムを締めくくっていました。
ちなみに妊娠後期はうまく眠れずに悩んでおり、長い夜を「早く朝になれ」と思って過ごしていたというイモトさん。今ではたっぷり眠れる夜時間がほしいので、「つくづく、人ってないものねだりをするものだと思う」と表していますが、出産前から長く続く睡眠不足はやはり体の不調も引き起こしかねません。
イモトさんのInstagramには、「ホントに新生児期は大変ですよね。うちの上の子も背中スイッチがいくつもあった子で、床で寝た記憶がないくらいです」「そんな時があったと思い出しましたーとにかく寝かせてーっ!ですよね」といった共感のコメントが寄せられています。
また、「私も今4ヶ月の息子を育ててます。同じく眠いwでも産まれて直ぐの頃よりはすこーし寝れる様になりました」「家事仕事は手抜きでOK。そのうち赤ちゃんのリズムが出来ればこなせるようになります。睡眠、栄養しっかりとって頑張ってくださいね」と、エールも届けられていました。
理由もなく泣き続けることもある
妊娠後期~臨月にかけて、夜にうまく眠れないという妊婦さんは少なくありません。夜中に何度も目が覚めることが増える原因としては、おなかが大きく重くなったこと、おなかの張りや胎動、頻尿、腰痛などによる影響があげられます。眠りが浅くなり睡眠不足になってしまうので、日中に強烈な眠気に襲われたりもします。
そして出産を無事終えるとノンストップで育児に突入。またも睡眠不足の日々が続きます。赤ちゃんが寝ている間に自分も眠り、少しでも体を休めることができればいいのですが、興奮していてうまく寝付けなかったり、ちょっとした物音や小さな泣き声も気になって目が覚めてしまったりと、なかなかぐっすり眠ることは難しいですよね。
また、初産婦の場合は特に「赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからなくてつらい」という悩みも多く、泣き止ませようと必死になるがあまり、自分の睡眠時間がほとんど確保できないということもあるでしょう。
赤ちゃんが泣いていると、何かを求めていたり、つらい、苦しいなどの感情を訴えているように見えますが、授乳やオムツ替え、温度や湿度などの不快感を取り除いてもなお泣いているときもあります。
特に赤ちゃんが低月齢のころは、理由もなく泣くこともあります。これは「パープルクライング」と呼ばれ、理由がないだけでなく、なかなか泣き止まないことでも知られています。あやしても抵抗するように泣き続け、心配になってしまうものですが、泣きのピークは生後2ヶ月ごろで、生後3~5ヶ月くらいにこうした泣きは減っていきます。
産後しばらくはどうしてもついてまわる「まとまった睡眠がとれない問題」ですが、できればパートナーや家族に子どもを託し、泥のように眠る時間を持てたらいいですね。
